現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 570万円超えの「小さな最高級車」がスゴい! 全長3.7mに豪華オシャレ内装! 名門ブランドが手掛けた“激レア”3ドアモデルとは

ここから本文です

570万円超えの「小さな最高級車」がスゴい! 全長3.7mに豪華オシャレ内装! 名門ブランドが手掛けた“激レア”3ドアモデルとは

掲載 13
570万円超えの「小さな最高級車」がスゴい! 全長3.7mに豪華オシャレ内装! 名門ブランドが手掛けた“激レア”3ドアモデルとは

■ロールス・ロイスが手掛けた最高級ミニ「インスパイアード バイ グッドウッド」

 近年、コンパクトカーにおいても上質な内装を採用するなど、プレミアム感を高めたモデルが登場しています。
 
 しかし、コンパクトカーとしては異次元ともいえる、極めて高級な素材を用いた「超豪華」なモデルもあります。

【画像】「えっ…!」 これが新車価格570万円の「超高級コンパクトカー」です! 画像で見る(27枚)

 日常使いに便利なコンパクトカーは比較的低価格で展開されているモデルが多く、内外装も上級モデルよりシンプルな仕立てとなっている場合がほとんどです。

 しかし近年は、日産「ノートオーラ」やホンダ「フィット LUXE(リュクス)」など、上質な内装を特徴とするモデルも見られるようになり、コンパクトカーでもプレミアム性を高めたモデルへの需要が高まっているようです。

 そのようななか、2012年にはすでに高級な内装を装備するコンパクトカーが存在。しかも仕上がりは、もはやプレミアムカー顔負けともいえるものでした。

 イギリス発祥のコンパクトカーブランドで、現在BMWが展開している「ミニ」が2011年4月に発表した「MINI INSPIRED BY GOODWOOD(ミニ・インスパイアード・バイ・グッドウッド、以下IBGW)」は、特別な内外装をあしらった限定モデルです。

 ベースは2006年登場の2代目ミニ(3ドア)のうちのスポーティモデル「ミニ クーパー S」(R56型)で、パワートレインは最高出力184馬力・最大トルク240Nmを発揮する1.6リッター直列4気筒エンジンを搭載。6速ATまたは6速MTを組み合わせ、FF(前輪駆動)となっています。

 ボディサイズは全長3745mm×全幅1685mm×全高1430mmです。

 このIBGWの最大の特徴は、同じBMW傘下で最高級乗用車として名高いイギリスの「ロールス・ロイス」ブランドがコラボレーションし、内外装を仕上げている点です。

 IBGWはロールス・ロイス本社が置かれ、イギリス自動車業界の聖地ともいわれるイギリス南部グッドウッドで計画されたモデルであり、全世界限定1000台で用意されました。

 エクステリアは、ミニには設定されないロールス・ロイス専用色「ダイアモンド・ブラック・メタリック」が採用されたほか、ミニ クーパー S通常モデルに備えられるボンネットのエアダクトを廃止。

 ミニシリーズ全車に共通するフロントフェンダーの加飾パネル「サイドスカットル」には専用デザインのものが装備されるなど、ロールス・ロイスの威厳とエレガントさをプラスしています。

 インテリアは、ロールス・ロイス専用「コーンシルク・ベージュ」を採用し、IBGW向けに厳選されたバー・ウォールナット素材の本木目ウッドパネルを装備したうえ、パネルには加飾を手作業ではめ込むインレイ加工が施されました。

 さらに、インパネやメーター、センターコンソール、ルーフ内張り、ドアサイドなどの各トリムにもロールス・ロイス専用品の最高級レザーが用いられ、カーペットは「ディープ・ウール・フリース」素材を、ラゲッジスペースやサンバイザーにも最高級カシミア生地を使用しています。

 メーターはロールス・ロイスモデルと共通書体となっており、ドアサイドシルやシフトレバー付近には「MINI INSPIRED BY GOODWOOD」のロゴや「One of 1000」(1000台のうちの1台)の刻印入りアルミパネルが装備されています。

