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マクラーレンがレッドブルに追いつくまでは「デカい2ステップ」がいる……! 開幕戦終えノリス実感

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マクラーレンがレッドブルに追いつくまでは「デカい2ステップ」がいる……! 開幕戦終えノリス実感

 マクラーレンF1のランド・ノリスは、2024年の開幕戦を終えてレッドブルとフェラーリという先行するライバルに追いつくためには「大きなステップが二歩」必要だと感じている。

 昨年、マクラーレンはシーズン中盤に大きく戦闘力を上げて、以降は表彰台争いの常連となった。2024年シーズンもさらなる改善を目指す彼らだが、開幕戦バーレーンGPではトップを走るレッドブル、そしてその後方で追いかけるフェラーリとメルセデスに次ぐ4番手チームとなった。

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 バーレーンがマクラーレンにとっては苦手とするコースであることや、コース上で争ったメルセデスがマシンに冷却問題を抱えていたことなどから直接的な比較は難しいが、マクラーレンがレッドブルとフェラーリに離されていることは確かだ。

 バーレーンGPを6位で終えたランド・ノリスは、最終的にレッドブルに追いつくには大きなステップが二歩必要だと語った。

「こうしたサーキットでは、僕らとフェラーリとの間には大きな一歩が横たわっているし、フェラーリとレッドブルにもまた別の一歩がある」

「僕たちは大きなステップを二歩踏まなければならない。でも、一歩目から始めるのが良いだろう」

 今年、そういったステップを踏んでいけると考えているのかと訊かれると、ノリスはさらにこう続けた。

「フェラーリに対して? イエスだ。繰り返しになるけど、特定のサーキットではそうやっていくつもりだし、また別のサーキットではそうではないだろう」

 なおノリスはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の圧勝となったバーレーンGPを経た後でも、時にはフェラーリがレッドブルにプレッシャーをかけていくことになると予想している。

 実際ノリスが指摘する通り、予選Q2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録したタイムはフェルスタッペンのポールポジション獲得タイムを上回り、レースでは2位に入ったレッドブルのもう1台セルジオ・ペレスにフェラーリのカルロス・サインツJr.が接近していた。

 レッドブルは文字通り“別世界”にいたと思うかと問われたノリスは「そうじゃなかった。カルロスはそれほど離れていなかった」と答えた

「レッドブルがレースペースで非常に優れていることは分かっているし、このコースはタイヤが消耗しやすいから、タイヤにも気をつける必要がある」

「確かに、彼ら(レッドブル)がまだ先を進んでいるのは明らかだ。でも予選を見ると、明らかに上というわけではないと思う」

「シャルルが(予選で)最速だっただろ? だからもしかしたら、彼らの間で少しバトルができるかもしれないと思う」

 またマクラーレン代表のアンドレア・ステラはフェラーリとメルセデスは「手の届く範囲」にいると考えており、最終的なチーム間の序列については次戦サウジアラビアGPまで判断を待つことになると語った。

「マックスに対するギャップは、かならずしも我々が主に見ているパラメーターではない。それよりもメルセデスとフェラーリに対するギャップを注視していて、我々は手の届く範囲にいると思っている」

 ステラ代表はそう語った。

「ジェッダ(サウジアラビア)で我々がどの位置か様子を見てみよう。我々のマシンにとってはより合ったレイアウトになるはずだし、バーレーンとジェッダとをあわせて、競争力の適切な評価が得られるだろう」

「我々とメルセデス、フェラーリそしてセルジオ・ペレスとマックスが土俵にいる。勝利について考える前に、いくつかのステップがあるが、そのステップはそれほど大きくない。その点は今週末から得られた心強い経験だ」

 そしてマクラーレンは苦手としてきた低速領域でも改善を進めているが、ここはさらに前進しなくてはならない鍵となる部分だとステラ代表は語った。

「2023年と2024年の予選を比較すると、我々は1.8秒速くなっている。我々はあらゆる速度で改善した」

「低速においても速くなっている。ダウンフォースを全体的に追加したからだ。しかしその大部分は中速域のものとなっている。低速についてはまだ作業が必要であり、それが我々の空力部門が特に取り組んでいることだ」

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