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バーチャルで“インディもてぎオーバル”が復活! 優勝はパジェノー。佐藤琢磨は序盤のアクシデントから挽回し12位

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バーチャルで“インディもてぎオーバル”が復活! 優勝はパジェノー。佐藤琢磨は序盤のアクシデントから挽回し12位

新型コロナウイルスの影響で世界的に外出自粛が続くなか、インディカーシリーズとレーシングシミュレーターを手がけるiRacingがタッグを組んで開催されている「INDYCAR iRacing CHALLENGE」。その第4戦がツインリンクもてぎのオーバルコースを舞台にして行なわれ、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が優勝。今回が初参加となった佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は12位となった。

今回の舞台に選ばれたのは、かつて「インディ・ジャパン」の舞台となっていたツインリンクもてぎのオーバルコース。毎年多くのファンが集まり盛り上がっていたが、2011年で同地での開催は終了。さらに東日本大震災の際にオーバルコースがダメージを受けたため、最終年度はロードコースでのレースだった。今回はバーチャルレースという形ではあるものの、10年ぶりにもてぎのオーバルコースが復活するということもあり、注目が集まった。

■佐藤琢磨、インディカーiレーシングに参戦決定「初めてのチャレンジだが応援を!」

さらに今季もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからフル参戦予定の佐藤琢磨もエントリー。自身としても初めてのオンラインレースに臨んだ。さらに一昨年の大クラッシュでリハビリ中のロバート・ウィケンスやNASCAR王者のカイル・ブッシュ、普段はスーパーカーレースで戦っているスコット・マクラフリンなどインディカーレギュラー参戦メンバーの枠を超え、総勢33名がエントリーした。

実際のもてぎオーバル戦では200周で争われたが、今回はバーチャルレースということで113周に設定。ポールポジションを獲得したウェケンスを先頭にレースがスタートした。

序盤から各所で激しいバトルが繰り広げられたが、2周目のターン2出口でバランスを崩し失速したエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)に後続が突っ込む多重クラッシュが発生。最初のフルコースコーションとなった。

このアクシデントに佐藤も巻き込まれマシンにダメージを負ったが、そのままピットに戻りクイックリペアを敢行。バーチャルレースということもあってリタイヤは免れた。

9周目にリスタートが切られると、トップに浮上したのは実際のもてぎオーバルでレース経験のあるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。これにジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク)とスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が続いた。

50周を迎えるところで各車が1回目のピットストップを敢行していく中、序盤のアクシデントで後退した佐藤は55周目までコース上に留まり、一時は3番手まで浮上した。

レース中盤になってもパワーが首位をキープしていたが、第2スティントに入ってディクソンが徐々にペースアップ。スコット・マクラフリン(チーム・ペンスキー)を抜いて2番手に浮上すると、すかさずパワーに接近。74周目のターン3でインに飛び込みトップに躍り出た。これに対しパワーも抜き返し、実際のレース同様に手に汗握るサイドバイサイドのバトルが繰り広げられたがディクソンがトップを死守。85周目にマクラフリンを含むトップ3台が同時に2度目のピットストップを完了した。

ピットアウト直後は4番手につけていたパジェノーも加わり四つ巴のバトルとなったが、集団から抜け出たのはパワー。このまま逃げ切りたいところだったが、チームメイトのマクラフリンが接近。残り10周のターン3でアウトから仕掛けて前に出たかと思われたが、パワーと接触してしまいクラッシュ。そのままピットに戻りクイックリペアを行なったが、勝負権は完全になくなってしまった。

一方のパワーもフロントウイングにダメージを受けてペースダウンを余儀なくされ、パジェノーとディクソンの先行を許した。

残り5周を切ると、パジェノーとディクソンによる優勝をかけた最後のバトルが始まった。パジェノーはストレート区間でラインを変えてディクソンの接近を阻止しようしたが、2台の距離は少しずつ縮まっていき、0.2秒差を切った状態でファイナルラップに突入した。そのターン1でディクソンはここぞとばかりにインに飛び込んで並びかけようとするがパジェノーが巧みにブロック。これで2台の差が広がり勝負がついた。

パジェノーはそのままトップを守りきり、前回のミシガンに続いて2連勝を飾った。2位にはディクソン、3位にはパワーが続いた。佐藤は序盤のアクシデントが大きく響いたが最後まで粘り強く追い上げ、12位完走を果たした。

東日本大震災の影響で、現在はもてぎのオーバルコースを使用したレースは開催されていないのだが、こうしてバーチャルレースという形で数多くのドラマを生み出してきた“もてぎオーバル”が復活した瞬間だった。

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