カレン・ギランが自分のクローンと決闘するSFスリラー『デュアル』

『デュアル』は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ（2014年ほか）などMCUのネビュラ役や『ジュマンジ』シリーズ（2017年／2019年）のカレン・ギランが主演を務めるSFアクションスリラーです。

　同棲中の恋人ピーターとはマンネリ気味、父は亡くなり過保護な母は毎日連絡をしてくる……。そんな平凡な毎日を過ごすサラにある日、突然悲劇が訪れます。密かに体を蝕んでいた病魔により、余命が残り僅かだというのです。茫然自失となるサラに、医師から＜リプレイスメント（継承者）＞のカタログが手渡されます。それは、間もなく死を迎える者が、遺族を癒すために自らのクローンを作り出すというプログラムでした。

　サラは＜リプレイスメント＞を決断し、残された時間をクローンとの引継ぎに充てます。目の前でピーターや母と親しくなっていくクローンの姿に寂しさを覚える中、なんとサラの病が奇跡的に完治したという報せが。しかし、クローンとの共存は法律で禁じられています。双方が生存を主張した場合は、決闘裁判が行われることに……。同じ顔に同じ体、同じ能力。違うのは瞳の色だけ。5種類の武器を5秒で選択。決着は、片方が死ぬまで——。

　主人公サラ役に、主演したアクション映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』（2021年）の大ヒットも記憶に新しいカレン・ギラン。クローンとの決闘に挑むサラを鍛え上げるトレーナーのトレントを、人気ドラマ『ブレイキング・バッド』シリーズ（2008年～2013年）のアーロン・ポールが演じます。

　カレン・ギランと言えば、マット・スミスと共演した『ドクター・フー（ニュー・ジェネレーション）』シリーズ（2010年～2013年）でも知られていますが、同シリーズにはドクターの愛車としてトライアンフのスクランブラーが登場。さらにギランは『ジュマンジ／ウェルカム・トゥ・ジャングル』（2017年）で、スズキDR-Z400に乗って向かってくる敵にドロップキックをかましたりもしていました。

　そう遠くない未来、現実に起こりうるかもしれない衝撃を描く『デュアル』は、2022年10月7日（金）より全国ロードショー中です。