ヒョンデは、ルノーF1でチーム代表を務めたシリル・アビテブールを、世界ラリー選手権(WRC)とカスタマーレースプログラムのチーム代表に起用することを発表した。
前任のチーム代表であるアンドレア・アダモが2021年12月にヒョンデを離れて以来、その後任人事に関する長期の調査を経て、アビテブールが候補に浮上した。
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アビテブールは今後、WRCチームとカスタマープログラムを指揮し、アダモの退任後にパワートレイン部門責任者から副チームディレクターに昇格したジュリアン・モンセの後を引き継ぐことになる。
45歳のアビテブールは、2012年から2014年までケータハムF1チームを率いた後、キャリアをスタートさせたルノーに復帰。2017年からルノーF1チームを率いたが、2021年にチームがアルピーヌにリブランドされる前にチームを離れている。
その後は、F2やF3にパワーユニットを供給するエンジンビルダーのメカクロームでモータースポーツアドバイザーを務めていたアビテブール。今回のヒョンデ加入で、そのポートフォリオをラリーまで広げることになる。
アビテブールは、「2023年からヒョンデ・モータースポーツにチーム代表として参加する機会を得たことをうれしく思っている」と語り、次のように続けた。
「モータースポーツにおいても、他の活動と同様に、ヒョンデブランドはリーダーシップを発揮している」
「私はWRCとカスタマーレーシングのプログラムを管理し、その一員となることに興奮している。チームはすでに強力なコンペティターであることを証明している。ラリー界に身を置き、この壮大なスポーツをより深く知ることを楽しみにしている」
「ヒョンデはこの職務への移行をスムーズに行なうために、私を全面的にサポートしてくれている。始めるのが待ち遠しい」
チームのプレスリリースによると、モンセはヒョンデに留まり「ヒョンデ・モータースポーツの将来のテクノロジーに関連する」新しい役割を担うことになるという。
ヒョンデ・モータースポーツのプレジデントであるショーン・キムは、「シリルのF1での経験は、我々がWRCでより集中的にタイトル争いを行ない、カスタマーレーシングチームをサポートし、成長と改善の新しい機会を探るのに役立つだろう」と付け加えた。
「我々は、彼が落ち着き、やがてチーム代表の役割を自分のものにするための時間を、意図的に与えるつもりだ」
「昨シーズン、決意をもって副代表を引き受けたジュリアン・モンセに感謝したい。彼の指導の下、我々は5勝を挙げ、後半戦に強い勢いをつけることができた」
アビテブールのヒョンデチーム代表としての初戦は、1月19~22日に開催されるWRC開幕戦ラリー・モンテカルロとなる。
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