昨年までF1に参戦し、今季はHWAからフォーミュラEに参戦中のストフェル・バンドーンは、今年のル・マン24時間レースにSMPレーシングから参戦する。6月2日(日)にはル・マンの事前テストが行われ、バンドーンはサルト・サーキットでの初走行を果たした。
もともと、SMPレーシングの11号車はジェンソン・バトンとヴィタリー・ペトロフ、ミカエル・アレシンの3人がドライブしてきたが、バトンがWEC参戦を辞退。前戦スパ6時間レースから、バンドーンがラインアップに加わった。
■“予測不可能”なF1に嫌気? バンドーン、フォーミュラEに活路見出す
バンドーンは事前テストで30周を走行。終盤には低ダウンフォース仕様のマシンで、総合4番手となる3分22秒061を記録した。なお、11号車はドライバー3人合計で61周を走っている。
11号車のベストタイムを他のLMP1勢と比較すると、総合トップのトヨタTS050 HYBRIDの8号車から2.6秒遅れ、プライベーター勢トップであるレベリオンの1号車からはコンマ8秒遅れというものだった。なお、8号車のベストタイムはセバスチャン・ブエミ、1号車のベストタイムはアンドレ・ロッテラーが記録している。
「最初の印象は本当にポジティブだった」とバンドーンはmotorsport.comに語った。
「本当に目を見張るようなサーキットだ。僕にとって初めて(の走行)だったから、特別なひとときだった」
バンドーンにとってWECデビュー戦となった前戦のスパ6時間で、SMPレーシングの11号車は3位でフィニッシュした。しかし、この時チームは高ダウンフォース仕様のボディキットを使用していた。
「(前戦とは)かなり違う構成となっている」
「ダウンフォースが少ないので、コーナーに進入する時にはグリップがない。だからマシンがかなり軽く感じる」
「最初は、ポルシェカーブのような高速コーナーを自信を持って走ることは難しい。だけど今日最も重要だったのは、レースに向けて多くの周回をこなすことだった」
「僕は周回をこなす中で、トラフィックを処理すること、そしてトラック(コンディション)の向上に順応することに集中していた。日中の路面の改善はかなり大きかった」
バンドーンはまた、プライベーターのSMPレーシングがトヨタ勢に対抗できるとは考えていないが、同じくプライベーターのレベリオンとの接近した戦いに期待している。
「トヨタとは離れすぎていると思う」
「彼らは僕たちの競争相手ではない。ただ僕たちとレベリオンはかなり近い位置にいると思う。僕たちにとって最も重要なことは、クリーンなレースをすることだ」
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