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アメリカで復活が予告されたインテグラは日本にも導入されるのか? 価格も予想してみた

掲載 更新 50
アメリカで復活が予告されたインテグラは日本にも導入されるのか? 価格も予想してみた

<新型インテグラは北米アキュラブランドから復活予定>

ホンダがアメリカで「アキュラ インテグラ」を復活させるという発表が話題です。インテグラといえば、日本のファンには初代モデルが「DOHCロマン」、2代目が「カッコインテグラ」というキャッチコピーで知られています。

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なによりインパクトが強かったのは手の届くタイプRを初めて用意した3代目。そして4代目はタイプRを軸としたスポーツモデルとして生まれたものの、スポーツカー受難の時代にあって、モデル自体が消えることになってしまいました。

そんなインテグラが復活するとなれば、ホンダにスポーツイメージを期待するファンとしては盛り上がること必至なわけですが、はたして日本仕様の「ホンダ インテグラ」は登場するのでしょうか?

<日本導入に関するニュースは今のところ出ていない>

ひとつ言えるのは、インテグラ復活に関する日本語のリリースは現時点(2021年8月19日)で出ていないということ。日本でも展開する予定があるならば、日本向けの情報が出てもおかしくないのですが、今のところインテグラの話などなかったかのように無風です。

となると、アキュラというホンダの北米向けプレミアムブランド限定の話で、そもそも日本仕様は考えておらず、生産も北米で行なうと考えるのが妥当です。生産工場を整理する関係で日本向けラインナップを絞っているときに、さほど数が見込めないスポーツモデルを追加するとは考えづらいのも事実でしょう。

<シビックと共通のハイブリッドを搭載する可能性が高そう>

新生アキュラ インテグラについては「INTEGRA」という車名が彫り込まれたバンパーとヘッドライト回りのイラストが公開されているのみで、パワートレーンなどは未公開ですが、過去のインテグラがシビックのメカニズムを利用したスポーティモデルであったことを考えると、新型インテグラもシビックの兄貴分のようなメカニズムを採用していると考えられます。

シビックの兄弟車となれば、ダウンサイジングターボか、2モーターハイブリッド(e:HEV)のパワートレインを積んだ前輪駆動となるでしょう。かつてのタイプRのような超高回転型エンジンを積むことは環境性能からも考えられません。価格帯もシビックより高めになると考えるのが妥当です。

むしろ、ハイブリッドの(負の)イメージを避けるために、高性能エンジンのイメージの強いインテグラの名前を使うと考えるほうが、電動化に突き進むホンダ(アキュラ)のブランディング的にはあり得る話に思えます。

あのランボルギーニがカウンタック(クンタッチ)を復活させると発表しましたが、そのパワートレインはV12エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせています。電動化だからこそ、伝統的な名前を甦らせることで、ユーザーの理解を進めようというのが狙いでしょう。ホンダ(アキュラ)がインテグラを復活させる背景にも、似たようなブランド戦略があるのかもしれません。

<1.5Lターボを採用したとしても価格は400万円近いかも>

仮にシビックと同じ1.5Lターボエンジンを搭載するとしても、インテグラは豪華装備などで差別化したバージョンとなることでしょう。そうなると、少なくともシビックよりは価格帯が上がるはずです。

先日、フルモデルチェンジした新型シビックの上級グレードは、メーカー希望小売価格が353万9800円です。その1割増しとしても380万円を超え、2割増しならば400万円を超えてしまいます。

日本でインテグラを望んでいるユーザーは、それでも購入対象として検討するでしょうか? 多くの答えがノーであれば、日本仕様のインテグラは生まれることはないでしょうし、インテグラという名前だけで契約書にサインをするというユーザーが多ければホンダは日本導入を検討することでしょう。…はたして、インテグラの日本での復活はあるのでしょうか。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

※写真
1枚目:4代目インテグラ(タイプR)
2枚目:次期アキュラ インテグラのティザースケッチ
3枚目:3代目インテグラ(タイプR)
4枚目:2代目インテグラ

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