三菱ふそうがこのたび、大型観光バスに折戸仕様車を設定し、販売を開始した。エアロバスという車名であったMS8型以来、14年ぶりの復活で、その初号車は名鉄バスに納車され、高速路線運行車として活躍する予定だ。
文/バスマガジン編集部
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高速路線バスにはとにかく有利な折戸仕様
開口部はスイングドアに比べて遜色の無い広さで、折戸側に付いく手すりがバリアフリーに貢献する
高速路線としてはドア開閉にかかる時間が短縮できることから、折戸はうってつけ。今回のMS06折戸はMS86以来14年ぶりの設定なので、これもトピックスだ。開閉にかかる時間は、従来のスイング扉比で閉→開で3.5秒、開→閉で3.3秒、それそれ短縮している。
さらにドアの解放時にボディからのはみ出し幅が少ないのもポイントだ。スイング扉が385mmだったのに対し、この新型折戸は125mmと3分の1程度にとどまる。これは歩道などに寄せて乗降時にドアを開放した際、歩行者や自転車などの通行の妨げにならない効果かあるほか、なにより乗降車にとってもドアそのものが邪魔にならないという性能だ。
また、ドアが後方ら向かって折れることから、乗降ステップの面積が広く確保でき、車両前方側に加えドア側にも手すりを設置できたため、バリアフリー効果にも貢献する。この開き方は、ドライバーにとってもドアの開放時に左側のサイドミラーをふさがないため、左後方の安全確認をより確実にするという効果もある。
おもに高速路線運用タイプたしてイメージしやすいのは、この写真のエアロエースだが、スーパーハイデッカーのエアロクィーンにも設定された
三菱ふそうバス製造で行われた納車式では、同社の会長、社長の挨拶に続く機能説明、車両見学と、これからの高速路線バスにとって明るい未来と技術が紹介された。近距離高速路線といえば、エアポートライナーなどがイメージしやすいが、これからは最新のMSにも折戸車が増え、より精度の高い定時運行の実現に寄与していく。
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