フェラーリのカルロス・サインツJr.が、F1オーストラリアGPを優勝。前戦サウジアラビアGPを虫垂炎で欠場した後、絶好の形で復帰初戦を戦い終え、「ジェットコースターみたいだ」と激動の2週間を振り返った。
サインツJr.は予選で2番手となり、フロントロウからスタート。ホールショットこそポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に許したが、トラブルに苦しむフェルスタッペンを2周目に攻略。その最大のライバルと言えるフェルスタッペンがリタイアした後は、好ペースで周回を重ね。トップチェッカーを受けた。
■フェルスタッペン、スタート直後からのブレーキトラブルで無念のリタイア「いつかこんな日が来ることは分かっていた」
前回のサウジアラビアGPでは虫垂炎に見舞われ、欠場を余儀なくされたサインツJr.。代役を務めたオリバー・ベアマンが入賞したことで大いに注目を集めた。
しかもシーズン開幕前には、来季からルイス・ハミルトンがフェラーリに加入することが決まったため、サインツJr.は今季限りでフェラーリのシートを失うことが決まっており、まさに苦境続きの状態だった。
オーストラリアGPではそんな苦境を一気に払拭する、まさに完璧な走りをサインツJr.は披露した。
「本当に、本当に良いレースだった。とても良い感じだったよ」
サインツJr.はレース後にそう語った。
「肉体的には楽ではなかったが、自分でペースをマネジメントし、タイヤをマネジメントし、全てをマネジメントできたから、すごく厳しいレースというわけではなかった。とても満足している」
「チームのことも誇りに思う。シャルル(ルクレール/フェラーリ)とワンツーを達成できて嬉しい。努力って、報われるんだね。人生には、時々クレイジーなこともある」
「今年初めの出来事、バーレーンでの表彰台、そして盲腸。そこからカムバックして優勝……ジェットコースターみたいだけど、とても楽しかった。すごくハッピーだった」
またサインツJr.は、2周目にフェルスタッペンを抜いた時点では、フェルスタッペンがブレーキに問題を抱えていることを把握していなかったという。
ただオーストラリアGPの週末では、フェラーリがレースペースでレッドブルにも対抗できると考えられていたため、サインツJr.はフェルスタッペンの前で抑え込むことができると確信していたという。
勝てると思った瞬間を訊かれたサインツJr.は次のように語った。
「僕がリードした2周目からそう思っていたよ」
「昨日の(フリー走行3回目での)ペースなら、特にクリーンエアーならいけると思ったんだ。もちろん、ここでのセーフティカーや赤旗のリスクは常に頭の片隅にはあった。でも幸い、クリーンなレースになった」
「(リタイアとなったフェルスタッペンにとっては)気の毒に思う。今日はとても良い優勝争いができたと思うからね」
「でも僕が優勝できて嬉しい。彼はもういっぱい優勝しているしね!」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント