ストリームにウィッシュとヒンジドアのミニバンが一時代を築いたが、あの当時三菱にもディオンがいた!! 色々ありまして、あまり売れなかったものの、今となっちゃ5ナンバーサイズだし、取り回しもちょうどいいハズ。今こそディオン復活じゃないか三菱よ!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
今こそディオンだ!!!! フリード&シエンタに勝つなら5ナンバーミニバンを復活させるべきよ三菱
■すっかりSUVメーカー……フリードシエンタの対抗馬欲しくない!?
他社の5ナンバーミニバンが人気を呼んでいるが三菱のミニバンはデリカD:5のみ
現在はすっかりSUVを得意とするメーカーというイメージが付いた三菱。
現在も先日発売されたデリカミニをはじめ、アウトランダーPHEVや根強い人気を誇るデリカD:5など、悪路をものともしない走破性を兼ね備えたモデルがラインナップの多くを占めている。
一方で往年の三菱ユーザーからすると、ランサーエボリューションを筆頭とするスポーツモデルが存在しないことが残念に感じてしまうところ。
だが、もうひとつ現在の三菱のラインナップにないものがある。それが手ごろな価格かつ扱いやすいボディサイズを持った3列シート車だ。
■三菱の3列モデルは全部400万超えか……手ごろな3列モデル追加切望
先代アウトランダーは3列シートを選んでも約270万円と、今思えばお手頃であった
現在の三菱のラインナップで3列シートを備えるのはアウトランダーPHEVとデリカD:5の2車種のみ。
しかも、どちらも3ナンバーサイズのボディを持つモデルとなっている。
さらに価格もエントリーグレードであっても400万円を超えるものとなっている。
アウトランダーPHEVに至っては7人乗り仕様は500万円超!!!! 気軽に購入することが難しい価格帯となっていしまっているのだ。
過去にはアウトランダーにはガソリンモデルが、デリカD:5にも2Lガソリンで2WDというエントリーグレードが存在していた。
だが、気づけばどちらも消滅してしまっており、手ごろな価格の3列シート車がない状態なのである。
このままではデリカミニで三菱車の魅力に気付いたユーザーがクラスアップしていく上でちょうど良いモデルがないことに……。
せっかく三菱ファンになってもまた他メーカーに移ってしまう可能性が高くなってしまう。
■スライドドアじゃないけど……乗り降り性能バツグンだったのよ
全高1650mmと当時のストリームが1590mmであったことを考えると、背の高い部類であった
そこで復活を望みたいのが、2000年~06年まで販売されていた3列シートミニバンである「ディオン」である。
ディオンは当時、トールワゴンとしてラインナップされていたミラージュディンゴのプラットフォームを流用した7人乗りの3列シートミニバンであり、ボディサイズは5ナンバー枠に収められていた。
ベースとなったのがコンパクトカーということもあって、同クラスのミニバンよりは全長がやや短めとなっていた。
だが、運転に不慣れなユーザーからしてみれば取り回しやすさにもつながり、決してデメリットだけだったとは言い難い。
もちろん搭載エンジンはライバルと同じく2LのNAエンジンだけでなく、1.8Lのターボモデルも存在。
当時走りにもこだわりが強かった三菱らしいところといえるだろう。
後部ドアはスライドドアではなく一般的なヒンジドアを採用していたが、同じくヒンジドアを採用していたストリームやウィッシュなどよりも全高が高めとなっており、乗降性が高かったのも美点となっていた。
■ミニバンが150万円!? 装備を考えると格安だったぜ
シートアレンジも多彩で2列目のシートを倒せば机として使うことも。今のアウトドアブームを考えると十分勝負できる気も
そしてヒンジドアに比べてコストがかさむスライドドアを採用しなかったことで、2000年代の2Lクラスの3列シートミニバンとしては驚異的とも言える150万円~のスタート価格を実現していた。
もちろんエアコンやパワステ、パワーウィンドウといった快適装備は全て標準装備となっていたので、スタート価格だけを安く見せる飾りグレードではなかった点も評価したいところだ。
このようにユーザーの買いやすい価格帯かつ、扱いやすいサイズで登場したディオンは、登場直後こそ比較的好調な滑り出しであった。
だが、直後に明るみに出たリコール隠し問題の影響もあってスタートダッシュを決めきれなかったのが非常に残念だった。
結局、ディオンが消滅した後は三菱から5ナンバーサイズの3列シートミニバンは一旦消滅。
2011年10月に日産 NV200バネットのOEM供給を受けたデリカD:3ワゴンで復活したものの、2019年に終売となり、現在はまた空席となってしまっている。
シエンタやフリードでは小さいけれど、3ナンバーになったノアやステップワゴンは持て余す……というユーザーの受け皿になる車両が今こそ必要となるのではないだろうか。
一応、三菱には東南アジア地域向けに現地生産している3列シートMPVのエクスパンダーが存在しているので、これをベースにナロー化するというのもひとつの手かもしれないが、果たして……?
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Eディオン(笑)