もくじ
ー ディーゼルを廃止
ー 7年以内に50%をEVに
ポールスター1 欧州価格15万5000ユーロ(2062万円) モデルS P100Dの120万円高
ディーゼルを廃止
近日登場のボルボS60サルーンにはディーゼルが設定されない見込みだ。これは同社がディーゼルの使用をやめ、電動化へと舵を切ったことを示している。
BMW3シリーズ、アウディA4、メルセデス・ベンツCクラスなどをライバルとするS60は今後数週間以内に登場する。V60エステートと姉妹関係にあるこのクルマは、4気筒ガソリンエンジンと2種類のプラグインハイブリッドが用意される。2019年にはマイルドハイブリッドも追加予定だ。
一方、V60にはガソリンとプラグインハイブリッドに加え、D3やD4といったディーゼルの選択肢も残される。
ボルボのホーカン・サミュエルソンCEOは、「われわれの将来は電動化にかかっており、新世代ディーゼルエンジンは開発しません。内燃機関のみを搭載するクルマから離れる時期にさしかかっています。推移期間としてプラグインハイブリッドを用意していますが、われわれは完全な電動化を目指しています。S60はこの次のステップを示すモデルです」と語った。
7年以内に50%をEVに
ディーゼルゲート問題を受け、政府やメディアはディーゼルの低排出性や燃費に疑問を示している。これにより、ディーゼル車の販売は急降下を見せた。
ボルボは数年前に2.0ℓ以上の内燃機関を廃止するという決定をした。今回のS60のラインナップに関する決定はそれに続くものだ。
ボルボが2017年に行った発表によれば、2019年以降に発売するクルマを電動化のさきがけとするとのことだ。これに続き、英国政府は2040年以降内燃機関のみを搭載する車両の販売を禁止すると発表した。ハイブリッド化が義務付けられたということだ。
ボルボの電動化計画は業界内でも最も急進的なもののひとつだ。同社は7年以内に販売台数の50%以上をEVにするとの目標を掲げている。ボルボ初のEVとなるハッチバック車やXC40のEV仕様が2019年に投入される。独立した「ポールスター」ブランドもプラグインハイブリッドのポールスター1を発売予定だ。
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