プジョーは、7月8日から10日にかけて開催されるモンツァ6時間レースを皮切りに、2022年のFIA世界耐久選手権(WEC)残りの3戦をニューマシン『9X8』で戦う。
2011年以来となるスポーツカーレース最高峰復帰を果たすプジョー。9X8と名付けられたLMH規定の新型ハイブリッドカー2台を開発しただけでなく、チームの運営面も担当し、すべてのプロジェクトが社内で行なわれている。
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プジョーは当初、既存チームを活用したいと考え、2019年にレベリオン・レーシングとの提携を発表したが、レベリオンのモータースポーツ撤退決定を受けて、すぐに提携を解消している。
プジョーのテクニカルディレクターであるオリビエ・ジャンソニーは、WECに取り組むためにまったく新しいチームを作らなければならず、一部はステランティス・グループの他の部門のスタッフで構成され、レースデビューの際に直面する挑戦の規模が大幅に増えたと説明している。
「今はクルマを開発する段階だが、同時にチームも開発している」
ジャンソニーはmotorsport.comにそう語った。
「だから、これからモンツァまでの間に、レースの準備をするのも我々の仕事の一部なんだ」
「”2年越し”だ。これまでプロジェクトに関わったステランティス・モータースポーツのチームのベースはすでにあったし、今も(フォーミュラEの)DSテチータなど、他のプロジェクトに多くの人が関わっている」
「特に運営面は、以前他のプログラムに関わっていたスタッフがグループレベルで移籍し、作られたチームによって完成された」
「幸いなことに、こうした人々のほとんどは耐久レースやその他のレースの経験がある。個々人としてはゼロからのスタートではないが、集団としてはゼロからのスタートだ」
プジョーはル・マン24時間レースで過去に3回優勝しており、最近では2009年にアウディを相手に圧倒的な1-2フィニッシュを決めている。
プジョーは、2021年にハイパーカー・クラスが始まって以来参戦しているトヨタGR010やグリッケンハウス007 LMH、旧規定にあたるLMP1マシンのアルピーヌA480と対戦することになる。
ニューカマーでありながらプジョーへの期待は高いが、モンツァで9X8がライバルに対してどのような成績を残すかは、レースの性能調整(BoP)が確定するまで予想が難しいとジャンソニーは言う。
「正直なところ、モンツァでのBoPの設定は明らかになっていないので、(どのようなパフォーマンスを見せるか)予想するのは非常に難しい」
「競合チームとの関係では、非常に透明性の高いシステムがあるため、推定することができる。しかしBoPの設定が分からない」
「実際、現時点では車重が1030kgから1080kgまで、50kgのレンジがある。40kWもとても大きな差だ。その中でどの位置になるのか、とても複雑だ」
「我々が走った場所と、他の人が走った場所とでは、条件が違うので一概には言えない。我々は(BoPの範囲内の)タイムから5秒以内に入っていないことは分かっているんだ。モンツァでどうなるか見てみよう!」
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