GⅯの「アルティウム」バッテリーを搭載した次世代プラットフォームがベースに
ホンダとゼネラルモーターズ(GM)は、GMが開発したグローバルEVプラットフォームと独自の「アルティウム」バッテリーをベースに、ホンダ向けの新型電気自動車(EV)二車種を共同開発することに合意。この二車種は、エクステリアとインテリアがホンダ専用デザインに、ベースとなるプラットフォームはホンダらしい運転特性を実現する設計になるという。
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GⅯとホンダの知見を活かして開発される新型EV二車種は、GMの北米の工場で生産。2024年モデルイヤーから、米国およびカナダで販売が開始される予定。GMとホンダは、これまでにも燃料電池、2018年からはバッテリーモジュールの開発など、電動化分野で提携を推進。今年1月には、サンフランシスコで公開した自動運転モビリティサービス事業専用車両、「クルーズオリジン」の開発も行なっている。
新型EV二車種の共同開発において、ホンダはGMのコネクテッドサービス「オンスター」のセーフティ・アンド・セキュリティ機能を「ホンダリンク」に統合して活用。いくつかの仕様においては、GMの先進運転支援技術も選択できるようになる。
GMのグローバル商品開発、調達、サプライチェーン担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのダグ・パークス氏は以下のようにコメントした。
「今回の合意は、すでに実績のあるホンダとの関係の上に築かれたものであり、GMのアルティウムバッテリーと最新のEVプラットフォームの進化と性能の高さを実証するものです。重要なことは、今回の共同開発が両社の完全電動化に向けた新たな第一歩であり、規模の拡大と生産能力の活用による収益性の高いEVビジネスをもたらすということです。GMはホンダとの緊密な連携による協業で素晴らしい実績を積み上げてきました。今回の新たな提携は両社の関係をさらに強固なものにするでしょう」
一方、アメリカン・ホンダモーター上級副社長のリック・ショスティック氏も次のようにコメントした。
「この提携により、両社の強みを補完し合い効率を高めることで、お客様により大きな価値を提供できると考えます。また、ホンダとGMのパートナーシップの拡大により、スケールメリットが活かされることで、電動化ロードマップの推進が加速され、業界をリードするホンダの温室効果ガスの排出削減の取り組みをさらに前進させることになります。さらに、われわれは両社のパートナーシップのさらなる進展の可能性についても話し合いを進めています」
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