2月7日から始まったセパン・インターナショナル・サーキットのMotoGP公式テスト。各チームのライダーたちが初日を振り返った。
■レプソル・ホンダ・チーム
マルク・マルケス
12番手:1分59秒676(7Laps / Total:37)
セパンテスト初日、中上が右肩手術後、約4カ月ぶりにMotoGPマシンで走行。状態は「60パーセント以下」
バイクに戻ることはとても重要なので、再びバイクに乗ることができたのはハッピー。残念ながら、肩の状態は思っていたより少し悪く感じた。最初の走行ではいい感じでスタートできたが、1日を走り切るために少し落ち着かなければならなかった。
自分のリズムをつかみ、必要な仕事に取り組んだ。今日は35周、明日は45周、計画はそのままで最終日がどうなるのか様子を見よう。重要なことは肩の状態が安定していて、午後に痛みがそれ以上に悪化しなかったこと。一歩ずつ、忍耐強く取り組まなければならない。
アレックス・マルケス
13番手:1分59秒918(25Laps / Total:38 )
今日のテストに満足している。シェイクダウンテストを走ったことで、ベースができ、ルーキーのボクがこのコースでMotoGPマシンを理解するのに役立った。今日はまだまだ改善中で、ユーズドタイヤでいつくかのステップを踏んだ。
コースはシェイクダウンテストのときよりいい状態で、多くのライダーがコース上にいるので、周りのライダーから多くのことを学ぶことができる。まだまだやるべきことはたくさんあるが、素晴らしいチームが、経験を生かして、走るたびに新しいことを教えてくれる。走るたびに速くなっているので、明日が楽しみだよ。
■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
マーベリック・ビニャーレス
6番手:1分59秒367(33Laps/ Total:49)
今日はハードに働いた。まだ初日なので結論を出すことは難しいが、フィーリングはよく、1分59秒台を記録することができたのでよかった。マシンには期待させるフィーリングがある。特に明日はテスト項目が多数あるので、多くのことを理解するために仕事を続けなければならない。
3日目はもう少し自分のライディングに集中するつもりだ。2日目は多くのパーツを試してみるので、明確な結論を出すのは難しいだろう。とはいえ、初日は暑さに体を慣らすことができしたしよかった。マシンに乗ってすぐに気持ちよく走れたので、ハッピー。速く走ることができ、いいリズムがあった。明日が待ち遠しいね。
バレンティーノ・ロッシ
10番手:1分59秒569(17Laps/ Total:48 )
コンディションにより難しい一日だった。雨が降ったため、テストプログラムを完了できず、50周弱しか走れなかった。タイムとポジションには満足していないが、テストはうまくいった。
シャーシ、エンジン、電子制御の仕事に取り組んだ。2020年型のヤマハYZR-M1は昨年と少し異なるため、よりよく理解する必要がある。改善の余地はあるものの、それほど悪くはない。マシンに対するフィーリングはかなりポジティブだ。
■ペトロナス・ヤマハSRT
ファビオ・クアルタラーロ
1番手:1分58秒945(22Laps / Total:52 )
3カ月ぶりの走行で順調に戻れたので気分がいい。今日はMotoGPマシンに戻り、慣れるだけだったが、2019年型で数ラップし、午前中にミディアムコンパウンドのタイヤでとてもいいタイムを記録することができた。明日は天気がよくなり、さらに仕事ができることを望んでいるし、新しいバイクのファーストインプレッションを楽しみにしている。今日は本当にハッピーだ。
トップタイムはいいものだけど、みんなが新型テストに取り組むテスト初日だけだろう。2019年型は去年から慣れ親しんだバイクだが、もちろん10番手よりも1番手のほうがいい。明日、新しいバイクでスタートすることが待ちきれないよ。
フランコ・モルビデリ
2番手:1分58秒996(43Laps / Total:62 )
フィーリングがよく、ポジティブな初日だった。すぐに速く走ることができ、正しいフィーリングを得るために適切なセットアップができた。62周を走ったが、これは初日としては十分な周回。多少の雨が降ったため、午後は予定どおりには進まなかったが、午前中と午後の早い段階でいい仕事ができた。
明日はちょっとしたことを試してみるつもり。全体的には今日のテストに満足しているし、ストレートで少し速くなったので、ポジティブだ。これはボクたちが望んでいたことだ。マシンの挙動は変わらないので、流れるように乗れるが、去年より少し最高速が上がっている。ヤマハが行なってくれた仕事に満足しているし、彼らがボクに供給してくれたことに満足している。
■チーム・スズキ・エクスター
アレックス・リンス
3番手:1分59秒195(24Laps / Total:56 )
いい一日だった。マシンに戻れたことはエキサイティングだしハッピーだ。今日はフェアリングのテストに時間を使い、いくつかのバリエーションを試した。気に入ったパッケージを見つけたので、一歩前進し、それについて満足している。
明日は電子制御とシャーシのセットアップに取り組むつもりだ。2019年末のテストと同じエンジンを使用しているが、それでもとてもフィーリングがいい。明日も引き続き仕事に取り組もう。
ジョアン・ミル
9番手:1分59秒568(46Laps / Total:51 )
今日はマシンのポジションについて取り組んだ。これはとても重要だった。ライディング時のフィーリングが快適になったよ。また、新しいシャーシとスイングアームを試して、エンジンの確認にも取り組んだ。何がうまく機能し、何がそれほどうまく確認していないかを見つけることが重要なので、今回のテストでできるだけ多くの情報を収集したい。
■ドゥカティチーム
アンドレア・ドビジオーゾ
11番手:1分59秒666(29Laps / Total:35 )
ハードな一日だった。いくつかの新しいアイテムを試したが、バイクのセットアップの方向性に集中する必要がある。明日は時間を有効に使い、残りのプログラムに集中できるようにしたい。新しいリヤタイヤが基本的な方向性を決めると思う。ライディングスタイルとマシンのセットアップを改善するつもりだ、それらがミシュランの新しいソリューションを適切に活用するために役立つと信じている。
ダニロ・ペトルッチ
14番手:1分59秒939(23Laps / Total:42 )
再びコースに戻れたことがハッピー。今日はラップタイムにはこだわらず、久しぶりに乗るデスモセディチGPでいいフィーリングを得るためにトライした。走り始めは難しかったが、午後には2日目以降の改善に役立つ正しい方向性を見つけることができたと思う。
今日は雨もあり、難しい面もあったが、ユーズドタイヤで走っていたので、新しいアイテムを試すことはしなかった。今日はポジティブな一日だったし、明日に向けて自信はあるよ。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶
23番手:2分00秒815(25Lap / Total:31)
昨年の10月以来、4カ月ぶりの走行となり、MotoGPマシンの感触を取り戻すのにやや時間がかかりました。今日は、チームと相談して、肩の状態を確認しながら周回していく予定でしたが、まずは、その目的は果たせたと思います。肩の状態は、それほど悪くはありませんが、よくもなく、予定通りタイムを狙うよりは、感覚を取り戻すことに多くの時間を費やしました。
車体のセッティングもエンジンのマッピングもほとんど変えず、無理をせず31ラップをこなしました。右肩の筋力は、MotoGPマシンを完全にコントロールしていく強さはありません。筋力も自由度もまだまだ取り戻せていないことが確認できたので、焦らず、着実にペースを上げていきます。正直、思っていたよりは厳しく、まだ、50%くらいの状態です。明日、明後日と、ペースもリズムもよくしていきたいです。
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