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【ワゴニア復活】ジープ・グランドワゴニア・コンセプト 3列シート車 アメリカンSUVの真骨頂、初公開

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【ワゴニア復活】ジープ・グランドワゴニア・コンセプト 3列シート車 アメリカンSUVの真骨頂、初公開

アメリカンSUVの代表格が復活

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

【画像】実車写真も! グランドワゴニア・コンセプト【最新ジープと比較】 全79枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ジープは、新型のプレミアムSUV、グランドワゴニアのコンセプトモデルを初公開した。歴史あるワゴニアの名を復活させ、アイコニックな初代のデザインに現代的なスタイリングを融合させたモデルとなっている。

1962年に発売された初代ワゴニアは、プレミアムSUVセグメントの初期のパイオニアとして広く認知されている。

ジープは「ワゴニアの復活により、新しいレベルのデザインディテールと先進の安全・テクノロジー機能を備えた、よりプレミアムな領域への拡大が可能になりました」と述べている。

公開されたグランドワゴニアのコンセプトモデルは、現代性と信頼性の両方に焦点を当ててデザインされ、「究極のプレミアムSUVの未来をカプセル化」したという。

2021年の北米発売を予定しており、ジープの新たなフラッグシップモデルとして登場。ライバルはレンジローバーやBMW X5などの高級モデルだ。ただし、現時点では欧州や日本への導入は明らかにされていない。

市販モデルでは、3種類の四輪駆動システム、独立式のフロントおよびリアサスペンション、Jeepのクアドラリフト・エアサスペンションから選択可能で、高級車にもかかわらずオフロード性能が優先されることが分かる。

技術的な詳細は未確認だが、コンセプトモデルにはプラグインハイブリッドのパワートレインが搭載され、改良新型レネゲード、ラングラー4xeといったPHEVモデルと密接に関係していると思われる。

デザイン 伝統・先進性を融合

市販モデルではデザインが若干トーンダウンしていると思われるが、このコンセプトモデルにはグランドワゴニアに期待できるさまざまな要素が詰まっている。

例えば、ジープのトレードマークである7ベントのフロントグリルを現代風にアレンジしたような要素は、おそらくそのまま引き継がれるだろう。

ラングラー、レネゲード、グラディエーターなどでおなじみのエアインテークは、ブラックのアクセントと細かい格子が施されている。フロントマスクを横切るように配置されたワイドなLEDのシグネチャーライトがワイド感を強調する。

コンセプトモデルではLEDプロジェクターヘッドライトの周囲をチーク材で囲んでいるが、これは初代ワゴニアの木製サイドパネルを参考にしたもので、市販化される可能性は低いだろう。

また、フロントの牽引フックとブラックのアルミ製スキッドプレートがオフロード性能を示唆している。

他のジープ車と同様に台形のホイールアーチが特徴的で、足もとには24インチ・アルミホイールを装着している。これは市販モデルではインチダウンされるだろう。

ただし、新しいフォントを採用したバッジは、市販モデルでも採用される可能性が高い。

また、リアのラップアラウンド型LEDライト、小型のリアディフューザー、ルーフレール、パノラミックサンルーフも採用されると思われる。

7人乗りの内装 1列目に4枚のスクリーン

インテリアは、モデル史上初となる3列シートの7人乗りレイアウトを採用している。

大きな窓と全面ガラスルーフにより、全方位からの視界を確保。ジープによると、ガラスは「環境に優しく、完全にリサイクル可能なサステナブル素材で、豊富な天然素材を使用しています」とのこと。

ダッシュボードにはブラックガラスのパネルが、スピーカーやシフトセレクターにはアルミニウムが使用されている。また、このモデルの伝統に敬意を表して、インストゥルメント・ディスプレイとドアパネルにはウッドインレイが採用された。

車内にはサステナブルな素材がふんだんに用いられている。ヘッドライナーはダイナミカのマイクロファイバー・スエード、フロアマットはリサイクル素材の「Thrive」、シートやドア、コンソール、インストゥルメントパネルに合成繊維「PUR」が使われている。

内装で特徴的なのは、1列目に4つの大型デジタルディスプレイが搭載されていること。

12.3インチのデジタルメーター、12.1インチのセンタータッチスクリーン、10.25インチのクライメートコントロールパネル、助手席の前に設置された10.25インチのタッチスクリーンという構成だ。

2列目シートにも10.1インチのタッチスクリーンが装備されており、クライメートコントロールパネルも使用できる。

車載システムには、FCA最新のAndroidベースのUconnect 5を搭載しており、現行モデルの5倍の速さで動作するという。

23スピーカー24チャンネルのオーディオシステムは、ホームオーディオブランドのマッキントッシュ社が開発したもので、今回の自動車デビューに合わせて、アルミとグロスブラックのデザインに仕上げられている。

「プレミアムSUVの再定義」 ジープ幹部

ジープブランドのグローバルプレジデントであるクリスチャン・ムニエは、次のように述べている。

「今後数年でジープの各モデルの電動化が進み、ワゴニアが再導入されることで、わたし達は新しいセグメントとよりプレミアムな空間への進出を急速に進めています」

「ワゴニアは、伝統的なジープブランドとその比類のない能力、信頼性、自由に根差しており、その復活により、新しいレベルのデザインディテール、先進の安全性とテクノロジー機能を備えた、よりプレミアムな領域へと拡大することができます」

「グランドワゴニア・コンセプトは、この時代を超えたアイコンを現代的に表現したものであり、ベンチマークとなるプレミアムSUVをどのように再定義し、再構築していくかを示唆するものです」

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みんなのコメント

5件
  • X5とかよりも、エクスペディション、サバーバン、ナビゲーター、エスカレードあたりがライバルになりそう。
  • FCAだから、ラムトラックがベースになるのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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