現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 14年ぶり全面刷新で300系へ 2つの顏&新エンジン搭載

ここから本文です

トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 14年ぶり全面刷新で300系へ 2つの顏&新エンジン搭載

掲載 更新 75
トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 14年ぶり全面刷新で300系へ 2つの顏&新エンジン搭載

■初代登場から70年目の節目の年に新型ランクルデビュー

 トヨタの本格SUV「ランドクルーザー(ランクル)」の新型モデル(300系)が2021年6月10日に世界初公開されました。
 
 1951年に初代モデル(BJ系)が登場したランクルは、これまでに累計1040万台を販売。その高い信頼性や耐久性、悪路走破性が評価され、世界170の国と地域のユーザーが愛用しているといいます。

【画像】出た! これが新型ランクル! 発表された2つの顔を見る(50枚)

 そして70年目の節目となる2021年にフルモデルチェンジし、夏以降に世界各地で発売される予定です。

 今回フルモデルチェンジして新型となるランクル300系は、2007に登場した200系の後継となるモデルで、トヨタのフラッグシップSUVとして最新技術を導入して進化を遂げます。

 ランクルの本質である信頼性・耐久性・悪路走破性を継承しながらさらに進化させ、世界中のどのような道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現するべく開発がおこなわれました。

 新型ランクルの外観は伝統を継承するとともに、オフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形など、機能美を追求。

 メッキ調水平グリルが存在感のある表情を生み出しているモデルと、ブラックのメッシュグリルにGRバッチを装着した、悪路走破性の高さを感じさせるモデルの2種類の仕様が用意されているようです。

 内装は、悪路でもクルマの姿勢を把握しやすい水平基調のインパネを採用するとともに、スイッチ類を機能ごとにレイアウトして直感的に操作できたり、形状や色など操作性を考慮したデザインとすることで、快適性も確保しました。

 なお、悪路走破性を重視し、全長・全幅・ホイールベースなどのボディサイズとディパーチャーアングル・アプローチアングルは従来モデルを踏襲しています(従来モデル:全長4950mm×全幅1980mm×全高1870-1880mm、ホイールベース2850mm)。

 新型ランクルは新開発の「GA-F」プラットフォームを採用。フレームから新設計され、軽量・高剛性化。車両全体で200kgもの軽量化を図るとともに、低重心化や重量配分・サスペンション構造の改善などを実施しました。

 こうして得た素性の良さをベースに、「凄腕」「匠」と呼ばれるトヨタ社内の熟練テストドライバーやダカールラリー出場ドライバーをはじめとする評価メンバーが実際の道を走って車両を作り込むことで、オンロード・オフロードどちらでも運転しやすく、疲れにくいクルマを目指したといいます。

 なお、悪路走破性をさらに高めるため、サスペンションの基本性能の向上や、世界初の「E-KDSS(エレクトロニック・キネティック・ダイナミック・サスペンションシステム)」による接地性向上、ドライバー視点で障害物を直感的に可視化できる「マルチテレインモニター」や走行路面を判断して自動でモード選択する「マルチテレインセレクト」を採用しています。

 加えて、パワートレインを刷新。新開発の3.5リッターV型ツインターボガソリンエンジン(415馬力/650Nm)および3.3リッターV型ツインターボディーゼルエンジン(309馬力/700Nm)を搭載し、従来モデルのV型8気筒エンジンを超えるクラストップレベルの動力性能とドライバビリティを実現しました。

 また、環境性能も進化。新開発のDirect Shift-10ATの採用や軽量化されたボディも相まって、従来モデル比で車両使用時の年間CO2排出量を、グローバルの全台数分で約10%低減できる見込みとされています(社内試算)。

 そして新型ランクルは、フラッグシップモデルに相応しいクラストップレベルの先進安全性能も備えました。

 先進機能を付与した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載。歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)を検知して衝突回避または被害軽減に寄与するプリクラッシュセーフティに、交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者検知機能、ドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵し回避支援機能を追加しました。

 さらに、駐車場での前後障害物や後退時の接近車両、および歩行者を認識して事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキを新たに採用しています。

※ ※ ※

 新型ランドクルーザー開発主査の横尾氏は「今日でも『ランクル』でしか走れない道があります。どこへでも行き、生きて帰って来られる相棒であり続ける事。これがランクルの使命と考えています」とコメントしていますが、ランドクルーザーはどんなことがあっても帰って来られるクルマとして世界中で高い評価を得ています。

 気になる日本導入時期ですが、今夏以降になる予定とのこと。6月10日現在、価格や全グレード体系なども未発表となっています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
くるまのニュース
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
レスポンス
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
レスポンス
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
AUTOSPORT web
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
くるまのニュース
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
ベストカーWeb
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
motorsport.com 日本版
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
motorsport.com 日本版
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
Merkmal
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
motorsport.com 日本版
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
WEB CARTOP
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
くるまのニュース
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
Auto Messe Web
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
AutoBild Japan

みんなのコメント

75件
  • いいねこの顔。アル/ヴェルみたいにオラオラ系の顔にならなくて本当に嬉しい。

    ただ顔に比べてリアセクションがシンプルに纏まりすぎてるので、テールランプはリンカーンみたいに左右を繋げたほうが質感上がった気がする。

    いずれにせよランクルは新型登場時に最上級グレードを買っておけば、5年乗っても値落ちは2~3割程度。
    今がお買い得なので検討してる人はまさに今買うべきですな。
  • デザイン批判してるの、おそらく同じ奴だろうな 笑
    買えないもんだから批判するって・・・、イソップの合理化そのもの 笑
    人間の哀しい性質は2000年前から変わってないってこった 笑

    貧しい男たちって、ほんと憐れだよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

472.8683.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

230.0910.0万円

中古車を検索
ランドクルーザー200の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

472.8683.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

230.0910.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村