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買ったぞ現役最強車!! 総額約536万円!! 商談してわかったGRヤリスのすべて

掲載 更新 245
買ったぞ現役最強車!! 総額約536万円!! 商談してわかったGRヤリスのすべて

 2020年の東京オートサロン初日となる1月10日(金)にベールを脱いだ、GRヤリスRZ系の特別仕様であるファーストエディションのインターネット上からの先行予約が6月30日(火)に締め切られた。

 そして7月1日(水)から先行予約者を対象とした待望の商談が始まった。

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 1月10日当日に先行予約した筆者は7月2日(木)に商談を行い、そのままGRヤリス RZハイパフォーマンスファーストエディションを注文。

 ちなみGRヤリスは、全長3995×全幅1805×全高1460mmというショート&ワイドのボディで、マッチョなフェンダーが特徴的。272ps/37.7kgmの1.6L、直3DOHCターボを搭載し、駆動方式はWRC技術がフィードバックされた4WDが奢られたリトルモンスターだ。

 ファーストエディションはRZが396万円、RZハイパフォーマンスが456万円という価格設定となっていて、全世界で少なくとも6000台以上のオーダーが入っている。

 ここでは商談の模様や細かな価格などをレポートする。

文:永田恵一/写真:TOYOTA

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オーダー締め切り2日後の7月2日に商談

 GRヤリスはYou Tubeで「GRヤリス」と検索すると少なくない動画が出てくることからもわかるとおり、5月後半あたりからGRガレージを中心に展示会が行われていた。

 筆者はその際に商談の日程に加えて、「RZハイパフォーマンスファーストエディションにメーカーオプションは有料色のパールホワイト、予防安全パッケージ、寒冷地仕様、無料でシートのステッチなどがレッドになるエモーショナルカラー」というある程度の方向は伝えていた。

2020年1月10日の東京オートサロン2020で正式発表されたGRヤリスのファーストエディションの商談が約半年経過してようやく開始された

 そのため、クルマの仕様やお勧めディーラーオプションがマイクロソフトのサーフェイスに入力された状態で商談開始。

 はじめに展示会の際にメーカーオプションのフロントシート&ステアリングヒーター装着の旨を伝え忘れていたため加えてもらった。

GRヤリスファーストエディションのメーカーオプション価格

 顧客がもらえる資料はなかったため、筆者が注文したものは正しいが、そのほかは記憶のため大まかなものとなる可能性もあるメーカーオプションの価格は以下のとおりだ。

【RZ、RZハイパフォーマンス共通】
■ボディカラー
・プラチナホワイトパールマイカ/3万3000円
・エモーショナルレッド2&プレシャスブラックパール/5万5000円
※GRヤリスのボディカラーはこの3色に加え無料なのはスーパーホワイト2のみで、合計4色だ。

GRヤリスは4色のみの設定で、エモーショナルレッド2はプレシャスブラックパールとともに5万5000円の有料色となっている

■予防安全パッケージ/24万9700円
 予防安全パッケージにはファーストエディションの特典のひとつとなるフロントガラス左下にプリントされるモリゾウサインの有無があり、逆に考えるとモリゾウサインは予防安全パッケージを選ばないと付けられない。

 予防安全パッケージの内容は日本車トップクラスの自動ブレーキ、先行者追従型のアダプティブクルーズコントロール&操舵支援のLTA(レーントレーシングアシスト)などから構成される最新トヨタセーフティセンス。

 加えてバックモニター、斜め後方を監視するブラインドスポットモニター、オートワイパー、数値も表示されるタイヤ空気圧モニタリング、ヘッドアップディスプレイなどテンコ盛りだ。

予防安全パッケージはGRヤリスにも必須アイテム。オプション価格は25万円と高価だが、後付けできないから、やっぱり付けたいと後悔しないようにしたい

■マーブル柄カーボンルーフ(これを選択できるのはファーストエディションのみ)/16万5000円
 フィルムが貼られる標準のカーボンルーフに対し、マーブル柄はクリア層が加わるなど高級感が高まる。

