ポルシェは2017年3月7日から開催されるジュネーブモーターショーで、パナメーラの新たなトップモデルとして「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」のワールドプレミアを行なう。
■ポジショニング
ポルシェはすでに「パナメーラ 4 E-ハイブリッド」というハイブリッドモデルを世に送り出していて、ガソリンエンジンと電気モーターの併用による高いパフォーマンスを持ったスポーツカーを作り出すことに成功している。しかし4 E-ハイブリッドのパワーユニットは、2.9LのV6エンジンに243kW(330PS)の100kW(136PS)の電気モーターを組み合わせたもの。パナメーラのラインアップの中にあっては、あくまでもミドルグレードとしての設定だった。
それに対し今回追加された2番目のハイブリッドモデルに搭載されるエンジンは、これまで最も高性能だったパナメーラ ターボと同じ、404kW(550PS)を発生する4.0LのV8ターボ。電気モーターの出力は4 E-ハイブリッドと同じく100kW(136PS)だが、システムトータルの最高出力はじつに500kW(680PS)を発生することになる。つまりプラグインハイブリッドモデルが、パナメーラのフラッグシップモデルになったわけだ。
■パワーユニット
このV8ターボエンジンと電気モーターの組み合わせは、飛びぬけた最高出力を発揮するにとどまらず、アイドル回転数を少し超えた回転域から850Nmの最大トルクを発生することにも注目したい。この太いトルクと広いパワーバンドによって、0-100km/h加速タイムは3.4秒をマークし、最高速度は310km/hに達する。
またポルシェ ハイブリッドモジュールに備わるデカプラーは、パナメーラ4 E-ハイブリッドと同様に、エレクトリッククラッチアクチュエーター(ECA)によって電気機械的に作動する。その結果が、素早いレスポンスと高水準な快適性の両立へとつながっている。
トランスミッションは、他の全ての2代目パナメーラ モデルと同様に、高速シフトの8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)を採用。そこからアダプティブ4WDシステムのポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)に駆動力が伝えられる。
電気モーターは、容量14.1kWhの水冷式リチウムイオンバッテリーによって電力供給される。リヤに搭載された高電圧バッテリーは、230V/10A電源で6時間以内にフル充電され、充電中に車内を冷却/暖房する補助エアコンも装備する。
E-ハイブリッドのシステムは、スポーツカーの性能、長距離の快適性、および効率性という、3-wayの組み合わせを実現しているのも大きな特徴のひとつ。通常の市街地走行等では、純粋な電気駆動の「E-パワー」モードによるゼロエミッション走行が可能だ。その航続距離は50kmに達する。
そしてアクセルペダルの設定された圧力ポイントを超えるか、バッテリー充電レベルが最低値を下回ると、パナメーラは両方の駆動システムのパワーを使用する「ハイブリッドオート」モードへと切り替わる。プラグインハイブリッドモデルのプレミアムガソリンの燃料消費量(NEDC)は2.9L/100km(CO2排出量:66g/km)。消費電力は16.2kW/h/100kmとなっている。
■装備
2代目パナメーラには、2017年7月に欧州でデビューした当初から、ホイールベースを150mm延長したエグゼクティブも用意されいている。パナメーラ ターボS E-ハイブリッドもその例外ではなく、3100mmのロングホイールベースで後席居住性を高めたエグゼクティブを選ぶことができるようになっている。
パナメーラ ターボS E-ハイブリッドには、ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)、ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)を含むポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ(PDCC Sport)、パワーステアリング・プラス、および21インチ 911ターボデザイン軽合金ホイールが標準装備される。
またベーシックバッケージには、補助エアコン、アダプティブエアロダイナミクスエレメント、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)を組み込んだ3チャンバーエアサスペンションも含まれ、ロングホイールベースバージョンには、リヤアクスルステアが標準装備される。
▼後輪操舵はZFのシステムが搭載され、2015年、こちらにそのレポートを掲載している。http://car.autoprove.net/2015/08/7561/
本件に関する問い合わせは、ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911まで。
また詳しくはポルシェ ホームページを参照。
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