スーパーGTの2024年開幕戦岡山の公式予選では、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)がGT300クラスのポールポジションを獲得した。
これまではノックアウト方式を予選で採用していたスーパーGTだが、タイヤの割当本数削減に伴い、今年からQ1とQ2の合算で順位を決める方式へと移行。GT300クラスでは、Q1で篠原が1分26秒182をマークし、Q2で蒲生が1分26秒016を記録した65号車が新方式での初ポール獲得第1号となった。
■やっぱり速かったau TOM'S! 前年王者が新方式となった予選を制す。シビック最上位は3番手のSTANLEY|スーパーGT開幕戦
合算タイムでのポール獲得により、今回から従来のQ2担当ドライバーだけでなく、Q1担当ドライバーにもポール獲得の称号が与えられることになった。そのため篠原としては、これが実質的な初ポールとなった。
篠原と蒲生は予選後、ポールポジション記者会見に出席し次のように語った。
■篠原拓朗(Q1担当)
「今はものすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。僕のQ1の時はちょっとだけ悔いが残る部分もありましたが、それをQ2で蒲生選手がものすごいアタックで全てひっくり返していただいたので、本当に感謝しかありません」
「初めての合算の予選というところでは、今までの『Q1通れば良し』という部分がそうもいかなくなってしまったので、結構緊張する予選になりました。ただ本当に、こういう結果で終われてホッとしています」
―Q2に向けてタイヤを温存する、守るという意識はあったか?
「それは公式テストの段階から、なるべくQ1からQ2に繋ぐという部分で周回数を少なくしなければいけないというのをずっと課題としてやってきました。今回も同じようにそれはすごく感じながら走っていました」
―新予選方式について
「僕は今まで蒲生選手のおかげでポールだったので、今回この方式のおかげで初めて自分でポールと名乗れるのでちょっと嬉しいです」
「それは置いておいても、本当に何度も言うように、僕が今回担当しましたQ1のタイムがものすごく大事になるというところで、こういう風に蒲生さんとチームに救って頂いきました。僕も(ポールが)獲れましたが、緊張感が増しますね」
―予選と同じタイヤを決勝で使う上で、どのような感触を得ているか?
「予選Q1、Q2で使ったタイヤを履いてまた明日スタートというところで、明日は気温ももっと上がるので、正直どこまで持つかは分かりませんが、できるだけしっかり持たせて、なんとか勝ち切るレースがしたいなと思っています」
■蒲生尚弥(Q2担当)
「シーズン開幕戦で最高のスタートが切れましたので、とても嬉しく思っています。Q1を走った篠原選手からのフィードバックとチームのクルマのアジャストがとても上手くいって、Q2も上手く走ることができてよかったなと思います」
―予選と同じタイヤを決勝で使う上で、どのような感触を得ているか?
「ここまでスタートをして、第1スティントのタイムを見て後半どうするかを決めることになると思いますが、明日も同じようなコンディションですので、このままの調子で行けたら最高だと思います」
―新予選方式について
「僕の感想は、限られた時間で1周をまとめてタイムを出すというのは、どちらのタイヤでも一緒だと思うので、あまり変化はないです」
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