攻めの姿勢をみせる古参ブランド「ハーレーダビッドソン」
2021年1月20日の『H-D21 LIVE』と銘打ったデジタル・コンテンツでのニューモデルを発表以来、同年2月20日の『パンアメリカ』、そして7月14日には『スポーツスターS』と、すっかり恒例となったYouTubeによるハーレーダビッドソン(以下H-D)の新車発表ですが、2022年ニューモデルも『FURTHER、FASTER、さらなる高みへ。』と題され、1月27日午前1時に世界同時発表となりました(日本時間)。
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冒頭はH-D社代表のヨッヘン・ツァイツ氏の挨拶から始まり、まず2021年シーズンを振り返ったのですが彼、ツァイツ氏の言葉どおりH-D社にとって昨年は革命的な出来事が多かったのではないでしょうか。
今回のような『オンラインによる新車発表』はもとより、『モーターサイクル.com』や『サイクルワールド』などの各ネット媒体で『ベスト・アドベンチャーモデル』を獲得した『パンアメリカ』や『スポーツスターS』に搭載された『水冷DOCH60度Vツイン』の『REVOLUTION Max 1250』の登場、また、動画では『エレクトラグライド・リバイバル』の発表を回想し語られているのですが『伝統』と『革新』が融合された現在のH-D社の理念が美しい映像で分かりやすく伝えられています。
その番組前半のプログラムでは昨年、アメリカで開催されたレースである『キング・オブ・バガーズ』を振り返っているのですが、H-D社がチャンピオンを獲得したレースを紹介した後に、そのベースであるツーリングモデルの新型を発表する構成は、プロモーションの巧さを感じさせるもの。
『Road Glide ST』と『Street Glide ST』、2つのニューモデルが発表されたのですが、レースに直結したパフォーマンスの高さが表現されています。
ちなみにこの『キング・オブ・バガーズ』というレースは「サイドバッグが備えられたツーリングモデル」がベース車両となるレギュレーションとなっており、ファーストシーズンはライバルであるインディアン社がチャンピオンを獲得し、2年目となる昨年はH-Dが王座を獲得したのですが、この先もまだまだ熾烈な争いが繰り広げられそうです。
そうした映像で“ST”と名付けられたモデルが登場し、2022年のH-Dの目玉になりそうなのですが、その後の映像ではH-Dのファクトリーカスタムモデルである『CVO』の新型発表から、多くのユーザーの注目を集めるであろう新型の『LOWRIDER S』、そして『LOWRIDER ST』の発表へと移ります。
日本人デザイナー渾身の最新モデル『LOWRIDER ST』
以前に当サイト(バイクのニュース)でH-D社に勤務する日本人デザイナーのダイス・ナガオ氏と彼がデザインを担当した『LOWRIDER S』を紹介させて頂きましたが、今回の『LOWRIDER ST』は1986年に登場した『FXRT』を彷彿とさせるもの。創業者の孫にあたるウィリー・G・ダビッドソンが、かつてデザインしたモデルがオマージュされた注目のニューモデルとなっています。
近年、この『FXRT』のフェアリングのレプリカが多くの社外メーカーで生産され、それを装着した車両がカスタム・シーンの中で人気を博しているのですが、そうした部分にアンテナを張り、「ユーザーが求めている」であろうモデルを開発するH-D社の姿勢には脱帽です。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、このように「オンライン」での新車発表となっていますが、純粋に「エンタメ」として見ても、クオリティの高い映像作品でニューモデルの魅力が分かりやすく伝わることもユーザーの皆さんにとっては楽しいのではないでしょうか。
まだまだ収束しそうにない『コロナ禍』においては、ネガティブな話題が多いのですが、それをキッカケに、こうした新時代の新車発表が楽しめるのであれば何も悪いことばかりではない気がします。
また今回の発表は2022年のハーレー新車発表において、氷山の一角に過ぎないとのことで、おそらく『スポーツスターS』のNewバーションが登場するような予告的なシーンで映像が締めくくられています。2022年もH-Dの新型車には注目です。(渡辺まこと)
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