軽キャンパーで4名就寝可能！ トヨタ「ピクシストラック」ベースの「海仕様」キャンピングカーとは

女子にも人気のあるスタイル

　見た目の可愛さから女子の間で人気を集める映え系キャンピングカー「ミニポップビー」は、トヨタ「ピクシストラック」をベース車として、お洒落にデザインした専用シェルを搭載。アメリカンポップなつくりとともに本格的なキャンピングカーとして優れた機能を満載している。手がけているのは山梨県のミスティックプランニングだ。

軽トラにポップアップルーフ

　ミニポップビーは、軽トラックであるトヨタ「ピクシストラック」にポップアップルーフ機構を備えたシェルを搭載し、4人乗り4人就寝を可能にした画期的な軽トラキャンパーだ。

　限られたスペースの中でゆとりの空間を確保するために、縦に空間を広げるポップアップ構造を採用。これこそがミニポップビーが誇る最大のセールスポイントで、走行中は全高を低く抑え、安定した走りを実現。

　目的地に到着したら水平にルーフ全体がポップアップして展開し、広々とした室内で快適に過ごすことが可能となる。この画期的なモードチェンジは便利なだけでなく、デザイン面でも考えられており、ミニポップビーのキャラクター性を効果的に引き出してくれている。

　さらにミニポップビーにはタイプの違うパッケージモデルが存在している。2021年に発売された「アクティブギアパッケージ」は、アップスタイルの軽トラキャンパーをベースにしており、こちらはワイルドに山の中を走るオフロードキャンパーとして話題になった。

海がよく似合うサーファー仕様

　今回紹介するペパーミントグリーンのミニポップビーは2022年モデルとして発表されたものだ。その名も「シーウェイブスパッケージ」。その名が物語るとおり海をイメージしたさわやかミニポップビーとして新たに提案された。

　室内は明るくてお洒落な雰囲気が出せるシーウェイブズ・パッケージの専用カラーで、ブルー・ホワイト・ブラウンでコーディネイト。ここで採用したブルーはデニムカラーを意識した仕上げになっている。素材はPVCレザーなので、汚れもサッと落とせて水にも強いのが「海仕様」としては嬉しいポイント。

　くつろぎのダイネットは、横座りの対面レイアウトを採用。テーブルを外して通路にマットを敷けば、長さ1820mm×幅1380mmのベッドを作り出せる。

　また、ポップアップルーフ上部の引き出し式延長マットを展開することで、長さ1940mm×幅1380mmのルーフベッドが出現。ダイネットベッドとの組み合わせで4名が就寝できる構造だ。

　キャンピングカーとしての装備についても、コンパクトなギャレーや16L給水・排水タンク、100Ahサブバッテリー、遮光カーテン等を装備。オプションも充実していて、ポータブル冷蔵庫、FFヒーター、サイドオーニング、軽量型50Wソーラーパネル等も用意する。

＊　＊　＊

　レトロなアメリカンポップなビジュアルがお洒落なミニポップビー・シーウェイブズパッケージ。山ではなく海が似合うキャンピングカーとして仕立てられているのも新鮮だ。キャンピングカーの新たなカスタムのひとつとして注目したい。

Comments

“4名就寝可能”であっても所詮軽自動車の車幅では寝返り打てば隣の人に当たる可能性が大。
あくまでも“可能”だから実際は2名が限度と考える事が妥当かと思う。

こういう低価格機種が業界のすそ野広げる。サイズアップする人もいれば、キャンカー趣味から去る人もいる。ただ、市場に車体は残るから次の世代への優良中古車供給源になる。

キャンカーは維持してみて分かる喜び大きいから、大きさ新車中古車に関わらず財布の範囲で「まず１台」買うことを勧める。合わなきゃ１年ですぐに売りに出す。年中買取需要あるから行楽シーズン前に売りに出せばレンタル１０回分程度の損金も出ずに売れる。