マーブル柄のカーボンルーフは16万5000円のオプションで、これはファーストエディションのみ専用アイテムとなっている

■寒冷地仕様 RZ/2万3100円、RZハイパフォーマンス/1万7600円
 内容は雪対応のワイパー、冷却水にミックスされるロングライフクーラントの濃度アップ、フロントガラスの熱線、ドアミラーのヒーター

【RZのみ】
■レッド塗装の前後ブレーキキャリパー(キャリパー自体はシルバーとなる標準状態と共通)/4万4000円

RZハイパフォーマンスにはレッド塗装された前後のブレーキキャリパーが標準装備。RZはシルバー塗装が標準で、レッドにするには4万4000円

■コンフォートパッケージ/13万900円
 JBLの8スピーカーなどから構成され、RZハイパフォーマンスと同じプレミアムスポーツシートとなるうえでシート&ステアリングヒーターも含まれるかもしれない。

スパルタンなGRヤリスではあるが、JBLの8スピーカーをはじめとするコンフォートパッケージも室内でくつろぐには欲しいアイテム

【RZハイパフォーマンスのみ】
■フロントシート&ステアリングヒーター/2万7500円

 RZファーストエディションの簡易カタログやWeb(後者は現在RZ系のカタログモデルのティザーサイト的になっている)とは若干異なるところはあるが、メーカーオプションの価格と中身は70%筆者の想定どおりだった。

 30%外れたのは、「20万円くらい」と想定していた予防安全パッケージがヘッドアップディスプレイの追加のせいなのか想定より高く、マーブル柄カーボンルーフは筆者には関係ないにせよ想定より安かった点だ。

筆者の選択したメーカーオプションと選んだ理由

■プラチナホワイトパールマイカのボディカラー
 GRヤリスのイメージもありプラチナホワイトパールマイカ8割でスーパーホワイト2との二択だった。

 しかし今までパールホワイトのクルマを買ったことがなかったのと、「どのメーカーもパールホワイトの塗装クオリティは高い」と有識者から聞いたこともあり、プラチナホワイトパールマイカを選択。

WRCのホモロゲ取得用車両ということで競技のイメージの強いGRヤリスは白系のボディカラーが似合う。プラチナホワイトパールマイカが一番人気だろう

■予防安全パッケージ
 想定より高かったが、その種の装備が付いたクルマに乗りたかったのもあり迷わず選択。

■フロントシート&ステアリングヒーター
 フロントシート以上に冷え性のため特にステアリングヒーターが欲しかったため選択(笑)。

フロントシート&ステアリングヒーターは冬季のドライブで絶対重宝するアイテムとなるハズ。2万7500円はお値打ち価格

■寒冷地仕様
 これは冬場屋外に駐車した際にありがたいフロントガラスの熱線とドアミラーのヒーターが含まれていたら選択するというつもりで、含まれていたため選択。

 ただロングライフクーラントはあとで通常の濃度にしたいとも思っている。

 上記メーカーオプション4つの合計は32万7800円だった。

左がRZのシートで、RZハイパフォーマンスのシートは中、右の2種類ある。右がレッドステッチが入るエモーショナルカラー

ディーラーオプション

 クルマの生産後に付けるディーラーオプションは極端な話、納車後でも付けられるので暫定的ともいえるものだが、筆者はとりあえず以下のものを選択した。

■Tコネクトナビキット/11万3300円
 地図の更新なども含む通信も可能。

■ナビ連動ETC/2万4200円

■GRフロアマット アドバンスド/3万3000円
 フロアマットは2万7000円のスタンダードもあるが、アドバンスドは踵を付けるパッド部分の面積が広くなったスポーツモデル向けのものとのことでこちらを選択。

