2019年はカーリンからFIA F2に参戦し、2勝を挙げてランキング6位となった松下信治。彼は2020年も同カテゴリーに継続参戦することとなった。
松下が2020年シーズンを戦うチームはMPモータースポーツ。チームメイトはルーキーのフェリペ・ドルゴビッチだ。また、昨年カーリンで松下のレースエンジニアを務めたダニエル・ロッシも、松下と共に同チームに加わるようだ。
■F2での1年目からトップ4を希望……レッドブル、角田裕毅にかける期待
2015年にFIA F2の前身であるGP2にデビューを果たした松下。名門ARTグランプリで3シーズンを戦ったが、最高成績は2017年のランキング6位。F1参戦に必要なスーパーライセンスの取得要件は満たせず、一度は帰国した。
2018年に日本に戻ってきた松下は、スーパーフォーミュラに参戦。しかし、自らでスポンサーを調達してホンダを説得し、2019年には再びF2の舞台に帰ってきた。シーズン序盤は歯車の噛み合わないレースが続いたが、シュピールベルク(レッドブルリンク)戦のレース1で勝利を飾ると、モンツァ戦のレース1でも優勝。後半戦は常にトップを争う活躍を見せた。
最終的に2019年シーズンをランキング6位で終えた松下。スーパーライセンス発給に必要な40ポイントを稼ぐには、今季ランキング4位以上に入ることが絶対条件となる。
また今季のFIA F2には、ホンダとレッドブルの育成ドライバーである角田裕穀がステップアップすることが決まっている。チームは昨年松下が所属したカーリンだ。
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