2021年に第8世代へとモデルチェンジしたフォルクスワーゲンの基軸モデル『Golf(ゴルフ)』のバリエーションのうち、クラストップレベルの積載量を誇るワゴンボディの『Golf Variant(ゴルフ・ヴァリアント)』に、最新世代のディーゼルエンジンとなる2.0TDIを搭載した“TDI”が登場。これでグレード構成は全4モデル展開となり、10月25日より発売が開始されている。
すでに1.0と1.5の2種類のeTSIマイルドハイブリッドシステムに、高性能モデルとして2種類の2.0TSIエンジンを展開する8代目ゴルフ・ファミリーだが、そのハッチバックにはすでに昨年末に導入済みの最新世代ディーゼルが、ヴァリアントにも搭載されることとなった。
フォルクスワーゲン、基幹車種の8代目『ゴルフ』に「史上最もパワフル」な“R”を追加設定
この2.0TDIは、1968ccの直列4気筒で最高出力150PS、最大トルクの360Nmを1600-2750rpmのごく低回転域から発生。7速DSGとの組み合わせにより、WLTCモード燃費で19.0km/Lを記録する。
技術的ハイライトとしてツインドージング(デュアルAdBlue噴射)システムを採用し、窒素酸化物(NOx)の排出量を大幅に削減。クリーンな排出ガスと高いパフォーマンスを高次元で両立した。
■TDIモデルは4つのグレード構成に
このTDIモデルのグレード構成も、すでに導入済みのハッチバック同様にボトムから“Active Basic”と“Active Advance”、上級の“Style”にスポーティな“R-Line”の4グレード構成となり、同一車線内全車速運転支援システムTravel Assistや、デジタルメータークラスターDigital Cockpit Proといった先進装備をエントリーグレードの“Active Basic”から標準装備とする。
さらに走行モードの切り替えが可能なドライビングプロファイルや、シートヒーターなどの快適装備も全グレード標準とし、LEDマトリックスヘッドライトのIQ.LIGHTやヘッドアップディスプレイ、純正インフォテイメントDiscover Proといった通常オプション設定の装備を標準とした“Active Advance”も設定した。
上質なトリムや電動パノラマスライディングルーフなどのオプションが選択可能な“Style”や、エクステリアをスポーティな仕様とする“R-Line”を含め、これで全19モデルが揃ったが、そのうち4グレード展開となる新型『ゴルフ・ヴァリアントTDI』の価格は374万9000~441万6000円(税込)となっている。
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