■たった2秒で…
岡山トヨペットは、2020年4月6日より、同社が取り組んでいる交通事故ゼロ・プロジェクト第7弾として、ながらスマホでの運転防止啓発動画を公開しています。
2019年12月1日より、運転中の「ながらスマホ」に対する罰則が厳しくなりました。近年、ながらスマホ運転による交通事故件数は年々増加しており、なかでもカーナビの注視や携帯電話の画像を見たり操作したりする「画像目的使用」が事故の原因となっているケースが多く見られます。
また、死亡事故率は携帯電話を使用していない場合と比べて、使用している場合は約2.1倍高まるという傾向も明らかになっています。
公益財団法人 交通事故総合分析センターの調べによると、ながらスマホ運転が原因となる交通事故では、携帯で画像を見ているときの方が、通話をしているときよりも事故件数が多いことが判明。
また、事故発生場所の半数以上が「直線道路」となり、運転者の約8割が「脇見運転」が原因で、その多くが「追突事故」となっています。
携帯電話などを使用していた際に発生した事故について、事故発生時に「通話目的」で使用していたケースは減少しているのに対して、「画像目的」で使用していたケースは増加傾向が見られます。
スマホの普及でSNSやインターネットでの画像の閲覧が便利になったことにより、運転中に画面をじっと見る機会が増え、事故の増加に繋がっていると考えられるのです。
クルマが2秒間に進む距離は、約22.2m(時速40kmで走行中の場合)とされています。
「夜間、歩行者がほとんどいない道路を走行中に携帯電話の画面に目をやった」「直線道路を走行中に左手で携帯電話を持って操作をしながら運転した」など、ほんの一瞬の気のゆるみが交通事故に繋がっているのです。
今回、岡山トヨペットが制作した啓発動画について、同社は次のように説明しています。
「当社としてより多くの方々に『ながらスマホ運転』の危険性を実感してもらいたいという想いから、今回の動画を制作しました。
『一瞬見るだけなら大丈夫』、『自分が事故を起こすはずがない』といった油断は禁物であることを伝えるため、さまざまな登場人物の“2秒間”を描き、事故に繋がるシリアスなストーリーを描きました。
誰でも加害者になる可能性をより多くの人が自覚することが、事故の発生を防ぐ第一歩になると考えます」
※ ※ ※
この動画は、YouTube上で公開されており、クルマを運転しながらスマホを操作する「ながらスマホ運転」が事故に繋がる危険性を、シリアスなストーリーで描いています。
“2秒間”の油断が思わぬ事故に繋がり得るという、ながらスマホ運転の恐ろしさを実感させられる内容です。
動画の最後には、「たった2秒で、車は22m進む。たった2秒で、人生は暗転する。」というメッセージで終わり、シンプルな内容ながらインパクトのある構成となっています。
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みんなのコメント
万が一見てる間に何か起きたら、とか、事故起こしたら、とか少し想像すればどれだけ悲惨な結果になるか分かるはず。
要するに、知能が低い。よって、善良な人の命を奪う。そして、自分の命を落とすまで繰り返す。