2024年シーズン最初のスプリントフォーマットとなった F1第5戦中国GPの週末は、初日のスプリント予選(SQ)から雨に翻弄された。そんななか、今季は未だノーポイントのキック・ザウバー勢2台が見事にトップ10に入る速さを見せた。
周冠宇にとっては母国中国で戦う、初めてのグランプリだ。日本時間16時30分に始まったスプリント予選は、上海インターナショナル・サーキット上空に鉛色の雲が垂れ込め、いつ雨が降り出すかわからない状況となった。それでもSQ1は何とかドライ路面で終始し、チームメイトのバルテリ・ボッタスは11番手、周も16番手のピエール・ガスリー(アルピーヌ)に0.088秒まで迫られながら、何とか逃げ切ってSQ2に進出した。
そしてSQ2では、故郷上海の気まぐれな天気が周に味方した。セッション終盤の時点で、周は10番手。背後には0.38秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)がつけ、最後のアタックを開始していた。本来ならキック・ザウバーがメルセデスの速さに抗えるはずはない。しかしここで大粒の雨が降り出し、ラッセルは自己ベストを更新できず。周はSQ3へ進出を果たし、5年ぶりのグランプリ開催で初日から大観衆で埋まった上海インターナショナル・サーキットをさらに沸かせた。
キック・ザウバーのふたりは、今季ここまでの4戦で一度もQ3まで進めていない。そんな予選一発の遅さ、さらに決勝レースではタイヤ交換時にホイールナットが噛むトラブルが繰り返され、まだ1ポイントも獲得できずにいる。
一方で第3戦オーストラリアGPで新型のフロントウイング、さらには前戦鈴鹿サーキットでの日本GPで新型フロアが導入されたことで、空力効率が向上。序盤2戦で予選16番手が精一杯だったボッタスが、オーストラリアと鈴鹿の2戦では13番手と、Q3まであともう一息のところまで来ていた。
今回はスプリント予選のため、使用タイヤがSQ1、SQ2ではミディアムに限定されるという特殊な状況だった。さらに途中から雨が降り出すという不確定要素も加わっただけに、この結果がキック・ザウバーの戦闘力向上を完全に証明したわけではない。
とはいえ直近のライバルであるRB、ハース、ウイリアムズは、いずれも1台もスプリント予選でトップ10まで進むことができなかった。スプリントレースは8位までしかポイントを獲得することができないが、キック・ザウバーはボッタスが9番手、周が10番手につけており、上位勢が1台でもいなくなればポイント獲得の可能性は十分にある。何れにしても熾烈な中団争いが、さらに激しさを増したことは間違いない。
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