アバルト版は販売継続
フィアット124スパイダーの将来は、マツダとの提携が継続するかどうかに掛かっていると、同社のオリビエ・フランシスCEOが語った。
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124スパイダーは、英国で間もなく販売が終了する。にもかかわらず、このクラスでは車体を共有するマツダMX-5に続く第2位の販売台数となっている。世界的な販売は依然として低調だ。
「124の市場はニッチなものです」とフランシスは言う。「われわれにとって利益を生むビジネスですが、それはジョイント・ベンチャーだからです。そういうチャンスがあり、われわれはそれをものにしました。利益を生み出し、ある種の魅力的な要素をブランドに加えたのです」
「しかし、このようなクルマがブランドの将来にとって重要とは言えないことも承知しています。フィアットの本質と呼べるようなものではありません。しかし今のところ、興味深いチャンスであり続けています」
マツダMX-5とプラットフォームを共有する124スパイダーは発売から2年が経ち、先日には英国のウェブサイトに掲載されているラインナップから外されてしまった。だが、アバルト・バージョンのスパイダーとハードトップ付きのGTは販売が続けられている。
その具体的な理由を考えると、やはりWLTCという4文字が浮かび上がってくる。
旧いエンジンのため、販売終了か
124スパイダーの販売終了は、WLTP排ガス規制によるところが大きい。1.4ℓマルチエア・ガソリンターボ・エンジンは、フィアット・クライスラー・オートモービルズの様々なブランドで長年使われ続けている古いユニットだ。昨年後半に導入されたさらに厳しい排ガス試験に対応するための改良を施すことは、もはや費用対効果が見合わない。
アルファ・ロメオ・ジュリエッタとジープ・レネゲードでは、既にこのエンジンを搭載する仕様は売られていない。にもかかわらずアバルトのモデルでは使われ続けている。フェイスリフトを受けたレネゲードには新開発の1.3ℓターボが搭載されたが、このエンジンはまだ他のモデルに採用されていない。
フィアットは124スパイダーを、マツダの兄弟車から約1年遅れとなる2016年夏に英国で発売した。米国では昨年、両モデルとも急激に売り上げが落ちいてる。フィアットは2017年と比べて25%ダウン、ミアータの名前で売られているマツダは21%ダウンした。しかし、ヨーロッパ全体における販売は、両車とも比較的堅調を維持している。
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