 内外装すべてにロールス・ロイスの要素を取り込み、細部にわたって贅沢な仕上げを施したIBGWは、日本国内でも正式に導入されています。

 日本では2012年5月に発売。全車6速AT・右ハンドルのみの設定で、570万円に設定されました。

 これは、316万円のミニ クーパー Sより約1.8倍も高額であり、まさに「超高級コンパクトカー」といえます。

※ ※ ※

 2023年10月中旬に複数の大手中古車サイトでIBGWの中古車を検索したところ、5台がヒット。しかしいずれも300万円を超えるなど、標準のミニ クーパー Sと比較すると極めて高価格を維持しているようです。

 なお、登場から10年以上経過していることから、消耗パーツや機関系を含め各部のメンテナンスが必要だと考えられます。

 こうした希少なモデルは何らかのきっかけにより価値が大幅に変化することもあるほか、海外に輸出されるなどで日本国内から姿を消すこともあるため、もしIBGWを探しているならば早めに動いたほうが良さそうです。

こんな記事も読まれています

全長4m級で「豪華内装」採用! ホンダ「小さな高級車」のインテリアがイイ! クラス超え質感の「フィット」特徴は?
全長4m級で「豪華内装」採用! ホンダ「小さな高級車」のインテリアがイイ! クラス超え質感の「フィット」特徴は?
くるまのニュース
トヨタが作った「天才タマゴ」が200万円超え!? 斬新デザインの走行距離12万キロ走った個体が凄い! オシャレグリーンの極上車が米に登場
トヨタが作った「天才タマゴ」が200万円超え!? 斬新デザインの走行距離12万キロ走った個体が凄い! オシャレグリーンの極上車が米に登場
くるまのニュース
「艶消し塗装」がカッコいい! 全長4.1mの「小さな高級車」登場! パワフルなエンジン搭載の「新型コンパクトSUV」の反響とは
「艶消し塗装」がカッコいい! 全長4.1mの「小さな高級車」登場! パワフルなエンジン搭載の「新型コンパクトSUV」の反響とは
くるまのニュース
全長5m級! ホンダの美しすぎる「新型セダン」が発売! めちゃスポーティな「RS」設定! 「新型アコード」インドネシアで登場
全長5m級! ホンダの美しすぎる「新型セダン」が発売! めちゃスポーティな「RS」設定! 「新型アコード」インドネシアで登場
くるまのニュース
スズキ新型「スイフト」発表! 美グリル&“斬新”内装がカッコいい!「印象に残る」デザインとは
スズキ新型「スイフト」発表! 美グリル&“斬新”内装がカッコいい!「印象に残る」デザインとは
くるまのニュース
トヨタ新型「クラウンセダン」発売! 1年半ぶり復活の「正統派セダン」はどんなモデル? 実際に体感した印象は
トヨタ新型「クラウンセダン」発売! 1年半ぶり復活の「正統派セダン」はどんなモデル? 実際に体感した印象は
くるまのニュース
斬新シフト採用の「小さな高級車」発売! 内装めちゃ「豪華」! 専用色と黒アクセントのオシャレモデル「DS4 パフォーマンスライン」に反響集まる
斬新シフト採用の「小さな高級車」発売! 内装めちゃ「豪華」! 専用色と黒アクセントのオシャレモデル「DS4 パフォーマンスライン」に反響集まる
くるまのニュース
レトロな「新型スポーツカー」登場! 丸目4灯×6速MTにめちゃオシャレ内装も魅力!?「M55コンセプト」インテリアの特徴は
レトロな「新型スポーツカー」登場! 丸目4灯×6速MTにめちゃオシャレ内装も魅力!?「M55コンセプト」インテリアの特徴は
くるまのニュース
日産の「豪華オシャレSUV」の内装がスゴい! 「高級ラウンジ内装」採用の先進SUV「アリア」の特徴は?
日産の「豪華オシャレSUV」の内装がスゴい! 「高級ラウンジ内装」採用の先進SUV「アリア」の特徴は?
くるまのニュース
