F1ベルギーGPのフリー走行1回目(FP1)が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマーク。RBの角田裕毅は16番手だった。
併催のFIA F3とFIA F2のフリー走行は、路面が一部濡れた状態で行なわれたF1ベルギーGPの初日。しかしF1のFP1が始まる頃には路面も乾き、各車ともドライタイヤを履いてコースインしていった。
そのセッション開始直後、コースインしたばかりのエステバン・オコン(アルピーヌ)にトラブルが発生。スピードが上がらず、チームからはピットインを指示された。またRBのダニエル・リカルドには、ターン1”ラ・ソース”でスピンするシーンがあった。
セッション序盤は、各車ハードもしくはミディアムのタイヤを選択し、周回を重ねた。そんな中レッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分44秒524で首位に。RBの角田も、セクター1を全体最速で走った。
セッション折り返しを迎えようというところで、各車がソフトタイヤを投入。今週末最初の予選想定アタックが始まった。
ここでもフェルスタッペンが最速。自身のハードタイヤでのタイムを1秒以上更新する1分43秒372をマークした。
RB勢はロングストレートが存在するセクター1で速さを見せた。特にパワーユニット交換により決勝レースを最後尾グリッドからスタートすることが決まった角田裕毅は、スピードトラップで341km/hと最速をマーク。追い上げを強いられる決勝レースで、オーバーテイクしやすいマシンにすることを目指しているようにも見える。チームメイトのリカルドも同様のセッティングのようだ。
セッション後半には、各車思い思いのタイヤを履き、FP1にも関わらずロングランをスタートさせた。
結局フェルスタッペンが最速でこのセッションを終了。2番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に0.531秒差をつけた。3番手にはウイリアムズのアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が続いた。
角田は結局1分45秒564で16番手。終盤にはハードタイヤで連続走行を行なった。チームメイトのリカルドは13番手で、角田よりも0.6秒速いベストタイムを刻んだ。
なおセッション序盤にトラブルに見舞われたオコンは、コース復帰が叶わず。チームの発表によれば、オコンのマシンには水漏れの疑いがあるようだ。
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