今年はシーズン開幕当初こそレッドブルが圧倒的な強さを見せつけたが、イギリスGPが終わった段階で前半戦を振り返ると6名のウィナーが生まれる大混戦に。レッドブルとて確実に勝利を狙える状況ではなくなってきた。
F1のレギュレーションで定められた空力テスト制限がレッドブルの開発に影響を及ぼし始めているものの、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、チームに今季マシンRB20へのアップデート継続を望んでいる。
■圧倒的な強さ”だったはず”のレッドブル、そのアドバンテージは消えてしまったのか?
2022年のグランドエフェクト時代の幕開け以来、レッドブルは圧倒的な強さを誇り、フェルスタッペンとレッドブルはこれまでにドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを総なめにしてきた。
フェルスタッペンは今季もドライバーズランキング首位をキープしているが、今年はこれまでとまったく異なる様相を呈している。フェラーリの両ドライバー、メルセデスの両ドライバー、マクラーレンのランド・ノリスが勝利を掴み、レッドブルのセルジオ・ペレスが苦戦していることで、ライバルチームにコンストラクターズタイトルを争う扉が開かれたのだ。
F1の空力テスト制限レギュレーションは、予算上限設定と同時に導入された。各チームがランキングに応じて、テスト時間に5%ずつ差を付けられている。前年度コンストラクターズランキング最下位のチームはランキング7番手のチームを基準に15%多く空力開発ができ、チャンピオンチームは7番手のチームの70%しか開発ができない。
このレギュレーションがレッドブルの優位性に影響を及ぼし始めているのか? と尋ねられたフェルスタッペンは次のように答えた。
「当然、より多く時間がかけられるというのは助けになるけど、レギュレーションはそういうモノだろう? 勝っているチームのペースを落とそうとするんだ」
「追いかける側だと、そうなっていれば嬉しいし、リードしている側でシーズン中に追いつかれると、自分が望んでいることではないように見えてしまう。でもレギュレーションはそういうモノだし、誰もがそれに同意している」
フェルスタッペンは開幕戦バーレーンGPでレッドブル以外のライバルに25秒差を付けてレースを終えたが、マクラーレンやフェラーリに加えてメルセデスも優勝争いに加わったことからフェルスタッペンはアップデート続投を求めている。
チームはイギリスGPにアップデートパッケージを持ち込んだものの、フェルスタッペンは予選Q1でマシンダメージを負ったことで、その効果を十分に発揮することができなかった。
新パッケージの効果についてフェルスタッペンは次のように語った。
「改善幅は大きいと思う」
「この週末はマシンにいくつかのパーツを試して見たけど、少し当たり外れがあった。もちろん、天候のせいもある。でも仮にフロアのダメージがなかったら、間違いなくポールポジション争いに加われていたはずだ。これはポジティブなことだ」
「僕らはプッシュし続ける必要があるし、パーツを投入し続ける必要がある。アップデートが来ることは知っているし、他のチームのアップデートよりも少しはマシだと良いね」
レッドブルでチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは以前から、現在のテクニカルレギュレーションが固定される中で、先行するレッドブルの改善幅は次第に少なくなってくるモノだと語ってきた。
しかしフェルスタッペンはこの考えを退け、次のように語った。
「僕はそう思っていない。そうでなければ、ただ怠けてしまうだけだからね」
「ファクトリー内の全員が、マシンにパフォーマンスをもたらすために常に全力でプッシュしていると確信している。でも他のチームにも同じことをしている賢い人たちが沢山いる」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
結局速いマシンじゃねーと勝てねーってか?