■トヨタの最新「軽トラック」の魅力とは!
高級セダンやコンパクトカー、ミニバンにスポーツカーまで様々なクルマをラインナップしているトヨタですが、実は「軽トラック」も販売しています。
あまり知られていない“トヨタの軽トラ”とは、一体どのような特徴を持っているのでしょうか。
【画像】「えっ…!」 これがトヨタの最新「軽トラック」です!(16枚)
そのモデルの名は、「ピクシストラック」です。
2011年に初代モデルが登場し、2014年にはフルモデルチェンジを経て2代目に進化。そのまま現行モデルとして販売が続いています。
グレードは、「スタンダード」「スタンダード“農用スペシャル”」「エクストラ」の3グレードで展開。
スタンダードは、その名の通りベースグレードかつ最量販グレードで、「あゆみ板掛けテールゲート」「電動式パワーステアリング」「助手席用サンバイザー」「ラジオ」「エアコン」が標準装備されています。
スタンダード“農用スペシャル”は、農業従事者向けに特化したグレードで、駆動方式は4輪駆動のみというタフな構成です。
さらに、重い物を積載した際に車体後方の沈みを抑えて車両を安定させる「4枚リーフ式リアスプリング」が標準装備されるほか、ぬかるみにはまって片側のタイヤが空転する場面でも反対側のタイヤにも駆動力を伝えて脱出を後押しする「スーパーデフロック」が搭載されているのが大きな特長です。
そして最上級グレードのエクストラは、オーナードライバーに向けて豪華な装備を取り揃えたグレードで、上記の装備に加えてメッキ仕様の「フロントグリル」が標準装備。
くわえて、テールゲートを開いた際に水平に保つことで長い物を積む際に便利な「格納式テールゲートチェーン」や「リアウインドウスモークドガラス」「パワーウインドウ」「電動格納式ドアミラー」など、機能性を備えた快適装備が付いてきます。
そんなピクシストラックのボディサイズは、全グレード共通で全長3395mm×全幅1475mm×全高1780mm、ホイールベースは1900mm。
ボディの塗装には、1層目に強力な防錆効果のある「カチオン電着塗装」が施され、その上に2層を重ね塗りすることで入念に錆の発生を抑えており、さらにアッパーボディの表面積100%に防錆鋼板を使用しています。
また樹脂製の前面パーツを採用したり、フレームを含めた下回りの防錆対策も万全にすることで、漁港や積雪地帯といった過酷な環境でも安心して長期的に使用することが可能です。
インテリアは、ドア開口部の広さが1080mm、ドア開度は67度、フロア高は415mmと、軽トラックの中ではトップクラスの乗降性を確保。
室内幅は1340mmあり、運転席は最大140mmのスライドができるため、体が大きなドライバーでも窮屈さを感じることがなく運転ができます。
シート座面は、縫製位置が摩擦の少ない部分にくるように配慮されており、頻繁に乗り降りを繰り返すような用途で酷使される軽トラックにふさわしい耐久性を実現しました。
パワートレインには、最高出力46馬力・最大トルク60Nmを発揮する660ccの直列3気筒エンジンを搭載。
安全装備として、衝突被害軽減ブレーキを始めとした13種類の機能を備える「スマートアシスト」を標準装備し、これを不要とするユーザーは「非搭載モデル」を選択することも可能です。(スタンダードとスタンダード“農用スペシャル”のみ)
ボディカラーは全8色から選択可能で、車両価格は102万3000円から128万7000円となっています。
※ ※ ※
電動格納式ミラーは、乗用車では今や当たり前の装備ですが、軽トラックの装備としてはまだまだ珍しく、最上級のエクストラグレードは軽トラックの中でも機能性に富んだモデルです。
過酷な環境に耐えられるように防錆対策も万全にしてあり、農業や漁業など、仕事のパートナーとしてはこれ以上ない頼もしいクルマといえるでしょう。
また、このピクシストラックはトヨタから販売されていますが、ダイハツの技術を借りて誕生したモデルであり、製造もダイハツが担当。
ダイハツブランドでは「ハイゼットトラック」の車名で展開されている、いわゆるOEM供給モデルです。
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