トヨタ ランドクルーザープラドを一部改良。ブラックを基調とした特別仕様車も設定

2020年8月3日、トヨタはランドクルーザープラドを一部改良するとともに、特別仕様車「TX Lパッケージ Black Edition（ブラックエディション）」を設定して発売した。

出力を向上したディーゼルエンジンを搭載
ランドクルーザープラドは、トヨタのクロスカントリー4WDだ。現行型は、2009年に発表された4代目だから、かなりのロングセラーモデルだ。最近流行のSUVとは一線を画した本格的なクロスカントリー4WDであり、2列シート5人乗りだけでなく3列シート7人乗りも設定して、走破性の高さと使い勝手の高さでファンを集めているモデルだ。

今回の一部改良では、まず1GD-FTV型 2.8L ディーゼルエンジンのターボチャージャーを改良し、最高出力を従来の177psから204psに向上させている。これにより、より力強い走りを実現している。トップグレードのTZ-Gにはパドルシフトも採用し、ハンドルから手を離さず指先だけの操作でシフトチェンジを可能にした。

安全装備では、トヨタ セーフティセンスの機能を向上させ、プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大し、夜間の歩行者と昼間の自転車運転者にも新たに対応したほか、ヨーアシスト機能付きのレーンディパーチャーアラートやロードサインアシスト（RSA）、先行車発進告知機能を全車に標準装備した。

また、TZ-GとTX「Lパッケージ」には、駐車場などで後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーにより、注意を喚起するリヤクロストラフィックアラートをオプション設定（ブラインドスポットモニターとセット）した。

さらに、スマホとの連携を可能にした9インチのディスプレイオーディオ（DA）をオプション設定。車載通信機のDCM（データ コミュニケーション モジュール）と合わせれば、さらに便利で快適なカーライフを提供してくれる。

今回の一部改良と同時に発表された特別仕様車「TX Lパッケージ ブラックエディション」は、TXをベースに、Lパッケージ相当の装備に加え、内外装をブラック基調としたモデルだ。インテリアは、オーナメントパネルをシルバー塗装し、センタークラスターパネルなどをブラックに塗装している。

エクステリアでは、グリルやヘッドランプまわり、バックドアガーニッシュに漆黒メッキ加飾を施し、アウターミラー、ルーフレールなどはブラックに塗装している。また専用ブラック塗装の18インチ アルミホイールを特別装備し、ブラック塗装を施した大型のフォグランプベゼルも装着して、プラドの精悍な印象をより一層際立たせている。

グレードと車両価格（税込）は、以下のとおり。いずれも、トランスミッションは6速スーパーインテリジェントAT、駆動方式はフルタイム4WDとなる。ガソリンエンジンのスペックや、ここで紹介している以外の内外装などには大きな変更はない。

●2.7L ガソリンエンジン車
TX（5人乗り／7人乗り）：362万1000円／377万9000円
TX Lパッケージ（5人乗り／7人乗り）：414万円／429万8000円
TX Lパッケージ ブラックエディション（5人乗り／7人乗り）：426万1000円／441万9000円
●2.8L ディーゼルエンジン車
TX（5人乗り／7人乗り）：428万5000円／444万3000円
TX Lパッケージ（5人乗り／7人乗り）：481万円／496万8000円
TX Lパッケージ ブラックエディション（5人乗り／7人乗り）：493万1000円／508万9000円
TZ-G（7人乗り）：553万円

ランドクルーザープラド TZ-G　主要諸元
●全長×全幅×全高：4825×1885×1835mm
●ホイールベース：2790mm
●車両重量：2330kg
●エンジン形式：直4・DOHCディーゼルターボ
●排気量：2754cc
●最高出力：150kw（204ps）／3000-3400rpm
●最大トルク：500Nm（51.0kgm）／1600-2800rpm
●トランスミッション：6速AT
●WLTCモード燃費：11.2km／L
●タイヤ：265／55R19
●車両価格（税込み）：553万円

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Comments

内容本格派の割に、いまとなっては割安に見えるなー。
ブラックエディションとかカッコ良いし、欲しいかも、

モデルが古いからなぁ‥長く乗るならありですよね。