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日産自動車、2022年4月1日付でオーテックジャパンとニスモを統合した新会社を設立

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日産自動車、2022年4月1日付でオーテックジャパンとニスモを統合した新会社を設立

 日産自動車は12月17日、特装車や部用品等の企画、開発、生産、販売、直納車、輸出車の架装請負を行う株式会社オーテックジャパンと、モータースポーツ事業、カスタマーレーシング事業、レース、カスタマー向け部品開発、販売を行うニスモを統合した新会社『日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社』を、2022年4月1日付で設立すると発表した。

 オーテックジャパンは、1986年9月設立。福祉車両などの特装車を手がけてきたほか、オーテックバージョンと呼ばれるニッサンの市販車の販売などを行ってきた。また、オーテックジャパン内の『NISMO CARS事業部』で市販車のニスモロードカーの企画、開発、ニスモブランドのプロモーションを行ってきた。

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 一方、ニスモは1984年9月設立で、ニッサンからの請負によるモータースポーツ車両開発、自チームとしてのレース参戦、さらにカスタマーレーシングカーの発売、サポートや市販車向けチューニングパーツなども手がけて、世界中でその名を知られる存在として活躍してきた。

 どちらも日産自動車の100%子会社だが、今回、直系の特装車開発・製造メーカーであるオーテックと、ワークスとしてモータースポーツを担うニスモを統合することで、両社がもつ専門ノウハウや高度な技術力、ニスモやオーテックといった、実績に裏付けられた高いブランド力をさらに強化し、グローバルに活用の範囲を拡大していくことになった。

 統合は2022年4月1日付で、新会社名は『日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社』となる。また新会社をニッサンの重要な戦略的子会社として位置づけ、グループ全体の持続的な成長に貢献することを目指すとしている。

「オーテックは幅広い技術を活かし、お客さまのさまざまなニーズを満たす特装車を提供してきました。一方のニスモは、モータースポーツを通じて、ニッサン車のチャレンジスピリットやドライビングプレジャーを象徴する存在です。この2社が一体となることで、より一層ワクワクするモビリティをお客さまに提供していくことができると確信しています」と語るのは、日産自動車のアシュワニ・グプタCOO。

 また、これまでもオーテックジャパンとニスモの両社で社長を務め、新会社でも同様に代表取締役兼最高経営責任者となる片桐隆夫代表取締役兼最高経営責任者は「オーテックとニスモは、ともに30年以上の歴史を持ち、非常に多くのファンの皆さまに支えられています。これまで受け継がれてきた社員の高い志や高度な匠の技を一体化し、未来へとつなげることで、これまで以上にお客さまに愛され、支持される存在として、さらなる高みを目指してまいります」と語った。

 日産モータースポーツ&カスタマイズでは、事業内容を『特装事業、モータースポーツ事業、部用品開発、日産自動車からの受託・請負事業』とし、本社を現在オーテックジャパンがある神奈川県茅ヶ崎市とする。また、茅ヶ崎市には『オーテック事業所』が置かれ、現在ニスモ所在地となっている神奈川県横浜市鶴見区の拠点は『ニスモ事業所』となる。

新会社概要
会社名 日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社
事業内容 特装事業、モータースポーツ事業、部用品開発、日産自動車からの受託・請負事業
統合時期 2022年4月
所在地:
本社:神奈川県茅ケ崎市萩園824番地2
オーテック事業所:神奈川県茅ケ崎市萩園824番地2
ニスモ事業所:神奈川県横浜市鶴見区大黒町6番1号
代表者 代表取締役社長兼最高経営責任者 片桐 隆夫
資本金 480百万円
従業員数 600名

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みんなのコメント

28件
  • NISMOのブランドは残してもらいたいと思うけどね。
  • オーテックしかり、ニスモしかり、時代のニーズに合わせるのは当然だけど、ノートやマーチなどのニスモは外観は「それなり」だが、内容はチープに思えます。特に目立つのは大径ホイールに似合わないドラムブレーキですかね。
    最近のコンパクトカーは側だけ「それなり」だけど、コストダウンが激しいです。アクアG,zしかりです。

    それならスイスポ見たいに、側は普通でしっかり作った方が好感がもてます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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