レクサス「和製スーパーカー」登場! 1億円超え斬新デザイン&純白ボディの「最上級クーペ」 走行距離285kmの個体が凄かった!
レクサス「和製スーパーカー」登場! 1億円超え斬新デザイン&純白ボディの「最上級クーペ」 走行距離285kmの個体が凄かった!
くるまのニュース
斬新「踏ん張りシート」採用!? 36年落ちの「スバル車」が約450万円で落札! 角目4灯がカッコイイ“激レア”モデルが米に登場
斬新「踏ん張りシート」採用!? 36年落ちの「スバル車」が約450万円で落札! 角目4灯がカッコイイ“激レア”モデルが米に登場
くるまのニュース
黒グリルが「めちゃ精悍」! 斬新シフト搭載の「小さな高級車」日本発売! 新型「A3」セダンとハッチで426万円から登場
黒グリルが「めちゃ精悍」! 斬新シフト搭載の「小さな高級車」日本発売! 新型「A3」セダンとハッチで426万円から登場
くるまのニュース
8年ぶり“全面刷新”! 新型「小さな高級SUV」がスゴい! 斬新内装採用&めちゃスポーティ仕様も設定! 「今年の輸入車」最優秀に輝いた「X1」とは
8年ぶり“全面刷新”! 新型「小さな高級SUV」がスゴい! 斬新内装採用&めちゃスポーティ仕様も設定! 「今年の輸入車」最優秀に輝いた「X1」とは
くるまのニュース
ホンダ新型「オデッセイ無限仕様」初公開! 黒カーボンで迫力顔に! スポーティ&高級感が増すカスタムパーツ発売
ホンダ新型「オデッセイ無限仕様」初公開! 黒カーボンで迫力顔に! スポーティ&高級感が増すカスタムパーツ発売
くるまのニュース
GT-R顔!? 新型「ハイパー4ドアセダン」実車公開! 1300馬力&ド迫力ウイングの凄い「HiPhi A」、2025年に限定で発売!? 中国で披露
GT-R顔!? 新型「ハイパー4ドアセダン」実車公開! 1300馬力&ド迫力ウイングの凄い「HiPhi A」、2025年に限定で発売!? 中国で披露
くるまのニュース
日産が新型「6人乗り最上級SUV」実車公開! ド迫力顔&豪華内装が凄い! 新たな3列シートモデルの反響は? 広州で展示
日産が新型「6人乗り最上級SUV」実車公開! ド迫力顔&豪華内装が凄い! 新たな3列シートモデルの反響は? 広州で展示
くるまのニュース
トヨタが新型「FF最大・最上級セダン」実車展示! 斬新グリルが凄い!? パワー上がった人気No.1モデル「カムリ」の現地反響は?
トヨタが新型「FF最大・最上級セダン」実車展示! 斬新グリルが凄い!? パワー上がった人気No.1モデル「カムリ」の現地反響は?
くるまのニュース
22年ぶり復活? トヨタ新型「カムリ“ワゴン”」登場!? めちゃ美しい「FF最大・最上級セダン」をステーションワゴン化! 印デザイナーのCGがカッコイイ
22年ぶり復活? トヨタ新型「カムリ“ワゴン”」登場!? めちゃ美しい「FF最大・最上級セダン」をステーションワゴン化! 印デザイナーのCGがカッコイイ
くるまのニュース

みんなのコメント

13件
  • 小さな最高級車ですか、昔バンデンプラスプリンセスだったかな?、小さいけど気品と高級感に満ちた、そんな車があったなぁなんて思い出しました。
  • 当時、これにシグネット、アバルトフェラーリも売ってたんだよな。
    見た目がノーマルとかわらないミニは地味だったが、答えはシグネットの新車超えという現在の価値が正解だ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0495.0万円

中古車を検索
ミニの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0495.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村