BMW Mの新しいフラッグシップ・モデルとして、レーシング・テクノロジーを駆使した高性能モデル新型BMW M8(エム・エイト)が受注を開始。12月以降に順次納車を開始すると発表した。
新型BMW M8は、BMW M社が開発した最も力強いV型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。
BMWがサーキットの走行性能を高めたV型8気筒エンジンの新型「M5 Competition」を発売
ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションおよび後輪駆動を重視した4輪駆動システムM xDriveを組合せ、高性能エンジンの性能を最も効率的に引き出し路面に伝達することが可能なレーシング・モデルとなっている。
最高出力460kW(625PS)/6,000rpm、最大トルク750Nm/1,800 -5,800rpmを実現すると共に、0-100km/h加速は、3.2秒を達成している。
全長4,867mm、全幅1,907mm、の存在感あるボディは、低重心かつ伸びやかなシルエットをまとい、フロント・サイド・パネルに幅広なデザインを採用することで、ボディに光の反射による美しい帯を生み出し、究極を求めた高性能モデルであると同時に、繊細かつ優雅なラグジュアリー・モデルとしての個性を演出している。
そして、ダブル・バー・キドニー・グリルや、ボディ側面のエア・ブリーザーに装備されたMギルなど、BMW Mモデルの象徴的な装備を採用している。
そして、BMW Mモデルの特徴でもある、エンジン・レスポンス、ステアリング、サスペンション特性をドライバーが任意に設定変更できる機能に、新たにブレーキ・システム設定の変更が追加された。
また、同じく新システムとして、センター・コンソールに「M MODE(Mモード)」ボタンが追加された。これにより、メーター・パネル、ヘッドアップ・ディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを「ROAD(ロード)」「SPORT(スポーツ)」いずれかのモードに変更することが可能となった。
「ROAD」は基本設定として全ての運転支援システムが有効になり、「SPORT」はドライバーが任意に設定した情報に基づいて、前車接近警告および衝突回避・被害軽減ブレーキを除く全てのブレーキやステアリング・システムへの介入を無効にすることが可能となっている。
なお新型BMW M8には、3年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されている。
この「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」は、2016年よりBMW全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージであり、顧客に対してより安心なドライブを提供している。
BMW Mモデルに初めて採用されたM専用インテグレーテッド・ブレーキ・システム
新型BMW M8で初めて採用されたM専用インテグレーテッド・ブレーキ・システムは、アクセル全開時の高負荷条件下でも優れた安定性を実現するように開発された。
これは、ブレーキの作動、ブレーキ・ブースター、ブレーキ制御の各機能をコンパクトに統合すると共に、非バキューム式のブレーキ・ブースターを採用することで、約2kgの重量削減を実現している。
ブレーキ圧は電動アクチュエーターによって生成され、より素早く正確な制御が可能となっている。さらに、インテグレーテッド・ブレーキ・システムによって、ドライバーは任意に車両の減速度を調整することが可能となり、あらゆる状況でドライバーが思い描くペダル・フィーリングを実現することができる。
そして、より快適性を重視した「COMFORT」モードと、素早い反応を重視した「SPORT」モードの2種類のペダル・モードの設定があり、車両を減速させるのに必要なブレーキ・ペダルの踏み込み量を変更することが可能となっている。
そのため、濡れている路面や、横方向の加速度が大きい、ブレーキ温度が高い、といった状況下でも、ブレーキ・ペダルの感覚を一定に保ち、常に正確な制動力の制御が可能となっている。
新型BMW M8に搭載されたV型8気筒エンジンは、BMW M社が培ってきた最先端の技術を余すことなく採用し、アクセル・ペダルの微細な操作にも鋭く反応し、ドライバーの意思に敏感に呼応する高性能エンジン。
2基のターボチャージャーへ排気ガスを供給するエグゾースト・マニフォールドは、クロスバンク型を採用することで、最大限に排気エネルギーを活用しながら素早いレスポンスを可能とし、また、燃焼室に燃料を供給するダイレクト・インジェクション・システムの最高噴射圧力を350barまで高めることで、極めて微細な霧状の燃料噴射を実現し、より高効率な燃焼を可能としている。
