メルセデスはF1第6戦スペインGPでマシンをアップデート。大きく改善している様子が見られたが、ルイス・ハミルトンはまだタイトル争いには足りないと考えている。
今回メルセデスは他チームよりも大きな悩みの種となっていたポーパシングを改善するためのアップデートを投入。その効果はすぐに現れ、初日からハミルトン、ジョージ・ラッセル共にレッドブルやフェラーリに迫る速さを見せていた。
■ポーパシングにさようなら。長い悪夢から目覚めたメルセデスは「レッドブルとフェラーリに追いつける」と代表
予選ではQ2でトップタイムを記録する場面もあり、最終的にはラッセルが4番グリッドを確保。ハミルトンは6番グリッドに並んだ。
ハミルトンはポールシッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)から0.762秒差の6番手のポジションについて「前回のレースと同じポジションにある」と指摘しているものの、ポーパシングが解決に向かい、メルセデスが前進していることからその表情は明るかった。
「ストレートでバウンシングがなくなったのは、大きな、大きな違いだ」と、ハミルトンは言う。
「でもターン3やターン9のような場所では、まだ多少バウンシングが残っている。だからまだ改善に向けた作業が必要だ。でもマシンは凄く良くなっているよ」
「Q2では僕らが最速だったのを見ただろう。だから、これはチームにとって希望の光なんだ」
ハミルトンは現在ドライバーズチャンピオンシップで6番手で、首位のルクレールとは68ポイント差がついている。マシンは改善の糸口を掴み、調子を上向かせているが、彼はまだタイトル争いには遠いと話した。
「そのことはまだ気にしていないんだ。まだ遠いよ」
2022年シーズンのタイトル争い復帰の可能性について訊かれると、ハミルトンはそう答えた。
「チームメイトは4番手につけているんだ。つまりこのマシンは少なくとも3番手か4番手なのに、僕は6番手にいる。だから僕はまだこのクルマに苦しんでいるんだ」
「どうやって取りかかればいいか、何をすればいいか分からないが、挑戦し続けるし、一生懸命作業をして行くつもりだ」
ラッセルはアップデート後のマシンについて、ハミルトンが言うコーナリング中のポーパシングが問題として残っていると同意している。ただそれでもマシンは以前よりも車高を下げて走らせることができるようになったと評価した。
「コーナリングは基本的に、あまり変わっていない。でもグリップが良くなったことで、マシンをより路面に近い状態で走らせることができるようになった。ポーパシングの解消によってそうなってくれるだろうことは分かっていた」と、ラッセルは言う。
「でもこれを達成するために、全体的に多くのダウンフォースを失ったと思う。だからマシンは現時点では、先頭集団のライバルたちと戦えるほど速くはない」
「今、僕らはこれが自分たちの”ベースライン”だと把握できた。ここから積み上げていき、より多くのパフォーマンスを見つける事ができると思う」
なおラッセルは今回のアップデートの結果、開幕から5戦を席巻してきたレッドブルとフェラーリに対し、対抗できるようになったと確信できたとも付け加えた。
「今日のことだけを考えても、最高の1日ではなかったけど、チームとしてはベストリザルトを得られた」
「週末を通じて常にトップ3、トップ4に位置していたし予選ではタイムシートのトップに立ったのも初めてのことだった」
「僕らにとっては楽になった週末だった。この先のレースでどうなるか、ワクワクしているよ。もっとペースを引き出すためには、何レースが必要になるだろう」
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