F1 2023年シーズンの第2戦サウジアラビアGPの予選が行なわれ、レッドブルのセルジオ・ペレスがポールポジションを獲得した。
超高速のジェッダ市街地サーキットを舞台に開催されているサウジアラビアGP。3回のフリー走行を終えて、開幕戦バーレーンGPを制したレッドブルや今季躍進を見せるアストンマーチンがここでも強力なパフォーマンスを発揮する中、現地の時計は20時を回り、予選の時間を迎えた。
■F1分析|タイヤマネジメントの面でレッドブルが優位? しかしそれ以外は大混戦……どうなるか分からないサウジアラビアGP
予選前に行なわれたFP3とは異なり、日が沈み、40度を越えていた路面温度も32度へと落ち着いた。
5台が脱落する18分間の予選Q1が開始されると、サウジアラビアの闇夜に浮かび上がるサーキットにエンジンの轟音が響いた。
サウジアラビアGPのここまでを見る限り、レッドブルが頭ひとつ抜け出している一方で、それ以降のチームはパフォーマンスが拮抗しており、各車がQ1から精力的にタイム計測を行なった。
各ドライバーがタイムを出していく中、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手のペレスよりも0.5秒速い1分28秒761でトップに立った。Q1突破が確実と見たか、フェルスタッペンはそのままガレージにマシンを収めた。
アストンマーチン勢は他チームとはタイミングをずらしてタイム計測を行ない、フェルナンド・アロンソはアタック1回目のターン2でスピンを喫したものの、2回目のタイム計測で3番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)の後ろ4番手に立った。
セッションが残り5分を切り、Q1敗退の当落線上にいるドライバーがタイム計測を行なう中、ルーキーのローガン・サージェントがターン22でスピン。幸いウォールにマシンを当てることなく、イエローフラッグの提示で済んだ。ただ、そのラップを諦めざるを得ないドライバーもいた。
その後、各ドライバーがそれぞれにタイムアップを果たし、アロンソが3番手、ランス・ストロールが4番手とアストンマーチン勢がポジションを上げて、フェラーリ勢を上回った。
角田裕毅(アルファタウリ)は最終アタックで1分29秒939を記録して暫定15番手となったものの、その後方でペースを上げたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が11番手までポジションを上げたことで、角田は16番手に押し出されてノックアウト。15番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とは0.010秒の僅差だった。
角田以下Q1脱落となったのは、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ニック・デ・フリーズ(アルファタウリ)、ウォールにマシンを擦ってしまったランド・ノリス(マクラーレン)、計測タイムを残せなかったサージェントだった。
トップ10を決める15分間の予選Q2が開始されると、アルファロメオの2台を先頭に続々とコースインしていった。
フェルスタッペンは計測1回目をミスによりアボートすることとなったが、計測2回目にはセクター1で圧倒的なスピードを見せた。しかし、ターン13手前でマシンのドライブシャフトにトラブルが発生……3回のフリー走行全てで最速タイムを記録していたフェルスタッペンが、15番手で姿を消すこととなった。
レッドブルの期待を一身に背負うこととなったペレスは、ユーズドのソフトタイヤでQ2最終盤にタイム計測を行ない、1分28秒635をマーク。アロンソを上回りトップに立った。
アロンソやルクレールがペレスに続き、フェラーリ勢やアストンマーチン勢に加えて、メルセデス勢やアルピーヌ勢も2台揃ってQ3に駒を進めた。なお、ルーキーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は9番手で初のQ3進出を果たした。
一方で、ここで脱落となったのは、ハースとアルファロメオそれぞれ2台ずつ、そしてフェルスタッペンの5名だった。
ポールポジションを決める予選Q3が開始されると、まずアロンソが記録した1分28秒925をルクレールが0.115秒上回りトップへ。メルセデスのジョージ・ラッセルもアロンソのタイムを上回っていった。
レッドブルは一台体制でも強さは健在。タイミングをずらしてタイム計測を行なったペレスがルクレールに0.492秒差をつける1分28秒265で再びタイムシートのトップにつけ、各車の計測1回目は終了した。
残り3分を前に、一度マシンをガレージに戻していたドライバーも最終アタックに向けてコースへ出た。
アロンソはセクター1こそ自己ベストに届かなかったものの、その後のセクターをまとめて1分28秒730までタイムを上げるものの、ペレスに届かず2番手。ルクレールは1周をまとめ上げ、アロンソのタイムを上回るもペレスには0.155秒届かず……アタックを止めていたペレスのポールポジションが確定した。これでペレスは、2022年に続いてサウジアラビアGPで2年連続のポールポジション獲得となった。
ルクレールは予選2番手だったものの、パワーユニットに3基目のコントロール・エレクトロニクス(CE)を投入しており、10グリッド降格ペナルティが科されることとなっている。そのため決勝グリッドは、予選3番手のアロンソがフロントロウに並ぶこととなり、2列目はラッセルとサインツJr.のふたりということとなる。
ストロールは最終アタックでのミスが響き予選6番手。エステバン・オコン(アルピーヌ)は7番手と、8番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)を上回った。ピアストリは9番手、10番手にはアルピーヌのもう一台を駆るピエール・ガスリーが入った。
なおルクレールのグリッド降格により、予選11番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が入賞圏内10番グリッドからスタートを迎える。
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