アストンマーチンは、F1ハンガリーGPで燃料サンプルが足りなかったとしてセバスチャン・ベッテルが決勝レース結果から除外という裁定を受けたことについて、上訴を進めると共に再審理を要求することを決めた。
ベッテルはハンガリーGPを2番手でフィニッシュ。しかしレース後、義務付けられている1リットルの燃料サンプルをマシンから抽出できなかったとして、決勝レース結果から除外という裁定を受けた。
■アストンマーチン、ベッテルのF1ハンガリーGP失格裁定を不服として提訴へ。残っている“はず”の燃料を採取できるかがポイントに?
アストンマーチンは、レース直後からこの裁定に抗議する意向を示していたが、木曜日(8月5日)の夜までその選択肢を検討。その結果、日曜日には検証できなかった「重要な新しい証拠を発見した」として、上訴の手続きを進めていくことを決め、再審理を行なうことを求めた。
この再審理は、結果の変更を大きく左右することになるため、上訴審の前に行なわれる可能性がある。この再審理には、ハンガリーGPのスチュワードも関与することになる。
なおベッテルのマシンは、証拠を保存するためにFIAが押収。フランスにある技術施設に輸送されている。
チームのデータによれば、スタート時に搭載していた燃料量と、FIAの燃料流量計によって計測されたレース中の使用燃料量の数値を考慮すれば、マシンの燃料タンクには1.74リットルの燃料が残っているはずだという。つまりレース後の車検では0.3リットルしか抽出できなかったとして”レース結果除外”という裁定となったが、まだマシンには1.44リットルが残っているはずだと主張しているのだ。
チーム代表のオットマー・サフナウアーは、日曜日の夜に行なわれたmotorsport.comの取材に対して、サンプル燃料の抽出用ポンプが壊れたことが、0.3リットルしかサンプルを確保できなかった理由であると信じていると語っていた。
木曜日に発表されたチームの声明には、次のように記されている。
「8月1日の日曜日に行なわれたハンガリーGPで、セバスチャン・ベッテルは2位に入った後、レース後に1.0リットルの燃料サンプルをマシンから取り出すことができなかったため、レース結果から除外されることになった(FIA F1テクニカル・レギュレーションで定められた要件)」
「ベッテルのアストンマーチン・コグニザント・フォーミュラ1チームのAMR21は、レギュレーション違反が疑われていることによってパフォーマンス上の恩恵を受けようとしたこともないし、実際に恩恵はない。また、それを意図したモノはない」
「チームのデータによれば、レース後にはマシンに1.0リットル以上の燃料が残っていたことを示している(データによれば1.74リットル)。チームはすぐに上訴する権利を留保し、そしてFIAスチュワードが決定を下した時点では使うことができなかった、制裁に関する重要な新たな証拠を発見した結果として、上訴の手続きを行なうことと並行して、再審理を求める権利を行使することを要求した」
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