英ロールス・ロイスは5月23日、本年のコンクールデレガンス・ヴィラデステ(5月24日~26日に開催)にて「レイス・イーグルVIII」を公開した。
イタリアはコモ湖畔のヴィラデステで毎年開かれるクラシックカーの祭典には、目の肥えた観衆の喝采を得るべく、世界中のコレクターが珠玉の名車を持ち込む。また、その格式ある祭典を格好の発表舞台と考える自動車メーカーが、美麗なコンセプトカーや特別なモデルを披露するのも恒例となってきている。
そんな伝統あるイベントに今年ロールス・ロイスが持ち込んだのは、100年前に初の大西洋無着陸横断飛行に成功した「ヴィッカース・ヴィミー」をオマージュするビスポーク仕上げの限定車。モデルネーム「イーグルVIII」は、この複葉機が積んでいた「ロールス・ロイス・イーグルVIII」エンジンに由来する。
ベースとなるのは2ドアクーペ「レイス」で、ボディカラーはヴィミーの操縦桿を握ったジョン・オールコックとアーサー・ブラウンが夜を徹して大西洋を渡った故事にちなみ、ガンメタルとセルビーグレイのツートンとされ、2色の境界線にはブラスカラーのコーチラインが入れられる。フロントグリルベーンがブラックとなるのも、イーグルVIIIのエンジンカウルが黒く塗られていたことをイメージしたものだ。
インテリアもボディカラーと呼応したセルビーグレイとブラックのレザーで仕立てられ、各所にブラスのコントラストステッチが施される。また、スモークドユーカリのウッドパネルには、夜空から見下ろした大地を表すゴールドやシルバーのアクセントが入り、ドライバーズシートからの眺めはさながら夜間のコクピットのようだ。こうしたモチーフはルーフにまで及び、ヘッドライナーには1919年の飛行時に見られたであろう天体と飛行の軌跡を描く1,183もの光ファイバーが埋め込まれている。
美しい夜空と冒険飛行のスピリットを余すことなく表現したレイス・イーグルVIII。実際に真のコレクターへ向け、50台限定で生産されるとアナウンスされているから、会場でオーダーを入れた顧客も出たのではないだろうか。
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