岡山国際サーキットで行なわれたスーパーGT開幕戦では、ドライバーアピアランスでの一コマがSNSを中心に話題を呼んだ。今回はその“話題の人”にmotorsport.comが直撃した。
話題となったのは、7号車Studie BMW M4を駆る荒聖治とアウグスト・ファルフスが紹介された時のこと。この時ふたりの間には女性が立っており、インターネットミームとしても有名な楽曲『Daisuke』のダンスを披露。そのダンスの有名さも手伝い、このシーンを切り取ったTwitterの動画は5月2日時点で1.3万リツイート、2.3万いいねを超えており、まさに“バズった”と言っていい。
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この動画がいわゆる“万バズ”を記録する中で、踊っている女性が誰なのか、気付いているファンも少なくなかった。彼女こそ、TikTokなどで活躍する人気クリエイター、“オネーサン”なのだ。
オネーサンは以前、山形にあるBMWの正規ディーラー『モトーレンヤマガタ』に勤めており、そこでマーケティング担当に任命されたが、時世はコロナ禍で試乗会や展示イベントといった従来のマーケティングができず。そこで考え付いたのがTikTokだった。『BMWのオネーサン』として山形弁でBMWの魅力を発信する動画は人気を博し、フォロワーは10万人を突破した。
オネーサンはモトーレンヤマガタを退職後も、『山形のオネーサン』としてTikTok投稿やテレビ出演などで活躍していたが、そんな折、BMW Team Studieの鈴木“BOB”康昭代表から「BMW Team Studieを広めるお手伝いをして欲しい」とのオファーがあり、今季からSNS担当としてチームに全戦帯同することになったのだという。
『BMW Studieのオネーサン』というアカウント名でスタートしたTikTokは、投稿開始から1ヵ月で既にフォロワー8000人を超えている。中でも前述の『Daisuke』ダンスを切り抜いた動画は5万いいねを超えており、TwitterのみならずTikTokでもバズっている状況だ。
「私自身、レース現場が初めてだったので、ドライバーアピアランスがどういうものかも分かっていませんでしたが、BOBさんに何かパフォーマンスをして欲しいというお話をいただき、やるならしっかりやろうと(笑)。『Daisuke』は比較的年齢層高めの人でも知っているので、うまくハマったなと思いました」
そう語るオネーサン。ドライバーアピアランスの様子は自身のスマホでも撮影しており、「正直(自身のTikTokアカウントでの)バズは狙っていましたが、Twitterであんなにバズるとは思っていませんでした」と予想外の反響を振り返る。また、第2戦富士のドライバーアピアランスに向けても「何か仕掛けられたら」と意気込んだ。
これまでにもTikTokを駆使して、反響のある動画を数々生み出してきたオネーサン。“バズり”の秘訣を聞くと、「私はプロでも何でもないですし、マーケティングについて大学で学んだ訳でもないので……」と恐縮しながらも、「簡単なものを挙げると、その時に流行っているものを自分なりにアレンジしていくというのが良いと思います」と一言。また、TikTokが持つ他のSNSにはない特徴については次のように話した。
「インスタグラムだと、自分がいいねした投稿に合わせてオススメを表示しがちだと思いますが、TikTokは比較的、不特定多数に拡散されやすいので、一度“オススメのループ”に入れば、今までになかった層だったり、そのコンテンツを知らなかった方に認知度を広げることができるツールとして活用できると思います」
初めてのレース現場を経て、「画面で見るよりも、こんなに楽しいものなんだと思いました。その楽しさを少しでも伝えられるように、動画作りなど頑張っていきます。魅力がたくさんあるレースだと思うので、他のチームの方も何かやってくれたら嬉しいなと思います」と語ってくれたオネーサン。オネーサンの活躍に負けじと、今後は今まで以上にSNSに力を入れてくるチームが出てくるかもしれない。
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みんなのコメント
しかし昔も今も裸のおねーちゃん頼みなのは変わらんな
流行りに遅れまいと必死な感じが寒い