オートポリスで行われた2018ピレリ スーパー耐久シリーズ第4戦決勝。ST-Xクラスのランキング首位を快走する#99 Y’s distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗)が2位表彰台を獲得。シリーズチャンピオン獲得に王手をかけた。
前回の第3戦富士24時間レースを制し、ランキングでは2位以下に40ポイント近い差をつけた#99 Y’s distraction GTNET GT-R。その反面、ここオートポリスでは60kgと重いウエイトハンデを背負うことになり、さすがに今回は苦戦が予想された。
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実際に予選でもクラス7番手と後方に下がってしまったが、決勝レースではハンデを全く感じさせない走りを披露。特に第1スティントの藤波が着実に1台1台をパスしていき、29周目には3番手まで浮上。気がつくと表彰台圏内を争うポジションに絡み始めていた。
レース中盤のスティントを担当した星野や浜野もミスなくポジションをキープ。ついにレース残り1時間を切るところで2番手に浮上した。
チェッカーまで残り20分というところで#3 ENDLESS GT-Rに抜かれてしまい3番手でのフィニッシュとなったが、#3 ENDLESS GT-Rはピット作業違反があったとしてレース後に30秒加算のペナルティを受けることになり、結果的に#99 Y’s distraction GTNET GT-Rは繰り上がりで2位を獲得。ウエイトハンデを考えても予想以上のリザルトとなった。
星野一樹はレースを終えて「本当に苦しかった!」と開口一番。今回のレースは手堅くまとめるつもりだったが、予想以上の結果を手に入れることができ、チャンピオン獲得に向け一歩前進できたと力強く語った。
「ここに来る前から残り3戦は手堅くいこうと決めていましたが、今回は60kgという重いウエイトで、しかも一番厳しいサーキットだったので、5位ぐらいとか手堅くポイントを獲るつもりでいました」
「それが、まさか表彰台に乗れるとは思っていなかったので、チャンピオンに向けては本当……すごくすごく価値のある表彰台でした」
この第4戦でも2スティントを担当する活躍を見せた藤波も、2位表彰台は予想外だったという。
「今回60kgのウエイトハンデということもあり、チーム的には4位あたりに来られればベストかなと思ったんですけど、こんなに前に行けるとは正直思っていなかったです。本当に良かったです」
「シリーズのことを考えたら、ポイント争いをしていたアウディ2台の前でゴールできたことはすごく大きなことですし、引き続きチャンピオンに向けて気を引き締めて頑張ります」
藤波が語るように、#99 Y’s distraction GTNET GT-Rは今回の2位表彰台でシリーズチャンピオンに王手をかけ、次の第5戦もてぎで4位以内でフィニッシュすれば無条件でチャンピオンが確定することになる。
星野はチームが得意としているツインリンクもてぎで、チャンピオンを決めたいと語った。
「次で決めたいですね。もてぎはいつも得意で、ポールポジションも獲っているし、ウエイトも半分になるので、チャンスも出てくるでしょう。今回ほど苦しいレースにはならないと思うので、チャンピオン目指して頑張っていきます」
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