現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「あら可愛い!」 見た目とのギャップが良い! ホンダeは街中ベスト!? 5つの魅力とは

ここから本文です

「あら可愛い!」 見た目とのギャップが良い! ホンダeは街中ベスト!? 5つの魅力とは

掲載 更新 4
「あら可愛い!」 見た目とのギャップが良い! ホンダeは街中ベスト!? 5つの魅力とは

■ホンダeがもたらす5つの魅力とは

 ホンダ初の量産電気自動車となる「ホンダe」。ついに公道で試乗することができたので、その印象をお届けしましょう。

【画像】こ、これは可愛い! 二度見確実なホンダeをチェック!(34枚)

 ホンダeはエンジンではなくモーターで駆動力を生み出して走る電気自動車だから、静かでスムーズなのはいうまでもありません。
 
 そのうえで、今回は“ホンダeらしさはどこにあるのか?”を念頭に置いて試乗。すると、5つの個性や特徴、新しさを感じることができました。

 まず運転し始めてすぐ気が付いた新感覚は、ドアミラーが視界に入らないことによる周囲の見やすさです。

 ホンダeには一般的なドアミラーがなく、代わりにカメラで後方を撮影してインパネ端のモニターに映すカメラ式のドアミラーを採用しています。

 しかも、カメラは従来のドアミラーよりも低い場所に配置。張り出しが小さいのも特徴で前後フェンダーの端よりも内側にあります。

 そのため運転席からの視界にドアミラーが入らず、メリットとしてAピラー後方の斜め前方視界がクリアなので、右折時などに歩行者がドアミラーの死角に入らず安全確認もしやすくなります。このクリアな斜め前方視界は、これまでの常識を変えるものでした。

 ふたつめは、交差点でスッと曲がる爽快感。ホンダeはモーターを車両後部に積んだ後輪駆動なので相対的に車体前部が軽く、前後重量配分は理想といわれる50:50を実現しています。

 そんな前後重量配分が生み出すのは、軽快なハンドリングです。とくに曲がり始めるとき、ドライバーのハンドル操作に応じてスッと素直に向きを変える感覚はまるでスポーツカーのようです。

 それは何も峠道を飛ばすようなことをしなくても、交差点を普通に曲がるだけで「この瞬間が気持ちいいね」と感じられました。

 ホンダeは街乗りを主体に考えられたクルマですが、街中をゆっくり走るだけでも爽快感を感じられるのは魅力のひとつです。

 開発者にそんな印象を伝えたところ「街を走っていても動きの質感や運転の楽しさが際立つクルマとなるように仕上げた」と教えてくれました。

 いっぽうで、高速道路へ合流する手前のランプウェイなどでは、アクセルを踏み込みながら曲がる気持ちよさが際立っていました。これが3つめのポイントです。

 ホンダeは、前述のように後輪駆動を採用しています。回生効率を考えると電気自動車は前輪駆動(もしくは4WD)のほうが理にかなっています(後輪駆動は滑りやすい路面で減速時の挙動が乱れるのを抑えるために回生ブレーキを強められない)が、ホンダeは太いタイヤを履いてもしっかりとタイヤ切れ角を確保することとに加え、走りの楽しさを重視して後輪駆動を選択。

 そして後輪駆動はアクセルを踏み込んだ際でもステアリングフィールに悪影響を与えないのが美点とされていますが、運転しているとそんな後輪駆動らしさをしっかりと感じられます。

 旋回を終えながら直進に戻りつつあるタイミングでグッとアクセルを踏み込んだときの横Gを残しながら加速する心地いい挙動は、ホンダeが単なるエコカーではないことを主張しているかのようです。

■ただのエコな電気自動車では無い!? キビキビ&小回り重視な楽しさとは

 4つめのポイントは、走行切り替えモードの変化の大きさ。ホンダeには走行切り替えモードがついていて、「ノーマル」と「スポーツ」を選択できます。

 その変化幅が大きく“キャラ変”の度合いはなかなかです。「ノーマル」だとリニアリティ重視で、アクセルの操作量に応じて忠実に加速。いっぽう「スポーツ」はアクセル踏み込み量よりも鋭く加速が立ち上がり、俊敏さが強調されるのです。その違いの度合いの大きさが印象的でした。

 違いが分かりやすいのはジワリと踏んだときの反応で、逆にアクセルを全開にするとどちらも同じ加速となります。どちらを使うかは、好みや状況に合わせればいいでしょう。「今は運転を楽しみたい」というときは「スポーツ」がおススメです。

 5つめの驚きは、道路でUターンしたときに現れました。片側1車線の道路でもスッと回れてしまったのです。驚くほどの小回りです。

 最小回転半径は、同社の軽自動車「N-BOX」(4.5m)よりも小さな4.3m。コンパクトカー「フィット」でも4.9mと聞けば、ホンダeがどれだけ小さく回れるかイメージできるでしょう。

 その理由は短いホイールベースに加えてタイヤの切れ角が大きいことですが、結果としてUターンだけでなく車庫入れなどでも小さく回れるメリットを実感。そんな小回り性能は、日常域での運転しやすさを高めます。

 こうして実際にホンダeを運転してみると、電気自動車だからといって単なるエコカーではないことがわかりました。動力性能に加えてハンドリングも含め、運転を楽しめるクルマに仕上がっているのです。

 ホンダeはバッテリーが35.5kWhと小さく、航続距離もWLTCモードで259km-283kmと昨今の電気自動車としてはそこまで長距離を走れるわけではありません。そこを短所とする判断はわからなくもありません。

