現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 最高速度は333km/h!ベントレーが走りを追求したグランドツアラー「フライングスパースピード」を公開

ここから本文です

最高速度は333km/h!ベントレーが走りを追求したグランドツアラー「フライングスパースピード」を公開

掲載 更新
最高速度は333km/h!ベントレーが走りを追求したグランドツアラー「フライングスパースピード」を公開

フライングスパーシリーズの中で最も走行性能に優れたモデル

ベントレーは、フライングスパーシリーズの中で最も走行性能に優れたフライングスパースピードで、グランドツアラーの新しいラインアップを完成させる。

世界と比べて日本の消費者はBEVの普及に懐疑的?

ベントレーには選択肢が何百万通りもあるが、最新のラインナップは、よりシンプルにオーナーの要望に合ったベントレーを見つけることができるようになっている。このラインナップの一つは快適性を重視したもの、もう一つは走行性能を重視したもので、両者の長所を組み合わせたマリナーモデルがその頂点に君臨している。

今回のフライングスパースピードの発売により、既存のコンチネンタルGTやベンテイガと同様に、フライングスパーのラインナップが完成した。同モデルはパフォーマンスモデルの最高峰であり、フライングスパーマリナーとともに、W12エンジンを搭載したフライングスパーを希望するオーナーのための車となる(標準のフライングスパー W12は今年5月に生産終了)。

最高出力635PSを発揮する6.0LツインターボW12エンジンを搭載

このフライングスパースピードは、Sモデルの上位モデルで、85PSと130Nmのトルクを追加することで、時速60マイルまで0.4秒短縮、最高速度は333km/hを誇り、その優位性を示している。6.0LツインターボW12エンジンを搭載するパワートレインは、最高出力635PS、最大トルク900Nmを発揮し、100km/h加速3.8秒を実現。

そして、フライングスパーはコンチネンタルGTと同じ8速ZF社製デュアルクラッチトランスミッションを採用し、スムーズで洗練された加速、素早いギアシフト、燃費の向上を実現している。

次のギアをあらかじめ選択することで、より速いギアシフトを実現し、ホイールへのトルクの遮断を短くすることで、性能を向上させた。最高速度は6速で達成され、オーバードライブ(7速と8速)は燃費向上させるようグランドツーリングに使用される。

さらに、フライングスパースピードには、リアアクスルに駆動力を供給するクラッチシステムが搭載されている。そして、路面状況やホイールのスリップに応じて、アクティブ全輪駆動システムとして、必要に応じて自動的にフロントアクスルに駆動を送る。そのため、ターンインレスポンスも向上している。

そのおかげでフロントエンドはかなり軽く感じられ、ほぼ思い通りの速度で方向転換が可能。全輪駆動にありがちなアンダーステアが解消され、車全体のバランスが良くなったように感じられる。

またトルク配分は、選択したドライブダイナミクスモードに応じて変化。コンフォートモードとベントレーモードでは、システムは最大480Nmのトルクをフロントアクスルに送り、より高いグリップとドライバビリティを提供する。

スポーツモードでは、フロントアクスルへのトルクを280Nmに制限し、リアアクスルのトルクレベルを高く保つことで、よりダイナミックなフィーリングを実現。加えて、トルクベクタリング・バイ・ブレーキ・システムにより、各アクスルのトルクが管理される。

なおフライングスパースピードは、ハンドリング性能とバランスの取れたダイナミックな正確さによって安心感のあるものとなっている。その主な理由は、先進のアクティブAWD、エレクトリックAWS、ベントレーダイナミックライドにある。

高速道路での安定性と街中での操作性を高めるエレクトロニックオールホイールステアリングが標準装備され、低速での操縦では、このシステムは後輪を前輪とは逆方向に操舵。これにより、回転半径が小さくなって機敏さが増し、駐車が格段にしやすくなる。

高速走行時には、後輪を前輪と同じ方向に操舵し、安定性を高め、追い越しやレーンチェンジをより確実なものにする。エレクトロニックオールホイールステアリングは、高速走行時の信頼性と低速走行時の利便性を両立するもとなっている。

