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モーガンとピニンファリーナがタッグを組んだオープンスポーツの「ミッドサマー」が初公開

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モーガンとピニンファリーナがタッグを組んだオープンスポーツの「ミッドサマー」が初公開

 英国モーガン モーター カンパニーとイタリアのピニンファリーナS.p.A.は2024年5月16日(現地時間)、コーチビルドの祭典「Midsummer」を開催し、これを記念して特別プロジェクトにより開発した「ミッドサマー」を50台限定で生産すると発表した。

 1914年からモーガンが手作業でクルマを生産している英国のピッカースレイ ロード工場の近隣にある丘陵の名称「ミッドサマー ヒル」に由来する車名を冠したミッドサマーは、既存のモーガン プラス6(PLUS SIX)のCXジェネレーション接着アルミプラットフォームおよびBMW製“B58”系2997cc直列6気筒DOHCツインパワーターボエンジン(340ps/500Nm)+ZF製 8速オートマティックトランスミッション(パドルシフト付)のパワートレインをベースに、ヨーロッパのバルケッタ(イタリア語で“小舟”を意味)スタイルの全盛期をオマージュしたデザインを、新たな独自解釈で採用したことが特徴である。

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 エクステリアは流麗な前後のドロップフェンダーや馬蹄形のフロントグリル、ロング化したテール、そして持続可能な方法で調達したチーク材を400層以上重ねて巧みに積層してキャビンを取り囲む木製フレームなど、モーガン車のアイデンティティを踏襲しながら、新たな解釈を加えてデザインしたことがトピック。シルバーのインサート入りヘッドランプや半分面取りして独立化したテールランプ、横長のハイマウントストップランプにはLEDを採用し、またボンネットには縦方向に刻印した“ピアノキー”アレンジのルーバーを配備する。ボディパネルはアルミ合金製で、250時間以上かけて手作業で製作した。さらに、前後のセンターには新しい表面処理を施したモーガン伝統のエンブレムを、左右フロントフェンダーには初めて“FUORISERIE(フオリセリエ。特注品を意味)”を付けたpininfarinaバッジを装着。足もとには専用設計の鍛造19インチアルミホイール(1本当たり10kg)と、前235/40ZR19/後255/40ZR19サイズのミシュランPILOT SPORT 5タイヤを組み込み、合わせて前後ダブルウィッシュボーン式のサスペンションには専用セッティングの可変式Nitronダンパーを組み込んだ。

 インテリアについては、新デザインのオフホワイト基盤アナログメーターや手作りのダイヤルスイッチなどを配して、コクピット周囲の木枠とともに車両全体の柔らかさと温かみを強調。また、ステアリングホイールを再設計し、頑丈な鍛造アルミニウムセンターを装備する。シートには横溝を刻んだ軽量・高剛性タイプを採用した。

 なお、50台のミッドサマーは特別プレビューセッション後に顧客に割り当てられる予定で、生産はモーガン創立115周年にあたる 2024年に開始して2025年中に終了する計画。車両価格は約20万ポンド(約3980万円)に設定し、ボディカラーやトリム、装備などは細かく選択できるという。また、実車は本年7月開催のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024で披露するとアナウンスしている。

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