星の数ほどあるクルマのなかで、結局はなにを買えばいいの?エンジン車がなくなるっていうけれど、電気自動車に乗り替えるタイミングはいつ?『GQ』編集部周辺でリサーチしたクルマにまつわるお悩みを、クルマ業界の売れっ子ライター、渡辺敏史に投げたら、カキーン! と答が返ってきました。
Q : 電気自動車は、買ったほうがいい?
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A : ホンダeのあるライフスタイルは贅沢ですよ
小ぶりで静かにスイスイ~
いつBEVに乗り替えるのかは、だれもが悩む問題でしょう。「欧米各国が2030~40年をメドにエンジン車の新車販売を禁じる」といった記事を読めば、エンジンがもうじきなくなるように感じます。でもそんなに簡単に事が運ぶのか、ちょっと疑問です。
ノルウェイのように水力発電でじゃぶじゃぶ電気が生まれる国は別ですが、日本の電力の電源構成を見ると、天然ガスと石油と石炭で8割近いので、BEVに移行したからといってCO₂削減には直結しない。だからいつBEVに乗り替えるのかは、それぞれの国のエネルギー事情によるし、個人のクルマの使い方、ライフスタイルにもよります。
そんな状況ではありますが、ホンダeに乗ると、このクルマと暮らすのは贅沢だな、と思わされます。まず感じるのは、エンジンをモーターに置き換えただけではなく、いいBEVをつくるためにゼロから考えているな、ということです。モーターをリアに配置した後輪駆動で、おかげで鼻先は軽いしハンドルはよく切れる。ホイールベース(前後輪の間隔)とトレッド(左右輪の間隔)の縦横比もBEVに最適化しているので、「BEVっていいなぁ」と思えるドライブフィールに仕上がっています。
1充電あたりの航続距離がせいぜい280kmというのがネックという声もありますが、ぶっ飛ばして遠くへ行くのではなく、ホンダeで楽しく健やかに過ごせることができれば、それはそれで豊かな生活だという気もします。自宅ガレージに200Vの普通充電器を設置するコストは10万円程度とか。ひと晩かけて充電して、近場のドライブをホンダeで楽しむ暮らしはいかがでしょう。
Honda eあえて小さめのバッテリーを積み、街中で普段使いするBEVというコンセプトを打ち出したのがこのクルマ。いざ走らせてみれば、交通量の多い都市部を軽快かつ滑らかに駆け回り、BEVならではの楽しさが味わえた。
SPEC 全長×全幅×全高:3895×1750×1510mm
ホイールベース:2530mm 車両重量:1510kg
モーター最高出力:136ps 最大トルク:315Nm
乗車定員:4名 価格:451万円~
【今回のアドバイザー】渡辺敏史
モータージャーナリスト
1967年、福岡県生まれの自動車評論家。文化的背景を理解しながら、キレのある自動車批評が人気。
Photos 安井宏充 Hiromitsu Yasui
Words サトータケシ Takeshi Sato
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みんなのコメント
新車価格が半額の200万円、走行可能距離が500キロになった時に購入を考える人が爆発的に増える。
軽量で高性能の充電池が発明されたらなぁ。
短い走行可能距離。
ありふれた外観。
不充分な空間の車内。
安くて遠くまで走る電動車が欲しい。
本気で大メーカーが研究開発製造販売したら、
どんな電動車が誕生するか見てみたい。
4人乗り、
高速道路を長距離は走らない、
関東在住なら首都高、
関西人なら阪神高速を時々走る、
平均時速100キロで安定走行ができる電動車、
それを目指して欲しい。
本田宗一郎なら
どんな電動車を市販してくれただろうか。
安くて遠くまで行ける電動車を見てみたい。