オイル供給には、高いレベルでのサーキット走行を考慮して、オイル・パンのフロント側に小型のオイル・チャンバーを搭載し、極度の横方向および前後方向の負荷がかかる状況下でも、必要に応じて小型チャンバーから追加でオイル供給を可能にする吸引システムを採用している。
新型BMW M8 Competitionは、よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したモデルであり、エンジンからデザインまで、特別なセットアップが施されている。
Competitionモデル専用に開発されたV型8気筒エンジンは、車両構造部との接続部をより強固にする、極めて硬い専用のエンジン・マウントを採用し、より直接的な動力伝達が可能となっており、最高出力は625ps(460kW)/ 6,000rpmを発生する。
デザイン面では、ハイグロス・ブラックのキドニー・グリルとモデル・バッチ、ドア・ミラー、リア・スポイラーが装備され、よりアグレッシブなデザインとなっている。
そして、新型BMW M8で初めて採用されたMモード・ボタンでは、通常モデルの「ROAD(ロード)」「SPORT(スポーツ)」に加えて、運転支援システムの快適性と安全性に関する全ての機能が無効になる「TRACK(トラック)」モードが装備されている。
BMW M社が開発したインテリジェント4輪駆動システムBMW M xDrive
BMW M5で初めて導入されたインテリジェント4輪駆動システムM xDriveは、高性能エンジンから発生したトルクをフロントとリヤに無段階かつ可変的に振り分け、さらに、アクティブMディファレンシャルの搭載により、2つのリヤ・ホイール間のトルクを最適化し振り分ける。
これにより、安定した路面でのスポーツ走行から、路面状況が変化する環境下での走行まで、必要に応じてトラクションを最適化し、俊敏性、走行安定性を大幅に向上させる。特に新型BMW M8では、ダイミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の介入は極端な状況のみに限定されており、エンジンから発生するエネルギーを、推進力としてほぼ無駄なく利用可能となっている。
M xDriveは、後輪駆動重視しており、リヤ・ホイールに優先的に駆動力を振り分け、車両が安定性を保つために必要なタイミングを見極めて、フロント・ホイールに駆動力を供給。
ドライバーは必要に応じてフロント・アクスルとリヤ・アクスルの間の駆動力配分を設定することも可能で、初期設定の「4WD」モード、ほぼ後輪駆動に近い「4WD SPORT」モード、DSCをオフにし完全な後輪駆動走行となる「2WD」モードが用意されている。
新型BMW M8のインテリアは、モーター・スポーツ由来のアグレッシブなデザインと、ラグジュアリーな優雅さを兼ね備え、BMW M社の新たなフラッグシップ・モデルに相応しい室内空間を実現。
Mモデルらしさの象徴として、Mレザー・ステアリング・ホイールに装備された赤色のMボタンとセンター・コンソールの赤色のスタート/ストップ・ボタンをはじめ、新デザインのセレクター・レバーにはMのロゴが刻まれ、Mモデル・カラーのステッチが施されている。
また、カーボン・ファイバー製インテリア・トリムにより、高性能スポーツ・モデルの個性を際立たせている。
新開発のスポーツ・シートは、立体的にデザインされ、両脇のサイド・ボルスターや肩回りは大きくせり出す形状を採用することで、ドライバーを快適に包み込むデザインとなっている。ヘッドレストには、「M」のロゴがデザインされた照明付きモデル・バッジが装備されている。
主な車両諸元(ヨーロッパ仕様値)
BMW M8
全長4,867mm、全幅1,907 mm、全高1,362mm、ホイールベース2,827mm、車両重量1,885kg、車両総重量1,960kg、排気量4,395cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力600PS(441kW)/6,000 rpm、最大トルク750Nm/1,800-5,600rpm。
BMW M8 Competition
全長4,867mm、全幅1,907 mm、全高1,362mm、ホイールベース2,827mm、車両重量1,885kg、車両総重量1,960kg、排気量4,395cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力625PS(460kW)/6,000 rpm、最大トルク750Nm/1,800-5,800rpm。
関連情報:https://www.bmw.co.jp/ja/index.html
構成/編集部
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