現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > EVソルテラが示す“スバルの走り”とは?らしさ息づくSUVに注目

ここから本文です

EVソルテラが示す“スバルの走り”とは?らしさ息づくSUVに注目

掲載 18
EVソルテラが示す“スバルの走り”とは?らしさ息づくSUVに注目

車種別・最新情報 [2023.05.25 UP]


EVソルテラが示す“スバルの走り”とは?らしさ息づくSUVに注目
クロストレック、インプレッサ、レヴォーグ eチューンなど、新型続々のスバル車。ところでそれ以外のクルマってどうだったっけ? 気になるスバルのラインナップをあらためてインプレッション!

スバル車の魅力はこうして磨かれる!「テックツアー」で最新技術を体感してみた

●文:川島茂夫


SUBARU ソルテラ【SUV/BEV】

●価格:594万~682万円 ●発表年月(最新改良):'22年4月(未実施)
 トヨタとの共同開発で生まれたEV専用車。e-SGP(e-TNGA)と呼ぶBEV専用のプラットフォームを新開発し、コンパクトなユニット式のパワートレーン・e-Axleを採用。トヨタのbZ4Xはリースのみだが、ソルテラは一般販売されている。

■主要諸元(ET-HS) ●全長×全幅×全高(mm):4690×1860×1650 ●ホイールベース(mm):2850 ●車両重量(kg):2030 ●パワーユニット:前モーター(80kW/169Nm)、後モーター(80kW/169Nm) ●駆動用バッテリー:リチウムイオン ●WLTCモード一充電走行距離(km):487 ●タイヤ:225/50R20


BEVによる“スバルの走り”を新たに構築
走りの質感をはじめ
スバルらしさが息づく
 トヨタで販売されているbZ4Xとは基本構造を共用する姉妹車になり、両モデルの差異は内外装艤装とドライブモード設定、サスチューニングなど。駆動方式はFWDと4WDが用意され、4WDシステムは前後駆動それぞれにモーターを配したツインモーター式を採用している。

 BEVなので半ば当然だが、ソルテラは水平対向エンジンもシンメトリカルAWDもないスバル車である。また、安全&運転支援関連では定番のアイサイトではなく、スバルセーフティセンスを採用する。言い方を換えるならスバル特有のハードウェアに依存せずにスバルの走りの哲学を示したモデルでもあるのだ。

 最低地上高はフォレスターと同じく210mm。アプローチアングルなど悪路向け寸法諸元の有利さもアピールポイント。ハードな悪路は未試乗だが、スバルSUVのラインナップに相応しいスペックや機能を備えている。

 オンロードでの走りは運転ストレスを軽減する余裕や感性に馴染みのいい特性とファントゥドライブの融合が印象的だ。粘りの利いたちょっと硬めのサスチューンは、過不足なく操舵に素直なハンドリングと、揺れ返しなどの雑味の少ない乗り心地を示す。

 4WD車の動力性能はミドルSUVでもトップレベル。車重を意識させず、低速から高速まで繋がりよく伸びやかな加速が心地よい。それでいて過剰な反応が抑えられているのでコントロールに神経質になる必要はない。機敏にも優雅にもコントロールしやすい特性に仕上がっている。


 4WD車のWLTC満蓄電航続距離はET-SSで542km。走行環境にもよるが電欠の不安なく走れるのは400km程度までだろう。長駆レジャーにはハンデがあるのは否定できない。ただ、航続距離以外はスバルSUVを代表するに十分な資質を備えている。


エッジィでメリハリを効かせたデザインと空力特性を追求したフォルムが機能美を感じさせる。BEVだからといって特殊なフォルムにはせず、SUVとしての実用性も確保する。

フル液晶メーターをステアリング上方に配置。上位グレードのET-HSは本革シートが標準、12.3インチディスプレイナビ&オーディオやETC2.0車載器は全車標準装着だ。

【ココに注目!】X-MODEは電動ならではの精密制御

悪路踏破性とオンロードでのスポーティさやツーリング性能を兼ね備える。4WD車はおなじみのX-MODEを備え、ガソリン車では到達不能な高度な駆動制御を実施している。

【おすすめグレード】

ET-SS・AWD ●価格:638万円
 システム出力はFWD/AWDに大差はない。価格差は44万円になるがSUVとして選ぶならやはりAWD。上級グレードはアドバンストパークやプレミアムオーディオ等を備え価格も納得できるが、実用機能装備主体なら標準グレードでも十分である。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

18件
  • 発売からオオゴケした奴でしょ?
    あのデザインでハイブリッド、もしくはガソリンエンジン詰んだら良く売れただろうね!
  • カッコいいけど、HVで価格がもっと安かったら購入候補でした。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

627.0715.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

379.7589.6万円

中古車を検索
ソルテラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

627.0715.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

379.7589.6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村