現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ハザードにパッシングにブレーキ5回点灯!? 誰が始めたか「暗黙の」灯火類コミュニケーション6つ

ここから本文です

ハザードにパッシングにブレーキ5回点灯!? 誰が始めたか「暗黙の」灯火類コミュニケーション6つ

掲載 28
ハザードにパッシングにブレーキ5回点灯!? 誰が始めたか「暗黙の」灯火類コミュニケーション6つ

 この記事をまとめると

■灯火類にはドライバーが自分の意志を外部に伝えるための独特な使い方がある

観光客にとっては恐怖でしかない! 巷で言われる「ご当地交通ルール」は基本的に道交法違反

■危険を知らせるためのハザードやパッシングによる意思表示が代表的

■意思が伝わらないこともあるだけに使い方に気をつける必要がある

 街で見かける灯火類による意思疎通の意味

 日々、クルマを運転していると、いつの間にか使っている(相手が使っている)意思表示があります。たとえば「サンキューハザード」のように、かなりの確率で発信者の意図が伝わる合図から、ひょっとしたらごく限られた地域でのみ通じるローカルルールまで……。実際どうなのか? 某ニュース番組のコーナー名を借りるなら「異論・反論オブジェクション!」してみましょう。

●高速道路で前方車がハザード(前方で渋滞が発生中)

 高速道路などで、前方を走るクルマがハザードを点灯。それに合わせるように自分のクルマでもハザードを点灯。すると後続車も続々と……。こんな場面に遭遇したことがある方も多いはず。

 これは後続車に「この先、渋滞しているよ」と注意を促す合図です。高速道路にある電光掲示板でもこの合図の使用を促す表示をしているので、状況に応じて積極的に使っていきたい合図といえます。

●前方車に向けて右折するときにパッシング(先に右折するよ)

 自分自身が右折待ちの状況で、向こうに対向車が見えるけれどまだ距離がある……。ここで右折するにはちょっと勢いも必要だし、対向車のドライバーによってはイラッとさせてしまうかもしれない。そんなときに使う合図が、1度だけパッシングをして「悪いけど先に右折するよ」と、対向車に意思表示をします。

●夜間、高速道路などで前方のクルマが車線変更のウインカーを出したときにヘッドライトを消す(前に入っていいよ)

 2車線または3車線道路(あるいはそれ以上)を走行中、とくに夜間やトンネルのなかなど、周囲が暗い状況において前方を走るクルマがウインカーを出し、自分が走行している車線に移動しようとしている。しかし、迷っているのかサッと車線変更できない(してくれない)。

 そんなとき、一瞬だけヘッドライトを消し、スモールの状態にして「前に入っていいよ」という意思表示をする。タクシーやトラックといったプロドライバーがこの合図をしている光景を見かけることがしばしばあります。明確なルールがないだけに、一部のプロドライバー間で通じる意思表示なのかもしれません。

 必ずしも全員に伝わるわけではないので注意が必要

●一般道で対向車がパッシング(対向車が多いなかハイビームで走行中&進路でねずみ取り中)

 夜間に運転していて、やたら対向車からパッシングされた経験はありませんか? 「オレ(私)のクルマ、何かやらかしているのかな……あっ、ハイビームだった!」とそこで気づいてあわててロービームに。

 あるいは、夜間だけでなく日中においても、対向車がまれにパッシングしてくる。これ何の意味!? と思ってそのまま走っていると、速度オーバーや一時停止確認のねずみ取り会場だった……。そんな経験はありませんか?

●道を譲ってくれたらサンキューハザード&車線変更したら「割り込んでごめんハザード」

 道を譲ってくれた後続車にお礼の意思表示を伝えるべくサンキューハザード。なかには頑なにこの動作を拒む人もいるようですが、わざわざ道を譲ってくれた相手に何のお礼もなく走るのはさすがに気が引けます。

 また、最近はバイパスや高速道路など、2車線・3車線(あるいはそれ以上)の道路で車線変更をしたとき、ひとまず後続車に向けて「割り込んでごめんハザード」を使うドライバーが増えたように感じます。そういえば筆者もいつの間にか使っています。

 まとめ:「ア・イ・シ・テ・ル」のサインはブレーキランプ何回点滅?

 ドリカムことDREAMS COME TRUEの名曲「未来予想図 II」。この曲の歌詞にある「いつもブレーキランプ 5回点滅 ア・イ・シ・テ・ル のサイン」。当時、リア充だった若者(この時代に「リア充」なんて表現はありませんでしたが)のなかで、別れ際にブレーキを5回点滅させた人もいたはずです。後続車がいたらちょっとイラッとしてしまいそうですね。

 ちなみに、この曲のリリースは1989年11月22日とのこと。なんと35年前の曲です。当時ハタチで「ア・イ・シ・テ・ル のサイン」をした世代の人たちも、気づけばアラフィフ。否が応でも時の流れを感じますね……。当時思い描いた「未来予想図」が現在だとして、どうでしょう。歌詞にあるとおり「ほら 思ったとおりにかなえられてく……」だったでしょうか。