そして電動式アクティブ・ロール・コントロール技術であるベントレーダイナミックライドシステムは、ハンドリングと乗り心地の両方を向上させるように設計されている。48ボルトのシステムが電子アクチュエーターユニットを制御してアンチロールバーの硬さを管理し、必要に応じて硬さを変えてコーナリングフォースに対抗し、フライングスパーを水平に保つことができる。

さらにフライングスパーはコンチネンタルGTと共通の世界最大の鉄製ブレーキで、420mmのフロントディスクを搭載している。グロスレッドのフロントキャリパーにはベントレーのブランドロゴが入り、オプションでグロスブラック仕上げも可能となっている。

存在感をより一層際立たせるスタイリング

スタイリングスペシフィケーションの美学はフライングスパースピードの比類なき性能を補完し、ベントレーの新しいパフォーマンスモデルの外観を、ドライビングに負けないくらい魅力的なものにしている。

大規模な開発プログラムを経て、高光沢のカーボンファイバーで正確な公差に合わせて手作業で作られたスタイリングスペシフィケーションには、フロントバンパースプリッター、メタリックベントレーバッジ付きサイドスカート、リアディフューザー、トランクリッドスポイラーが含まれている。

ブラックラインスペシフィケーションは、エクステリアのブライトワークのほとんどをブラックウェアに置き換えた現代的な仕様で、比類なきフライングスパーの存在感をより一層際立たせている。

フロントグリル、ヘッドランプ、テールランプにはダークティント仕上げが施され、ロアウィングにはスピードのシグネチャーバッジが付くなど、エクステリアのスピードのスタイリングはお馴染みのものとなっている。

22インチのスピードホイールは、ダークティント、グロスブラック、シルバーペイントの3種類の仕上げを標準装備している。オプションの22インチスポーツデザインホイールも、グロスブラックまたはペールブロドガーサテンでご用意。

また、フライングスパースピードには、宝石をちりばめたフューエルフィラーキャップとオイルフィラーキャップも装備されている。パフォーマンスに特化した存在感をさらに高めるため、ベントレーのスタイリングスペシフィケーション(カーボンファイバー製フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザー、繊細なトランクリッドスポイラー)とブラックラインスペシフィケーションも引き続きオプションとして利用できる。

パフォーマンスとラグジュアリーの比類ないバランスを備えたキャビンでは、乗員の手に触れる部分すべてにスエード調の素材であるダイナミカが使用されるなど、独自の配色が新たに採用されている。なお、ベントレーはダイナミカピュアを使用しているが、通常のダイナミカとの違いは、73%の再生ポリエステルから作られているという。

インテリアカラーの選択肢は5色から15色に増え、ピアノブラックベニアが標準、クラウンカットウォールナット、ダークステンドバーウォールナット、ダークフィドルバックユーカリが無償オプションとして追加された。

ドライバーズインフォメーションパネルには、高級クロノグラフからインスピレーションを得た新しいパフォーマンスインフォテイメントグラフィックが表示される。フロントシートは24ウェイ、リアシートは14ウェイの調節が可能で、ラグジュアリーをテーマにした快適な仕様を標準装備している。

全席にヒーター、ベンチレーション、マッサージ、2つのメモリーポジションを装備。キャビンには、スポーツペダル、スピードフェイシアバッジとエンブレム、スピードインナー&アウタートレッドプレートのイルミネーションも装備されている。

フライングスパースピードは米国と欧州でフライングスパーの注文の約3分の1を占めると予想され、次いで中東でフライングスパーの注文の5分の1がスピードになると予想されている。

関連情報
https://www.bentleymotors.jp/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

こんな記事も読まれています

全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
くるまのニュース
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
バイクのニュース
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
レスポンス
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
レスポンス
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2546.53979.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

437.04079.9万円

中古車を検索
フライングスパーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2546.53979.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

437.04079.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村