8人乗り＆4人乗り登場！ トヨタ新「アルファード／ヴェルファイア」発表！ 安いグレード＆PHEV追加で価格差550万円!? 一部改良何が変わった？ さらなる豪華仕様も

■新アルファード／ヴェルファイア登場で販売店にはどのような反響が？

　トヨタは2024年12月20日に高級ミニバンの「アルファード」「ヴェルファイア」の一部改良ならび仕様追加を発表しました。

　なお一部改良は2025年1月7日から発売、仕様追加は1月31日に発売する予定となっています。

　アルファードは初代が登場したのが2002年のことで、20年以上にわたって人気を誇っています。

　そして2008年の2代目の登場と同時に、派生してヴェルファイアが誕生し、両者は姉妹モデルと言うべき関係です。

　現行モデルが登場したのは2023年6月のフルモデルチェンジで、アルファードでは4代目、ヴェルファイアでは3代目に当たります。

　モデルチェンジの開発テーマは「快適な移動の幸せ」のための「性能を世界基準に昇華させる」ことです。ミニバン用に最適化したTNGAプラットフォーム（GA-K）を採用しており、乗員に伝わる振動・騒音の低減が図られています。

　パワートレインは、ガソリン車とHEVを設定。後者では優れた動力性能と燃費性能の両立を図るべく、2.5L直列4気筒DOHCエンジン（A25A-FXS）を搭載したトヨタハイブリッドシステムを採用しており、高出力と高い燃費性能を誇ります。

　装備面は「おもてなし」の思想に基づいており、後席のどこにいても使いやすい操作性を実現しています。

　また従来と比較して両モデルの差別化が図られており、「王道」のアルファードに対して、ヴェルファイアは顧客の期待に応える「こだわり」のモデルという位置付けです。

　ヴェルファイアには専用グレード「Z Premier」が設定されており、黒を基調とした金属加飾で上質なデザインとなっています。

　加えて性能面でも、サスペンションチューニングやボディ補強、専用の2.4L ターボエンジンなどアルファードと差別化が図られています。

　この点で通常のグレードが「Z」となっているアルファードとは差別化がなされました。

　そして両モデルともに最上級の「Executive Lounge」が設定されています。

　そして今回、アルファード／ヴェルファイアには様々なトピックスが追加されました。

　主には「アルファード／ヴェルファイア（ガソリン車・ハイブリッド車）の一部改良」、「アルファード（ハイブリッド車）に8人乗りのXグレードを追加」、「プラグインハイブリッドシステム車の追加」、「トヨタ車体特別架装車 アルファード Spacious Lounge」の追加です。

　今回はそのなかで、「アルファード／ヴェルファイア（ガソリン車・ハイブリッド車）の一部改良」を中心に取り上げていきます。　

　一部改良の具体的な内容は、これまでExecutive Lounge固有の装備だった「ドライブレコーダー付きデジタルインナーミラー」を全車標準装備に拡大。

　また、「JBLプレミアムサウンドシステム（15スピーカー）」および「14インチリヤシートエンターテインメントシステム」をExecutive LoungeだけでなくZ・Z Premierまで拡大し、室内空間の快適性がさらに充実しています。

　その他、ヴェルファイアのボディカラーは、従来のブラックとサンセットブランの他にメーカーオプションでプレシャスメタルを追加。

　これによりアグレッシブさがより際立ったカラーも選択可能になっています。

　またグレードの拡充として、前述のとおりアルファード（ハイブリッド車）に8人乗りのXグレードが追加されました。

　そんなアルファードおよびヴェルファイアの改良について、販売店ではどのような状況なのでしょうか。

　関東圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「アルファードおよびヴェルファイアはミニバンの中でも特に人気で、オーダーが多数入っている状況です。

　1年以上前から予約されていたお客様への納車もまだ完了しておらず、納車するクルマを順次改良後のモデルに移行させていただく形になります。

　改良点は装備に関するものでありあまり目立たないものですが、依然として問い合わせは多く受けております」

　関西圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「当店では1月に抽選を行いますが、今回の改良発表を受けて多くの参加申し込みをいただいております。

　従来のZ・Z Premierの装備が充実したことで、以前よりも問い合わせは増えた印象です」

※ ※ ※

　なお今回、一部改良に加えて新グレードなどの追加があったことで、アルファード／ヴェルファイアの価格帯はより手が届きやすいモデルからさらに高級なモデルと幅が広くなりました。

　アルファードの価格は、ハイブリッド車（X／8人乗り／FF）の510万円からプラグインハイブリッド車（Executive Lounge／6人乗り／E-Four）の1065万円。価格差は550万円です。

　ヴェルファイアの価格はターボ車（Z Premier／7人乗り／FF）の670万円からプラグインハイブリッド車（Executive Lounge／6人乗り／E-Four）の1085万円になり、価格差は415万円とっています。

Comments

[inazumatanki]

まさにドル箱ですな

[mon********]

自分では選ばないクルマだが、社用車には最適。

内外装も先代より洗練されていて、嫌味がない。
運転して楽しい類のクルマではないが、不満はない。
乗り心地、静粛性、燃費は同価格帯の欧州車など及びではない。
インパネ、ナビ周りは欧州車より古いデザインだが、総じて商品力は非常に高く、文句も出ない。
欧州車の魅力に勝るとも劣らない出来は、トヨタの底力を感じさせる。
欧州車しか所有した事のない私だが、初めて欲しくなった日本車だ。とにかく素晴らしい出来栄えだ。