 それはさておき、この種のルールは、こちらがよかれと思っても伝わらないこともしばしばあるだけに、使い方に気をつける必要があります。その反面「高速道路などで渋滞時にハザード点灯」は、事故を防ぐ意味で積極的に活用していきたいところです。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スポーツ走行もツーリングだってイケちゃう! 守備範囲の広いミドルクラスの「スーパースポーツ」バイク3選
スポーツ走行もツーリングだってイケちゃう! 守備範囲の広いミドルクラスの「スーパースポーツ」バイク3選
VAGUE
[RX-7]と[510ブルーバード]を借りられる!? [オジサン]感激で嬉し涙が止まらねぇぇぇ
[RX-7]と[510ブルーバード]を借りられる!? [オジサン]感激で嬉し涙が止まらねぇぇぇ
ベストカーWeb
【ワールドプレミア】新型アウディA6アバント登場 アバントの歴史に新章
【ワールドプレミア】新型アウディA6アバント登場 アバントの歴史に新章
AUTOCAR JAPAN
ネオクラシックのスカイラインなど…クラシックカーフェスティバル in アグリパークゆめすぎと
ネオクラシックのスカイラインなど…クラシックカーフェスティバル in アグリパークゆめすぎと
レスポンス
【CG】ホンダ新型「フィット」!? 丸目ヘッドライトな「旧車デザイン」が超カッコイイ! 2026年にも全面刷新!?な予想CGをデザイナーが作製
【CG】ホンダ新型「フィット」!? 丸目ヘッドライトな「旧車デザイン」が超カッコイイ! 2026年にも全面刷新!?な予想CGをデザイナーが作製
くるまのニュース
BMW新型「2シリーズ グランクーペ」は528万円から…日本の道路事情にジャストサイズが嬉しい! ガソリンだけでなくディーゼルもあります
BMW新型「2シリーズ グランクーペ」は528万円から…日本の道路事情にジャストサイズが嬉しい! ガソリンだけでなくディーゼルもあります
Auto Messe Web
「安ウマ」で人気のホンダWR-Vがもっと「ウマ味」をプラス! 弱点だった「上質感」が加わってバカ売れ確実!!
「安ウマ」で人気のホンダWR-Vがもっと「ウマ味」をプラス! 弱点だった「上質感」が加わってバカ売れ確実!!
WEB CARTOP
アルピーヌF1、2026年に勝利&2027年タイトル争い!? 相談役のフラビオ・ブリアトーレが強気予想
アルピーヌF1、2026年に勝利&2027年タイトル争い!? 相談役のフラビオ・ブリアトーレが強気予想
motorsport.com 日本版
愛犬家必見! シュコダと獣医師の新たな研究で、犬は電気自動車を好むことが判明
愛犬家必見! シュコダと獣医師の新たな研究で、犬は電気自動車を好むことが判明
LE VOLANT CARSMEET WEB
ホンダ「ホーネット2.0」 最新モデルをインドで発表
ホンダ「ホーネット2.0」 最新モデルをインドで発表
バイクのニュース
国交省、新たな図柄ナンバー 十勝・日光・江戸川・安曇野・南信州 5月7日に交付開始
国交省、新たな図柄ナンバー 十勝・日光・江戸川・安曇野・南信州 5月7日に交付開始
日刊自動車新聞
革同等のプロテクション性能! OXFORD「スーパー ストレッチ ジーンズ」がクラウドファンディングに登場
革同等のプロテクション性能! OXFORD「スーパー ストレッチ ジーンズ」がクラウドファンディングに登場
バイクブロス
欧州 CO2規制を緩和、自動運転開発にテコ入れ 「今こそ行動起こすとき」
欧州 CO2規制を緩和、自動運転開発にテコ入れ 「今こそ行動起こすとき」
AUTOCAR JAPAN
【サウジアラビア】トヨタ最新型「クラウン“マジェスタ”」がスゴイ! 約840万円の334馬力「ハイパワーモデル」! 5年ぶり復活の「高性能仕様」どんなモデル?
【サウジアラビア】トヨタ最新型「クラウン“マジェスタ”」がスゴイ! 約840万円の334馬力「ハイパワーモデル」! 5年ぶり復活の「高性能仕様」どんなモデル?
くるまのニュース
新東名‐市街間の「ボトルネック」7日ついに解消! 大井川を渡る“静岡の大動脈”に橋を追加
新東名‐市街間の「ボトルネック」7日ついに解消! 大井川を渡る“静岡の大動脈”に橋を追加
乗りものニュース
標準装備を厳選して戦略的な価格を実現したメルセデス・ベンツGLC/GLCクーペのエントリーモデルが日本デビュー
標準装備を厳選して戦略的な価格を実現したメルセデス・ベンツGLC/GLCクーペのエントリーモデルが日本デビュー
カー・アンド・ドライバー
【2025年F1チーム別プレビュー/ウイリアムズ】2026年に集中も、サインツという資産を得て上昇は必至
【2025年F1チーム別プレビュー/ウイリアムズ】2026年に集中も、サインツという資産を得て上昇は必至
AUTOSPORT web
VW、小型EV『ID. EVERY1』を2027年に市販へ…価格は2万ユーロから
VW、小型EV『ID. EVERY1』を2027年に市販へ…価格は2万ユーロから
レスポンス

みんなのコメント

28件
  • SYS
    >●前方車に向けて右折するときにパッシング(先に右折するよ)

    え?自分が右折待ちでしょ?
    こんなことしないで待ってなきゃだめだよ。初めて聞いたよこんなの。
    こういうパッシングってどちらかというと、自分が直進の時に右折待ちの車を先に行かせる為の合図だと思うよ。
  • zoo********
    ここでドリカムの話必要か?
    本当にやるはずないだろうよ。
    くだらない記事。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村