motorsport.comの調べでは、シーズン最終戦アブダビGPの後にルーキー・スプリントレースを行なうというF1の計画が、来月にも承認されるようだ。
これまでF1委員会では、公式テストが制限されている現行F1で若手ドライバーにより多くの走行機会を与える方法が議論されてきた。その中で、シーズン終了後のF1テストをルーキーによるスプリントレース化するというアイデアが浮上。7月にチーム代表たちによって初めて、計画の存在が明かされた。
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ルーキードライバーの走行機会増加に関しては、ワイルドカードエントリー計画も提案されたがこちらは却下。フリー走行での出場機会を増やしても大きな効果は得られないと考えられていた。
その代わりに浮上したルーキーによるスプリントレース開催というアイデアが支持を集め、レギュレーション的に実現可能かどうかをより良く理解するため、スポーティングディレクター陣によって評価されるべきだと判断された。
そしてF1の競技諮問委員会が最近開かれ、スプリントレースがレギュレーションに与える影響が評価された結果、実現する上で現実的な計画であるという結論が下された。
複数の関係筋が、ルーキー・スプリントレースの計画が正しい方向に結んでいると口にしており、10月2日に開催される次回のF1委員会での正式な投票では、ほぼ間違いなく賛成票が投じられるようだ。
ルーキー・スプリントレースの細かいディティールについてはまだ整理が必要だが、大まかな概要は決まっている。
まず実施日はアブダビGP後の火曜日。通常のピレリテストの要素を取り入れつつ、短い予選セッションとスプリントレースに10名のルーキーが参加する。
このイベントは何らかの形で放送される予定だが、具体的にどこでどのような形で放送されるのかは決まっていない。ただ、おそらく通常のF1中継チャンネルにて放送されることになるだろう。
先日、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、自身はF1委員会で何度かこのアイデアを推し進めたことがあり、全面的に支持していると語った。
「F1委員会で過去数回、提案してきた。若手ドライバーにとっては素晴らしいことだと思う」とホーナー代表は言う。
「ルーキーテストの問題は、全てがテストに使われてしまうことだと思う。彼らは50kgの燃料で走っているのか、それとも70kgか30kgで走っているのか分からない。 エンジンモードも分からない。他がどう動いているかなんて知らないんだ」
「だから、これはジュニアドライバーによる非選手権レースになると思う。素晴らしい機会だと思う」
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