メルセデスF1はサマーブレイク前の2連戦となるハンガリーGPとベルギーGPで、段階的なアップデートを今季マシンW15に投入すると説明した。
ミックスコンディションとなった前戦イギリスGPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがレッドブルのマックス・フェルスタッペンを下して2年半ぶりに優勝。通算104勝目を上げた。
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メルセデスにとっては、フェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリスの激突でジョージ・ラッセルが“棚ぼた”優勝をあげたオーストリアGPに続く2連勝となった。
シルバーストンではラッセルとハミルトンがフロントロウ独占。ウェットコンディションのレースではマクラーレン勢にやや後れを取ったものの、メルセデスはレース運びで優位に立ち、実力で勝利を掴み取った。
現行レギュレーション導入以降、何度も“偽りの夜明け”を経験してきたメルセデスにとっては、ようやくアップデートの成果が証明された形だ。
そしてチーム代表のトト・ウルフは、メルセデスがサマーブレイクまでの残り2戦で新しいパーツの投入を続けると語った。
「パフォーマンスに関しては、まだまだこれからだ」とウルフ代表は言う。
「我々はブダペストとスパでアップデートを投入する。先週は(フェルスタッペンとノリスが)もつれたおかげで勝てたけど、今回は真正面から勝てた」
「我々には本物のペースがあった。ジョージとルイスがレースをリードしていたし、ほとんどのコンディションで我々は上位にいた」
ウルフ代表は、ハミルトンが2025年にフェラーリへ移籍する前に、ホームレースでの“おとぎ話”のような勝利を飾ることができたのは、メルセデスの開発努力が「噛み合った」からだと語った。
「5レース前は表彰台争いにすら加われず、まるで(現行規則)3年目も不調のように見えた。そして噛み合ったのだ」
「突然、意味がなかったようなことが全て意味を持つようになった。そして開発の方向性が昔のように戻ってきた。パフォーマンスを見つけ、それをマシンに投入しラップタイムに反映させるのだ」
「過去2年間はそうではなかった。ドライバーたちが勝利を狙えるようなマシンを与えることができなかった」
「ルイスがメルセデスでの最後のイギリスGPを制すなんて、ちょっとしたおとぎ話のようだ。これ以上の脚本はなかったね」
「自分たちのやっていることが、現時点で正しいということが確認できた」
ハミルトンは最後のピットストップでノリスをアンダーカットすることに成功して首位に立ったものの、履いていたのはソフトタイヤ。ハードタイヤで猛追するフェルスタッペンから逃げ切る必要があった。
「我々にはミディアムが残っていなかった。とてもシンプルなことだよ」
タイヤ選択についてウルフ代表はそう説明した。
「ハードが正しいタイヤだとは思っていなかった。今にして思えば、ミディアム、ハード、ソフトという優先順位が正しかったのだろう。それが1番速かったはずだ」
「しかし最終的には守りきれた。マクラーレン勢に比べればタイヤのデグラデーション(性能劣化)は良かったと思う。そして勝利を手にしたのだ」
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