■パトロール隊の目の前で!
NEXCO中日本 東京支社が公式SNSで、思わずヒヤリとする映像を投稿。注意喚起を行いました。
いったい何が起きたのでしょうか。
これは、2024年9月13日に投稿されたものです。映像にあるのは東名高速下り線(大阪方面)の富士IC~富士川SA間で、見通しのいい直線区間です。
道路パトロール員が黄色いパトロール車で、いつものように巡回を行っていたところ、後ろから追越車線を1台の白い小型SUVがやってきます。
そのクルマはセンターラインへ徐々に近づいていき、黄色いパトロール車へ吸い込まれるように接近。パトロール員はこれに気づき、とっさに路肩側へよけ、すんでのところで接触は回避できました。
バックカメラで見ると、当該車両は手前でまず中央分離帯のほうへ近づき、そこから今度は反対にセンターライン方向へ寄っていくような動きであることが分かります。つまり蛇行運転、いわゆる「フラフラ走行」です。眠気によって、注力が散漫になり、精細に直進走行する集中力が無くなっていたのでしょうか。
パトロール員も思わず「うおおぉ…!」と声を上げた、ヒヤリとする瞬間。「大丈夫?」「ハハハ…大丈夫」と、胸をなでおろすしかありませんでした。
動画では「高速走行中は、わずかな操作で斜行します!」と注意喚起されています。
この映像は、道路のパトロールを委託されている中日本ハイウェイ・パトロール東京が、公式サイトで公開している啓発動画です。
これまでも、前方不注意で工事規制範囲にノーブレーキ突入する「衝撃の瞬間」が記録され、公開されてきました。
同サイトでは、この状況について「2023年7月の連休中日、日曜日の夕方」と説明し、これが「遠方ナンバー」であると明らかにしています。そのうえで、「左に斜行し巡回車に急接近。即座に路肩側にハンドルを切り衝突回避できました」としています。
今回の投稿を行ったNEXCO中日本 東京支社は、本文で「早めの休憩を。長距離を運転してきてお疲れのドライバーも多くいらっしゃいます。疲れを感じたら無理をせずに最寄りの休憩施設でリフレッシュをして、事故防止に努めてください」と呼びかけています。
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