マクラーレンは、今季までチームのドライバーを務めたカルロス・サインツJr.がフェラーリに移籍することとなったため、その後任にダニエル・リカルドが2021年から加入し、ランド・ノリスとコンビを組むことになっている。
レーシング・ディレクターのアンドレア・ステラは、ノリスとリカルドのコンビがうまくいくことを願っているものの、サインツJr.とノリスのコンビは非常にうまくいっていたため、これまでとは異なるマネジメントを行なう必要があると考えている。
【来季はフェラーリへ】マクラーレンの”健全な環境”がサインツJr.の自信を育てた?「プレッシャーを感じなかった」
サインツJr.とノリスは、2019年と2020年の2シーズンにわたってコンビを組んだ。ふたりは年齢や経験が異なるもののすぐに強い絆を築き、今季はコンストラクターズランキング3位を獲得するのに貢献した。
「カルロスとランドが素晴らしかった」
ステラはチームのWEBサイトに掲載されたインタビューでそう語った。
「ふたりのコラボレーションのレベルは、信じられないほど高かった」
「それが、彼らがコース上で、同じようなパフォーマンスを発揮できていた理由のひとつだ。チームメイトの間でオープンで透明性のある会話が行なわれる時、お互いのことをチェックし合い、マシンの弱点を迅速に特定し、コーナーに対する最善のアプローチを見つけることができる。つまり、パフォーマンスが向上するんだ」
「これは、カルロスとランドの資質によって可能になったことだ。そして我々がチーム内に作り上げた、開かれた関係性と信頼感の効果だったと思う」
「このことは、ドライバーがチームメイトに対して利益を与えないように”箱”を閉じたままにするのではなく、その箱を開けることが快適だと感じられるようにするということを意味する」
リカルドが加入することによる影響について、ステラは次のように語る。
「彼は、最高のドライバーのひとりであるということが証明されている」
「我々の観点から最も重要なことは、カルロスとランドの間にあった高いレベルの協力関係を作り上げるのを可能にするために作り上げた条件を、維持することだ」
「しかしその条件を維持するだけでなく、新たな形に適応させる必要があるかもしれない。ダニエルはカルロスではないし、ランドと彼の関係はこれまでとは異なるはずだ」
「似ているかもしれないが、同じではない。そのためそれを念頭に置き、適応させる必要があるだろう」
マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、トロロッソに在籍していた際にリカルドと共に仕事をした経験がある。そしてその当時よりも、来季強力なパッケージになることを願っているようだ。
「彼は、共に仕事をする上では優れたドライバーだ」
キーはそう語った。
「彼は、以前共に仕事をした時から、多くの経験と知識を手にしているだろう。そして、彼がチームにもたらすモノについては、当時よりもかなり進んでいると思う」
「彼は優勝という実績を手にした状態でチームに加わり、そして最高のドライバーたちと対峙できる存在だ。彼が誰とでもうまくやることができるが、同時に大いなる決心も持ち合わせている。そのことは、どんなチームにとってもプラスの効果をもたらすだろう」
「彼は我々にとって、素晴らしい基準点となるはずだ。そしてランドと組むことで、我々はパドックでも最も強力なドライバーラインアップを持つチームのひとつになるだろう」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?