■ドアエッジプロテクター/3960円
 ドアの傷つきを防止、緩和するためのもの。

 あとは正式なカタログができたあたりでドライブレコーダーなどを加えることになりそうだ。

 現時点でのディーラーオプションの総額は17万4460円だ。

そのほかディーラーオプションに関する情報として2つ記しておきたい。

GRヤリスにはディスプレイオーディオが標準となっているので、スマホのナビを連動させることにより不便はないはず

(1)ナビに関してはスマホとの連動でディスプレイオーディオをナビとしても使えるので、ナビの類は付けなくてもOKといえばOK。

 ナビキットは6万円台のスタンダードもある。テレビ機能は3万円台で、パソコンのアップデートのようにハードウェアなしで家からでも加えることができる。

 またCDやDVDのドライブの設定はないため、音楽や映像はスマホかUSBメモリーに入れたものを視聴、鑑賞することになる。

(2)クルマの性格もあり、「スポーツ性を高めるディーラーオプション」としてエアロパーツ、マフラー、ホイールなどに代表されるGRパーツがタップリと用意される。

 筆者はしばらくはドノーマルで乗ろうと思っているので基本的に付けるつもりはないが、あれもこれもとなると大変な金額になりそうなので注意が必要だ。

まだオプションカタログはできていないが、GRヤリス用のエアロパーツ、マフラーなどチューニングパーツもたくさん用意されるという

選んだRZハイパフォーマンスの総額は約536万円!!

 下取り車に関しては後述する納期との兼ね合いもあり、納期が近づいたら査定となるため現時点では入れていない。

 筆者は付帯サービスとして車検までの定期点検代を先払いすることで割引となるメンテナンスパック/約3万円と、通常3年間となる特別保証が5年に延長される保証つくしプラン/9200円を加えた。

 そこに税金などの販売諸経費約26万円がかかり、現時点での筆者のGRヤリスRZハイパフォーマンスファーストエディションの総額は約536万円だった(値引きの類はなし)。

RZハイパフォーマンスの車両価格は456万円だが、オプションなどを装着した結果、支払総額は530万円を超えてしまう

 そういえば、「クルマを注文するときにはハンコが必要」と持参したのだが、今どきはタブレットにペンでサインをするという形になっており、ハンコがいらないのには驚いた。

 なおディーラーローンの金利はほかのトヨタ車と同じ8%程度で、残価設定ローンもあるが、残価設定ローンでの3年後の残価は51%と、「高いほうだけど、すごく高くもない」といったところだ。

GRヤリスの生産は8月中に開始

 最後に気になる納期は、ファーストエディションは先行予約した順となっている。

 そのため筆者は焦るように1月10日の発表当日に先行予約したわけだが、東京オートサロンの3日間で約1000台が先行予約され、1月10日の18時前後の段階で350台程度だったそうだ。

 筆者は1月10日の22時に先行予約したので500番前後と想像している。

 GRヤリスの生産開始は8月中と言われていて、展示車などのデモカーの類の生産を加味すると、筆者のGRヤリスは10月中の納車と予想している。

 先行予約から約半年と長かったのと、人生最大の買い物をしたのもあり、現在は納車をワクワクしながら待っているところだ!!

GRヤリスの迫力が最も強調されるのがこのアングルからの眺め。多くのユーザーが納車の日を指折り数えて待っている

★    ★    ★

 ようやくファーストエディションの商談が始まったGRヤリスだが、トヨタは9月からカタログモデルの販売を開始することを発表している。

 カタログモデルは、RZ、RZハイパフォーマンス、1.5L、NA+CVTのRS、競技ベース仕様のRCの4タイプあるが、このうちCVTのRSと競技ベースのRCの価格が編集部の独自調査により判明した。

 価格はRSが265万円、RCが330万円となるようだ。ただし、RSについては25万円の予防安全パッケージがオプションとなっているため、実質的な車両価格は290万円とみたほうがいい。

 RZ、RZハイパフォーマンスの価格は判明していないが、ファーストエディションでそれぞれ396万円、456万円と同じか大差ないはずだ。

1.5L、NA+CVTのRSの車両価格は265万円で、オプションの予防安全パッケージを装着すると290万円。購入者のほとんどがそうするはず

競技ベース車のRCのエクステリアや装備の詳細は発表されていないが、330万円という価格を考えると未塗装バンパーも充分にあるだろう

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みんなのコメント

245件
  • 全盛期時代のランエボインプってバーゲンプライスだったのかも
  • 昔のスタタボみたいな車両価格帯なら許せたけど、この車格でこの価格帯はどうかな。

    モータースポーツを盛り上げたいならメーカーはもっと敷居の低い車両を提供する努力をすべきでは?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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