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65号車LEON AMGがタイヤ無交換作戦で今季初V、逆転でGT300タイトル獲得!|スーパーGT最終戦もてぎ

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65号車LEON AMGがタイヤ無交換作戦で今季初V、逆転でGT300タイトル獲得!|スーパーGT最終戦もてぎ

 ツインリンクもてぎで行われた2018スーパーGT最終戦。GT300クラスは今季初勝利を挙げた#65 LEON CVSTOS AMGが逆転でシリーズチャンピオンを獲得した。

 前日の予選日同様に晴天に恵まれた最終戦もてぎ。GT300クラスは29台がスターティンググリッドに着く予定だったが、#48 植毛GT-Rがトラブルでグリッドにつけずピットスタート。また#5 マッハ車検MC86 Y’s distractionもパレードラップ開始時にグリッドを離れられず、ピットにマシンが戻された。

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 気温24度、路面温度30度の中で始まった決勝レース。#88 マネパ ランボルギーニ GT3(マルコ・マペッリ)がホールショットを奪い1コーナーへ。そこに#0 グッドスマイル初音ミクAMG(片岡龍也)が2番手で続いた。

 一方、後方では#25 HOPPY 86 MCと#87 リーガルフロンティア ランボルギーニ GT3がヘアピンで接触。87号車がコースオフを喫したが、審議の結果この一件はレーシングアクシデントという判断となった。

 88号車が順調にリードを広げていく中、序盤から白熱したバトルを見せたのが5番手の#65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹)と6番手の#31 TOYOTA PRIUS apr GT(平手晃平)。ペースとしては平手の方がよく、各コーナーで積極的に仕掛けたが黒澤も巧みにブロック。両者の争いはレース中盤まで続いた。

 またランキング首位の#55 ARTA BMW M6 GT3は高木真一がスタートドライバーを担当。10番手スタートから5周目には#34 Modulo KENWOOD NSX GT3を捉え9番手に浮上した。

 トップの88号車は順調に周回を重ね、7周を終えた時点で早くも後続とのリードは5秒に。その後もペースを緩めることなく、さらにその差を広げる走りを見せた。

 11周目には、#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3がV字コーナーを抜けたところで、コース上にマシンを止めるハプニングがあったが、すぐに再スタートすることができ戦列に復帰した。

 その一方、2番手の0号車は10周を過ぎたあたりから#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)と#11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信)に接近され、徐々に防戦一方となる展開となった。

 序盤から続いていた5番手争いは18周目に動きを見せる。1コーナーで31号車が65号車をついにオーバーテイク。5番手に浮上した。その後も31号車の平手はペースを上げ前方のマシンを追いかけた。

 ここまで順調な走りで13秒ものリードを築いていた88号車だが、19周目のヘアピンを立ち上がったところで左リヤタイヤがパンクしてしまった。幸いトラブル発生がピットロードに近い位置だったこととレース全体の3分の1をクリアしていたこともあり、そのままピットイン。平峰に交代したが、ピットアウトした2周後に左リヤタイヤが再びパンク。またしてもスローダウンを余儀なくされた。

 これと同じタイミングで65号車がピットイン。なんとタイヤ無交換で蒲生尚弥にバトンをつないだ。20周目にはトップに立った0号車もピットへ。谷口信輝に交代し、左側の2本のみタイヤ交換を行いピットストップ時間を短縮した。

 これでトップに立ったのは11号車、2番手に61号車が続いたが、そこに31号車の平手が追いつき23周目のS字で2番手に浮上。ポジションを下げた61号車はそのままピットイン。山内英輝に交代した。

 翌24周目には11号車もピットインしたため、これで31号車がトップに浮上。また着実に追い上げてきた55号車も3番手に上がった。

 トップの31号車はライバルと比べて第1スティントを長めにとる作戦で、32周目にピットイン。こちらもタイヤ無交換作戦を選んだ。しかしピットアウトすると、65号車が先に1コーナーを通過。実質的なトップを奪われてしまった。

 また33周目に55号車もピットインし、こちらもタイヤ無交換。ショーン・ウォーキンショーにドライバー交代するが、コースに復帰すると6番手に後退。さらに61号車の山内英輝にもトップを奪われ7番手に下がると、その後もズルズルと後退してしまった。

 全車がピットストップを終え、トップに立った65号車の蒲生は後続とのリードを保ち順調に周回。しかし、タイヤ無交換ということもあり終盤はペースが下がり、2番手の31号車(嵯峨宏紀)に接近されたが、最後までポジションを守り今季初のトップチェッカーを受けた。

 2位には31号車、3位には0号車が続き、55号車は9位に終わった。これにより、逆転で65号車の黒澤治樹/蒲生尚弥組がシリーズチャンピオンを獲得。チーム結成以来初の栄冠を手にした。

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