 しかし、小さな車体とすることで、コンパクトカーならではの走りを実現させることで個性を際立てていると考えればキャラクターが分かりやすいでしょう。

「大は小を兼ねる」という考え方では理解しづらいのですが、街中での運転しやすさなど小さいからこその美点が存在するのです。

 もちろん、航続距離を考えると遠くに出かける際は不安で、ホンダeだけですべてのカーライフをまかなうのは現実的とはいえないという気持ちはよくわかります。

 だからホンダeは複数台所有の人が日常の街乗り用の贅沢なコンパクトカーとして選ぶのがもっともふさわしいスタイルでしょう。個人的にはキャラクターのまったく異なる「シビックタイプR」との2台所有のカーライフに憧れます。

 しかし、日常的に200kmを超える移動をする人は多くないでしょう。そこで「年に数回の遠出のときはレンタカーやカーシェアで済ませる」と割り切れば、ホンダeだけの所有でも充実したカーライフとなりそうです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

6速MTあり! 日産が「“新”フェアレディZ」を発表! GT-Rの「湾岸ブルー」と「“伝説”のパープル」設定! “改良型”登場も「また抽選」? 受注再開で販売店にも反響
6速MTあり! 日産が「“新”フェアレディZ」を発表! GT-Rの「湾岸ブルー」と「“伝説”のパープル」設定! “改良型”登場も「また抽選」? 受注再開で販売店にも反響
くるまのニュース
バスがズラ リ並ぶ「壮観すぎる光景」今年も再び!? ピーク時は“1時間あたり50便”運行へ 人気の航空祭輸送で
バスがズラ リ並ぶ「壮観すぎる光景」今年も再び!? ピーク時は“1時間あたり50便”運行へ 人気の航空祭輸送で
乗りものニュース
なぜか自販機になると買いたくなる不思議! 24時間365日買えるソフト99の「洗車用品自販機」が便利な上にファンキー!!
なぜか自販機になると買いたくなる不思議! 24時間365日買えるソフト99の「洗車用品自販機」が便利な上にファンキー!!
WEB CARTOP
F1ラスベガスFP1速報|ルイス・ハミルトンがトップタイム記録。角田裕毅は19番手
F1ラスベガスFP1速報|ルイス・ハミルトンがトップタイム記録。角田裕毅は19番手
motorsport.com 日本版
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
レスポンス
藤原とうふ店がWRCラリージャパン参戦!? WRC2グリアジン、愛する『頭文字D』フルカラーリングは「僕の夢だった」
藤原とうふ店がWRCラリージャパン参戦!? WRC2グリアジン、愛する『頭文字D』フルカラーリングは「僕の夢だった」
motorsport.com 日本版
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
くるまのニュース
角田裕毅のマシンが“グリッター”カラーに。RB、ラスベガスGP用スペシャル・リバリーを発表
角田裕毅のマシンが“グリッター”カラーに。RB、ラスベガスGP用スペシャル・リバリーを発表
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲン「ティグアン」発売! 3代目に進化した全長4.5mの“VWで一番売れている”SUVはどう進化?
フォルクスワーゲン「ティグアン」発売! 3代目に進化した全長4.5mの“VWで一番売れている”SUVはどう進化?
VAGUE
台湾では「輪行」不要!? 国鉄で広がる自転車の旅はちょっと不思議な感覚
台湾では「輪行」不要!? 国鉄で広がる自転車の旅はちょっと不思議な感覚
バイクのニュース
カーメイト、改良版サイクルアタッチメント、釣り竿収納ホルダーの新製品が発売!
カーメイト、改良版サイクルアタッチメント、釣り竿収納ホルダーの新製品が発売!
レスポンス
美しい! 速そう!! カッコいい!!! 幻の日産フラッグシップ「Q80インスピレーション」市販可能性
美しい! 速そう!! カッコいい!!! 幻の日産フラッグシップ「Q80インスピレーション」市販可能性
ベストカーWeb
めっちゃカッコいいぞ!?? スズキ新型SUVをトヨタへ供給&日本導入ってマジか
めっちゃカッコいいぞ!?? スズキ新型SUVをトヨタへ供給&日本導入ってマジか
ベストカーWeb
【SHOEI】システムヘルメット「NEOTEC 3」に新グラフィックモデルの「ANTHEM(アンセム)」が設定された!   
【SHOEI】システムヘルメット「NEOTEC 3」に新グラフィックモデルの「ANTHEM(アンセム)」が設定された!   
モーサイ
軽快スポーツフルフェイス「Z-8」シリーズに新グラフィック「YAGYO」が追加!パーツ怪異イラストがかわいい!  
軽快スポーツフルフェイス「Z-8」シリーズに新グラフィック「YAGYO」が追加!パーツ怪異イラストがかわいい!  
モーサイ
「青の位置が矢印の信号機」ってなんだ? 更新で消えゆく超激レアモデルだった! 【信号機マニア・丹羽拳士朗の偏愛日記 #1】
「青の位置が矢印の信号機」ってなんだ? 更新で消えゆく超激レアモデルだった! 【信号機マニア・丹羽拳士朗の偏愛日記 #1】
くるくら
光岡自動車、シビックベースの「M55ゼロエディション」発売 イメージは1970年代 6速MTのみ 808万円
光岡自動車、シビックベースの「M55ゼロエディション」発売 イメージは1970年代 6速MTのみ 808万円
日刊自動車新聞
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
くるまのニュース

みんなのコメント

4件
  • このクルマは実際乗った人は絶賛。コメント入れる人は酷評するね。
  • ホンダは何故、今ごろEVなの?物凄い後出しなのにスペックも大したことなし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

451.0495.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

246.0469.1万円

中古車を検索
Honda eの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

451.0495.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

246.0469.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村